あいさつ
こんにちは、クエシスのメンバーを紹介します!
今回は、代表の久下光稀にインタビューを行いました。体育会出身で、3歳から野球一筋の人生を歩んできた久下。高校時代の挫折、大学での怪我による引退、そして就活での苦労を経て、アスリート支援という使命に辿り着くまでのストーリーを、じっくりお聞きしました。ぜひ最後までご覧ください。
野球人生から創業までのストーリー
3歳からバットを握り、野球一筋の人生を歩んできた。高校では全国制覇したチームのキャプテンに憧れ、初めての練習試合で鼻を折られた。「俺、ここでやっていけるのか?」——不安と向き合いながら、誰よりも早くグラウンドに立ち、誰よりも遅くまで残った。
大学3年の秋、古傷が再発し、野球人生は終わった。あの時、父が言ってくれた。「世の中、成功してる形はプロだけじゃない」。
その言葉が、今の僕を作った。アスリートが競技を終えた後も、社会で輝ける未来を創る。それが、クエシスを立ち上げた理由だ。
野球一筋の少年時代 — 「1日さぼると2歩下がる」
父が野球人だった。3歳の頃からキャッチボールを始め、「楽しい」という純粋な気持ちで野球にのめり込んでいった。小学1年生でチームに所属し、ショートとピッチャーを務めた。仲間は5人。6年間、ずっと一緒に野球をやってきた。
中学2年生の時、顧問との相性が合わず、「本気で野球をやりたい」と硬式ボールのクラブチームへ移籍を決意した。ちょうどその時、小学校時代の恩師がそのチームに入ることになり、絶好のタイミングで所属できた。
クラブチームには、様々な中学から集まったライバルたちがいた。チームの雰囲気は独特で、「公式戦以外はチームプレーではない。技術をどう向上させるか」という個の戦いだった。練習中はずっとギクシャクしていて、気持ちのバランスを取るのが難しかった。
でも、そこで学んだのが「1日練習をさぼると2歩下がる」という言葉だ。
努力を積み重ねなければ、結果は出ない。この考え方が、今の仕事にも直結している。成功体験を知っているからこそ、スキルアップや前進につながる努力の大切さを、学生に伝えられる。
軟式出身ながら硬式で背番号1番、バッター4番。初めての大会で5校からスカウトを受けた。自信がついた。
高校での挫折 — 鼻が折れた日、見えた世界
高校は県外に出る選択肢はなかった。全国制覇したチームのキャプテンがいた育英高校へ進学した。そこで優勝した時のキャプテンが監督として戻ってきたため野球部へ入部。中学では、自分より強い人に出会ったことがなかった。でも、初めての練習試合で鼻を折られた。
「俺、ここでやっていけるのか?」
優秀な選手ばかりが集まる環境で、初めて自分の限界を感じた。ショートの守備に自信があったが、不安が消えなかった。それでも、1ヶ月練習を耐えた先に、自分が描いていた技術面や世界線が見えてきた。
誰よりも早くグラウンドに行き、夜は居残り練習。
1年の秋にはメンバー入り(背番号11番)し、試合にも出場できるようになった。仲間や監督に応援してもらえた。でも、人生で一番しんどい3年間だった。
大学での順風満帆と、突然の終わり
兵庫県で有名な監督さんが高校を辞めてそこの大学に監督としてきたため、いいタイミングで流通科学大学に進学できた。大学では順風満帆だった。すぐにメンバー入りし、活躍していた。
でも、3年の秋、古傷が再発した。高3の夏に負った怪我がぶり返し、引退を決断した。
人生で一番の挫折だった。
落ち込んでいた時期もあった。父も野球人だったから、余計に辛かった。
そんな時、父が言ってくれた。
「世の中、成功してる形はプロだけじゃない」
この言葉で奮い立たされた。アスリートのロールモデルを作りたい。怪我をしても、競技を終えても、社会人として成功していく人のブランディングをしたい。
4年の夏、そこから就活を始めた。
就活での苦労 — 何も分からなかった日々
「どこをどう受けたらいいのか?」「マイナビってどう登録するの?」
履歴書の書き方も分からず、ベンツを受けに行って落とされた。「就活、ええわ」と諦めかけていた。そんな時、岡さんのイベントでイノースに出会った。
2〜3社落ちたが、その後は全て最終面接まで進んだ。分からない部分をサポートしてくれた。本当にありがたかった。
アスリート特化転職エージェント入社 — アスリートの価値を知る
留年後、前職(マエノメリ=アスリート特化転職エージェント)に入社した。法人担当として、アスリート人材を企業に紹介する仕事だった。
「アスリートには価値がある!」
企業からの需要を肌で感じた。「部活、間違いじゃなかった」と初めて思えた。
一緒に働く仲間も全員競技経験者で、「アスリートの価値を高めていこう」と本気で語り合えた。楽しかった。
中里との出会い — 「一緒にやろうか」
イベントのブースで中里と出会った。「よく会うね」がスタートだった。
僕自身も起業したい思いがあり、勉強していた。中里とは、経営者とは何か、思いを語り合う日々が続いた。
半年くらいかけて、中里から「一緒にやろうか」と誘われた。
中里の印象は、しゃべりがうまくて、安心感がある人だった。僕の営業をリスペクトしてくれていたと思う。自分の思いや行動を見てくれていた。
クエシス参画 — 新しい挑戦へ
「アスリートの価値を、社会で証明したい」
「競技を終えた後も、輝けるキャリアを作りたい」
その想いが、クエシス参画の決め手だった。
今、僕は代表として経営を担いながら、自ら学生と向き合っている。
「1日練習をさぼると2歩下がる」——野球で学んだ努力の大切さを、学生に伝えている。
「採用は投資、人材は資産、アスリートは原石」——その信念で、企業とアスリートを繋いでいる。
アスリートの後輩たちへメッセージ
競技を終えたら終わりじゃない。そこからが、本当のスタートだ。
僕も、鼻を折られて、怪我で引退して、就活も分からなくて迷った。ベンツの面接で落とされて、「就活、ええわ」って思った日もあった。
でも、今こうしてクエシスを経営し、毎日学生と向き合っている。
君たちが競技で培ってきた経験は、絶対に無駄にならない。
「1日さぼると2歩下がる」という努力の積み重ね。 チームで結果を出すために必要な協調性。 負けたくないという強い気持ち。 目標に向かって諦めずに挑戦し続ける力。
これらは全て、ビジネスの世界でこそ真価を発揮する。
企業は今、そういう人材を本気で求めている。君たちの経験を、本当に評価してくれる企業は必ずある。
ただ、一つだけ伝えたいことがある。
自分の強みを、言葉にできるようになってほしい。
僕も最初はそうだった。「野球をやってきました」としか言えなくて、面接で落ちまくった。でも、イノースの人たちに助けられて、自分の経験を言語化できるようになった。そこから道が開けた。
もし今、就活で悩んでいるなら。もし、「競技の経験なんて社会で通用しないんじゃないか」と不安になっているなら。
一度、僕らに会いに来てほしい。
君たちの経験がどれだけ価値があるのか、どう企業にアピールすればいいのか、一緒に考えさせてほしい。
クエシスは、体育会出身の僕らが立ち上げた会社だ。だからこそ、君たちの気持ちが痛いほどわかる。
一緒に、情熱溢れる社会を創ろう。
君たちの「次のステージ」が、最高のものになるように。僕らが全力でサポートする。