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ねじの金型製作を通じて現場の役に立てる喜び。ものづくりならではの面白さとは

私たちは「総合ねじ部品メーカー」として、自動車、産業機械、住宅、航空宇宙産業などさまざまな分野に向けてねじ製品を生産・供給しています。卓越した技術力と開発力を基盤に、常に時代を見据えて新しい挑戦に取り組み、タイムリーに変革を続ける会社であることを目指しています。

今回は技術職(NC機械工作担当)のSさんにインタビューを実施。スキルアップに向けた取り組みや、興津螺旋で働く魅力などを伺いました!


【プロフィール】

M.S:2013年新卒入社。入社時から技術職として、ねじの金型の製造業務や加工業務に従事している。

文系出身でも技術職として活躍できる会社

――Sさんは新卒で興津螺旋に入社されています。就職活動はどのような軸で進めましたか?

まず、静岡県内の大学に通っていたため、就職先も静岡県で探していました。業界は特に決めず、製造業の応募は当社だけだったかと思います。ステンレスねじのトップメーカーであること。また、世の中に必要なものを製造し、社会貢献性や安定性が高い仕事なのではと感じたことから、当社に入社を決めました。


――元々技術職を志望していたのでしょうか?

いいえ、実は大学も文系で、最初は技術営業職として入社したんです。とはいえ、技術の知識がないことが不安だったため、社長に相談をして製造部で研修をしてもらうことになりました。その研修が想像以上に面白く、そのまま技術職として続けさせていただくことに決めました。


――文系ご出身で技術職の仕事に就く難しさはありませんでしたか?

たしかに、最初は難しかったです。まさか社会人になってから、三角関数を使うとは思ってもいませんでした(笑)。しかも、私が入社したときは、同様の仕事をしている先輩がほとんどいらっしゃらなかったんです。そこで、はじめのうちはいろいろな工作機械メーカーを回り、操作の基礎やNCプログラミングを学びました。その後は社内に戻り、実際に機械に触れながら慣れていきました。

とはいえ、今でも機械の操作やメンテナンス等でメーカーの方のお世話になる場面もあります。勉強を怠らないこと、分からないことがあればすぐに相談することを意識していますね。



新しい知識が増え、自分自身の好奇心も満たせる仕事

――現在の業務内容を教えてください。

ねじの金型製作や、ねじの二次加工の仕事が中心です。また、ねじの製造設備の部品を製作する事もあります。

1日の業務の流れとしては、まず出社後に機械を立ち上げ、機械を温めつつ、油が減っていないかを確認します。その後は終業まで、注文に沿って金型などを作っていく作業を行っています。現在金型の製作は2名体制で進めており、私は新しい金型の開発にも従事しています。具体的には、CAD/CAMで図面を書いたり、プログラムを作ったりしています。


――仕事を行ううえで、特に意識していることはありますか?

金型は精度の高さが要求されます。したがって、段取りを正確に行う必要があり、私自身も計画を立てて正しく進めるように心がけています。

また、完成した金型についても、工場の人たちからしっかりとフィードバックをもらい、現場のニーズを踏まえたうえで次の金型製作に反映するよう意識しています。


――どのようなときに仕事のやりがいを感じますか?

やはり、現場の人たちに直接感謝の言葉をいただいたり、喜んでもらえた瞬間が嬉しいですね。例えば急ぎで金型が必要な際に、メーカーに依頼するとどうしても時間とコストがかかってしまいます。社内で短期間で製作することで、現場のみなさんのお役に立てたときにやりがいを感じます。

あと、ものづくりには「新しいことを知る」面白みがあると考えています。自分自身の好奇心も満たすことができ、とても楽しい仕事ですね。


求められるのは多角的な視点で物事を考えるスキル

――興津螺旋の技術職に求められるスキルを教えてください。

多角的な視点で考えるスキルですね。なぜなら、ねじの加工を行ううえでは、さまざまな方向から状況を検討する必要があるからです。例えば、機械が十分に温まっているかどうかによっても、その仕上がりは変わってきます。また、加工工具の条件や選定なども多方面から考えなければなりません。

また、メーカーや商社の方と話をしたり、社内のやり取りも多く発生する仕事のため、円滑にコミュニケーションを取る力も求められると感じます。

実際に業務を進める際は、図面を読んだり書いたりするスキルや、鋼材の種類や硬度などの知識も要求されますが、私自身は日々の業務を通じて習得することができました。


――スキルアップに向けて、さんが取り組んでいることは?

刃物メーカーや検査機器メーカーが主催する講座など、外部のスクールやセミナーに参加をすることが多いですね。自分が学びたい事柄があれば、都度会社に相談をしながら機会を作るようにしています。


――今後の目標を教えてください。

現在携わっているねじの金型の開発に関して、対応できる品目の種類を広げ、会社全体の売上にも貢献していきたいと考えています。



ライフスタイルに合わせて働きやすい環境が魅力

――興津螺旋で働く魅力を教えていただけますか?

まず、技術部門は社長直下ということもあり、困ったことがあれば社長に直接相談できる環境が魅力だと思います。問題解決がスピーディなので、仕事をスムーズに進めることができています。

また、働き方の面では、育児中や介護中の社員にも働きやすい環境が大きな特徴です。私自身も保育園に通う2人の子どもがいますが、どうしても急な体調不良などで仕事を休まざるを得ない場面があります。そのような際も相談しやすく、他のメンバーと調整しながら全体業務に支障が出ない体制が整っているため、とてもありがたいなと感じます。当社の場合、子どもが小学校に入学後も時短勤務ができますし、時間休も使えるため、女性にも優しい会社だなと思いますね。


――会社全体の社風や雰囲気についてはいかがですか?

部署ごとの飲み会などもあり、仲の良い職場だと思います。技術の現場も、真面目な話から雑談まで、和気あいあいとした雰囲気でフランクにコミュニケーションを図ることができています。

さらに、社長との距離の近さも特徴的ですね。飲み会やBBQなどの機会にも社長と気軽に会話ができますし、普段から現場の話も親身に聞いていただけるため、やりたいことを提案すれば後押ししてもらえる風土があると感じます。


――今後、どのような人と一緒に働きたいですか?

前向きで、向上心がある方と一緒に働きたいですね。あとは、加工精度向上のためには自分で考えて対処していく必要があります。その際に、どのような対応が必要なのか、冷静に自分で考えて動ける人の方が向いているかと思います。

また、機械の調整作業など、多くの業務で根気強さが求められます。ですから、丁寧に粘り強く仕事を進められる人にお勧めの仕事ですね。


――最後に、興津螺旋に興味をお持ちのみなさんへメッセージをお願いします!

当社は長い歴史を持つ会社である一方、新しいことにもどんどんチャレンジしていく会社です。お客様のニーズの変化に合わせ、日々新しい取り組みを進めています。会社と一緒に成長したいと考える方のご入社をお待ちしております!

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