常識を壊し、未来を創る。その中心にいる男の”核”に迫る
急成長を続ける株式会社BeFree。その推進力となっているのが、取締役の菅野和真(かんの かずま)さんです。飾らない言葉でインタビューは始まりました。しかし、話が進むにつれ、そのストレートな物言いの奥にある、熱い想い、独自の哲学、そして波乱万丈な経験から培われた「価値観」が見えてきました。
今回はインタビュアー村田が、菅野さんの人生を形作ってきたものは何か、仕事を通じて何を成し遂げたいのか、その核心に迫ります。もしあなたが、自分の信じる道を進みたい、世の中の”当たり前”に疑問を感じているなら、彼の言葉はきっと、あなたの心を揺さぶるはずです。
「悪そうなやつはだいたい友達」? まずは”素”の菅野和真を知る
村田: では菅野さん、まずは自己紹介をお願いします!
菅野: 今年27歳、菅野和真です。埼玉生まれ、埼玉育ち。悪そうなやつはだいたい友達…ってのは冗談で(笑)。大学まで野球一筋で、新卒で光通信系の会社へ。法人営業を2年経験した後、独立。まあ、色々ありまして…1年半前にBeFreeにジョインしました。今は取締役をやっています。よろしくお願いします!
村田: ありがとうございます!その「紆余曲折」、ぜひ詳しく聞かせてください。
回り道こそ近道? 「吸収力」で道を切り拓く哲学
村田: 菅野さんの人生、どんな道のりだったと感じますか?
菅野: うーん…「結果が出るのが遅い人生」でしょうか。才能があるわけじゃない。でも、「できないことは、できる人に聞く」。これだけは徹底してました。変なプライドは邪魔なだけだから。周りに助けてもらいながら、少しずつ結果を出してきた。何事も、半年くらいはやらないと形にならなかったですね。
村田: 遠回りに見えても、素直に学び、吸収することが成長の鍵だった、と。
菅野: 吸収力には自信があります。特に体で覚えることは得意。でも、仕事みたいに相手がいると、自分の思い通りにいかないこともある。そこは今も学び続けてるところです。
村田: 自分の限界を知り、他者の力を借りることを恐れない。その謙虚さと貪欲さが、菅野さんの強さの源泉なんですね。
たった一人の行動が世界を変える:伝説の挨拶運動と「引力」の法則
村田: 学生時代から、今の菅野さんを形作る経験はありましたか?
菅野: 人生観が変わったのは高2の時。当時の担任と野球部の監督の影響が大きいです。特に監督の「お前が当たり前に享受してることの裏には、誰かの働きがある。それに気づけ」って言葉。最初はピンとこなかったけど、集会の体育館が暖かいのも、床が綺麗なのも、誰かが準備してくれてるからだって気づいて。「じゃあ、俺がやろう」って。
村田: 「気づき」を行動に移すのがすごい。
菅野: そしたら、担任の先生が毎朝一人で挨拶運動をしてるのを知って、「一緒にやろう!」って。最初は二人だけだったのが、気づいたら先生も生徒もどんどん加わって、正門から駐輪場まで挨拶の列ができてました。
村田: まさにムーブメント!
菅野: 別に優等生じゃなかったけど、あの時は、挨拶することが最高にカッコいいと思ってたし、一種の快感すらあったかな(笑)。
村田: その経験が、人を巻き込む「引力」の原点なんですね。誰かがやらなきゃ始まらない、でも始めれば世界は変えられる。その信念は、今のBeFreeでのリーダーシップにも繋がっているように感じます。
どん底からの再起:失敗から生まれた「人のため」という決意
村田: BeFreeへの入社の決め手は、誰かの「引力」に惹かれたからですか?
