3月31日は「経理の日」。この日にちなんで、Wewillでは東京都内で経理・財務の仕事をしているビジネスパーソン426名を対象に、「経理・財務のバックオフィスあるあるに関する実態調査」を実施しました。
今回は、その調査結果をもとに、Wewillの人事部メンバーが集まり、バックオフィス業務の現状や当社での取り組みについて座談会を開きました。バックオフィスで働く人たちのやりがいやキャリアアップの考え方、Wewillならではの働き方などをざっくばらんに語り合いましたので、ぜひ最後までお楽しみください!
▼▼「経理・財務のバックオフィスあるあるに関する実態調査」プレスリリースはこちら▼▼
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000080502.html
【座談会参加メンバー】
バックオフィスで働く人たちの「やりがい」。モチベーションの源泉は?
富田:今回はWewillが実施した「経理・財務のバックオフィスあるあるに関する実態調査」をもとに、調査結果に対する感想や、「Wewillではどうなのか」という観点からお話しできればと思います!まずは1つ目の、バックオフィス人材の「やりがいや重視していること」に関する調査結果を見ていきましょう。
山本:半数の人たちが業務にやりがいを感じているんですね!個人的に、「周りから感謝された時」にやりがいを感じると答えた方が50%にのぼる点が印象的でした。バックオフィス業務は表に出にくい側面がありますが、やはり感謝の言葉などの周囲からのフィードバックが重要なモチベーションになるんだな、と。
坂倉:ポジティブな気持ちで仕事をするためにも、「誰かの役に立っている」感覚は大切ですよね。そういう意味で、当社で働くメンバーたちはお客様から直接感謝の言葉をいただく機会が多いことが特徴かもしれません。コンサルタント職もアソシエイト職も、日々さまざまな業界のお客様と関わりながら、お客様の会社の一員であるという意識を持って働いています。だからこそ、お客様先の担当者の方や、現場で働く従業員のみなさんから「ありがとう」と言ってもらえることがやりがいになる、という話をよく聞きますね。
浅井:あと、「人間的な成長を感じた時」にやりがいを感じる人が多い点に、なるほどと思いました。ほかにも「新たなスキルを獲得できた時」と回答されている方が35.9%を占めることから、「仕事を通じて成長したい」「能力開発をしたい」と考えるバックオフィス人材が多いことが分かりますね。
富田:AIなどのテクノロジーが進化しているからこそ、「能力開発」はこれからのバックオフィス領域においてキーワードになりそうですよね。当社においても、職掌に限らず体系的にスキルを学べる環境を整えています。
浅井:例えば、入社後すぐに最低限の知識の確認の場として「簿記3級チャレンジイベント」を開催。その他にも月1〜2回のペースで「みん学」という勉強会も実施しています。
さらに書籍購入の補助に充てられる自己啓発費用の負担なども制度としてありますよね。
山本:そうですね。ただ、それらの取り組みの基礎には「自分自身で腕を磨く」という考え方があるように思います。前提として、社員一人ひとりの成長したい、スキルを高めたいという思いがある。会社はそのような思いを後押しするための成長機会の場を提供しているイメージかと思います。
バックオフィス人材の約7割がストレスを抱えている。どうすれば解消できる?