菅野: いや、実は独立時代の「大失敗」がきっかけなんです。当時、起業サロンで学んだ金融知識を「みんなのためになる!」と信じて発信しまくった。でも、結果は真逆。怪しまれて、友達も離れていった。良かれと思ったことが、独りよがりだったって、痛いほど思い知らされましたね。
村田: それは辛い経験でしたね…。
菅野: 「俺、何やってんだろう…」って落ち込んでる時に、代表の皆川さんから「人材」の話をもらったんです。その時思ったんです。「本当に人のためになることをしたい」って。BtoBの営業もいいけど、もっと直接的に、個人の人生に関わる仕事がしたい、と。
村田: 失敗が、本当にやりたいこと、大切にしたい価値観を明確にしてくれたんですね。
菅野: そうですね。で、BeFreeに関わり始めたら、当時の組織が…まあ、正直カオスで(笑)。皆川さんも「組織をちゃんとしたい」という想いがあった。自分のやりたいことと、会社の課題、そしてもう一度組織で挑戦したいという自分の気持ちが、全部カチッとハマった。「じゃあ、俺が入って変えますよ」って、営業部長のポジションをもらって入社しました。
村田: 自分のためだけでなく、「人のため」「組織のため」という強い意志を持っての決断だったんですね。
BeFreeは俺たちの”村”:未完成だから面白い、変化を創る醍醐味
村田: 取締役として、今、どんな想いでBeFreeと向き合っていますか?
菅野: 変わったこと? うーん、前よりは優しくなった…かな?(笑) 言葉の影響力を考えるようにはなりましたね。でも、言うべき時はビシッと言いますよ。モチベーションは、究極「自分のため」。自分の給料を上げたかったら、会社の売上を上げるしかない。そのためにどうするか?を考えるのが面白い。
村田: 自分の欲求に正直なところが、逆に清々しいです(笑)。やりがいはどうでしょう?
菅野: 「会社の変化」そのものですね。何もないゼロから見てるから、組織が少しずつ形になっていくのが面白い。正直、まだまだ発展途上。他社と比べたら足りないことだらけ。でも、だからこそ面白い。今はまだ荒れ地かもしれないけど、まずはしっかりした「村」を創りたい。いきなり大都市じゃなくていい。自分たちの手で、着実に良い場所にしていきたいんです。
村田: 未完成だからこそ、自分たちの手で創り上げていく喜びがある。BeFreeは菅野さんにとって、まさにそんな「変化を堪能できる場所」なんですね。
最強の武器は「基礎」と「遊び」:人を育て、人生を遊び尽くす流儀
村田: 菅野さんの「武器」、強みは何だと自己分析しますか?
菅野: 「基礎」を叩き込むことかな。どんな仕事でも、絶対に外せない基本がある。それを徹底的に教える。個々の得意不得意を見抜いて、その人に合ったやり方で基礎を固めてあげる。そうすれば、人は必ず伸びるから。
村田: 個の力を最大化する土台作り、それが菅野さんのマネジメントの神髄なんですね。
菅野: あとは、「遊び」。俺、プライベートが充実してないと、仕事も燃えないタイプなんで。
村田: 仕事人間かと思いきや、遊びも全力なんですね!
菅野: もちろん!遊ぶ時は、頭空っぽにして、IQ 3くらいで楽しむ(笑)。みんなで集まって運動会やったり、思いつきで弾丸旅行したり。人生、楽しまなきゃ損でしょ? そのために、仕事も頑張る。お金がないからって、やりたいことを諦めたくないんでね。
村田: 「楽しいこと」への純粋なエネルギーが、仕事への活力にもなっている。まさに「よく遊び、よく学べ」ならぬ「よく遊び、よく働く」ですね。
俺は「周りを幸せにする巨人」:父の言葉を胸に、”練習”を続ける日々
村田: 菅野さんが、人生で最も大切にしている「価値観」は何ですか?
菅野: 「目の前の人を幸せにする」こと。これに尽きますね。インスタのプロフにも書いていますが、俺は「自分の周りの人すべてを幸せにしたい巨人」なんです。
村田: その言葉の真意は?
菅野: 親父に言われたんです。「周りの人を幸せにできる人間になれ」って。その時は深く考えなかったけど、ずっと心に残ってる。ある漫画にもあったんですよ。「目の前の人を幸せにできないヤツが、本当に大切な人を幸せにできるか」って。ああ、日々の関わり全てが「幸せにする練習」なんだなって。いきなり本番で結果は出せない。だから、毎日が練習。どうすれば相手のためになるか、常に考えてます。
村田: 日常の全てが、大切な人を幸せにするための鍛錬である、と。だから、助けを求める人には、時間を惜しまず向き合うんですね。
菅野: そういうことです。だから、今の役員の立場が壁になってるなら、それは壊さないといけない。でも、時には「嫌われ役」も必要だと思ってる。馴れ合いじゃ組織は成長しないから。締めるべきところは、俺が締める。特に年下の俺が言うからには、それくらいの覚悟がないと、なめられるだけなんでね。それも全部、最終的にみんなが幸せになるための、俺なりのやり方なんです。
村田: 「周りを幸せにする」という目的のためなら、手段を選ばない。その覚悟、痺れます。
迷ってるヒマあったら、まず話そうぜ:未来はいつだって、ここから創れる
村田: 最後に、この記事を読んでいる未来の仲間に、メッセージをお願いします。
菅野: 未来の仲間ね…。うーん、「悩んでるなら、まず会いに来いよ」って感じかな。何がしたいか分からなくてもいい。面接とか、そういう堅苦しいの抜きで。
村田: とにかく、一歩踏み出してほしい、と。
菅野: そう。話せば、なんとかなるって思ってるんで、俺は。野心? 別になくてもいいんじゃない?まあ、あったら最高だけど(笑)。でも、そういうのって、話してるうちに、眠ってたものが出てきたりするもんだから。
村田: 可能性を引き出す自信があると。
菅野: 話してみて、「こいつ、面白そうだな」と思ったら全力で応援するし、「うちじゃないな」と思ったら正直に言う。転職の相談にだって乗る。 だから、ごちゃごちゃ考える前に、まず会いに来てよ。話はそれからだと思ってます。
村田: まっすぐで、力強くて、どこまでも人間臭い。菅野さんの魅力が詰まったメッセージですね。ありがとうございました!
編集後記:
菅野和真という人物は、まさに「引力」の塊でした。彼の周りには、自然と人が集まり、何かが動き出す。その源泉は、高校時代の挨拶運動から、独立時の失敗、そしてBeFreeでの挑戦まで、一貫してブレない「周りを幸せにする」という強烈な価値観にあるのでしょう。
彼は「結果が出るのが遅い」と言いますが、それは決して歩みが遅いという意味ではありません。一つ一つの経験から深く学び、吸収し、それを自らの哲学へと昇華させてきた証です。「基礎」を徹底的に重視し、「遊び」からエネルギーを得て、時には「嫌われ役」さえも買って出る。その全てが、「周りを幸せにする巨人」としての彼の生き様そのものです。
BeFreeは、まだ完成された組織ではありません。しかし、だからこそ面白い。菅野さんのような熱い想いと確かな哲学を持ったリーダーと共に、「荒れ地」を自分たちの手で理想の「村」へと創り上げていく。そんなエキサイティングな経験が、ここにはあります。
もし、あなたが今の自分を変えたい、本気で何かに挑戦したいと思っているなら。世の中の常識に、少しだけ息苦しさを感じているなら。一度、菅野和真という引力に触れてみませんか? 「話せばなんとでもなる」。その言葉の裏には、あなたの可能性を信じ、共に未来を切り拓きたいという、彼の熱い想いが込められているはずです。
P.S.
菅野さんが一日密着されているYoutubeに記載されている動画もぜひ見てみてください。
https://youtu.be/xJ56UF8dF4o?si=mrSyZugkOWSKM9gB