富田:次に、バックオフィス部門で働く際にどのようなポイントを重視するのか、調査結果を見ていきたいと思います。「職場の雰囲気や文化」がトップとなりましたね。
坂倉:やはり、チーム内の人間関係や職場のカルチャーが大きなポイントと言えますね。注目すべきは次点の「業務量の安定性」という部分かな、と。これは次の「ストレス」に関する調査にも関連しますよね。
山本:約7割の方がストレスを感じていらっしゃるんですね。しかも、その理由として「人手不足からくる大きい業務負荷」を挙げる方が多いとは。
富田:これは業界全体の大きな課題ですよね。バックオフィス業務は担当者の独自ルールや非効率な手順が多いケースがあり、「作業時間の増加」や「突然メンバーが業務から離れてしまったときに引継ぎがうまくいかない」といった問題が発生しがちです。でも、その一方でバックオフィスの業務改善は全社的な優先度が低い。それゆえにバックオフィス業務に従事する方々はストレスを溜めてしまうのではないかと思います。
山本:人手不足が進むほど、限られた人数で業務を行う必要があり、心身ともに疲弊してしまう。それにも関わらず、業務負荷に見合った報酬が得られなかったり、キャリアアップや昇給の道が不透明だったりすることで、さらに不満が溜まってしまいかねないわけですね。
浅井:この課題を解消することが、まさにWewillの存在意義ですよね。当社では『「オペレーションの社会最適」を通じて「働く意味」を取り戻す。』というビジョンを掲げ、さまざまなサービスを通じて企業のオペレーションの最適化や業務効率化を支援しています。それだけでなく、「バックオフィスに関わる人たちがより充実感を持って働ける社会」を作ることも当社の役割だと思っています。
坂倉:実際に今当社で働いているメンバーたちも、「過去の自分を救ってあげたい」という気持ちを持っている人が多いですよね。先ほど挙がったような悩みを抱えてきたからこそ、“バックオフィスの仕事に悩んでいる人たち”を支えることにやりがいを感じられるのではないかと思います。
キャリアアップの目標はどう描く?Wewillならではの取り組みとは
富田:今回はバックオフィス人材のキャリアアップに関する実態についても調査しています。キャリアアップに関する目標に関しては、58.2%の方が「明確な目標を持っていない」と回答されているようです。さらに、キャリアアップに対する職場の具体的なサポートは「特にない」がトップとなりました。
浅井:なるほど。多くのバックオフィスの職場では、キャリアアップを促す制度やプログラムが整備されていない可能性があるということですね。ご自身のキャリアをイメージする機会があまりないからこそ、目指すべき未来が描きにくいのかもしれません。
山本:そのような意味では、当社の「SYNUPS(シナプス)」は“バックオフィス人材のキャリア”を変えられる可能性を秘めていますよね。今は「SYNUPS(シナプス)」で定義された業務ごとにレベル分けを行い、それぞれに単価を付けています。自身の仕事に対する自己認識を深められるだけでなく、より高いレベルを目指してキャリアアップを行うきっかけにもなるのではないでしょうか。
富田:ちなみに、当社の「キャリア開発」に関する取り組みは少し特徴的かもしれません。というのも、人事評価は「自分で決める」ことをとても大切にしている会社だからです。上司から「あなたはこうしてください」と指示するのではなく、社員一人ひとりが将来的にどうなりたいかを踏まえて、自分でどのジョブディスクリプションを目指すか選択していきます。
坂倉:「自己決定」がポイントですよね。自身の能力開発やキャリア開発に関しては特に、「最終的には自分で決めよう」という姿勢を大切にしています。当社では「独立自尊」というバリューを掲げていて、その行動指針の1つに「適切な自己認識」という考え方があります。自分自身が何をやりたいのか、どういうキャリアを築きたいのかを、自分自身と向き合いながら自己決定するからこそ、各々の成長スピードも早いのではないかと思います。
山本:そのような点で、バックオフィスの領域で頭打ち感がある方も、「こうなりたい」という思いがあれば、当社の仕事を通じて自らのキャリアを築いていただけるのではないでしょうか。
浅井:あと、Wewillは当社で働く社員のキャリアはもちろんのこと、お客様に対しても良い影響を届けつづけていきたいと考えています。したがって、お客様先で働いている従業員のみなさまが自ら自分のキャリアを広げていくような支援をしていきたいですし、当社のサービスを通じて、“キャリアに明確な目標がない”方々を少しでも減らしていけたらいいですね。
Wewillでは、バックオフィスの仕事には、いまだにさまざまな不合理や不条理が溢れていると考えています。これまでバックオフィス業務に従事されてきた方々は、ご自身の経験を踏まえ、お客様の課題に真に寄り添うことができるはずです。バックオフィスの領域でさらに成長したい、キャリアの目標を持ちながら働きたいと考えていらっしゃる方は、ぜひ一度カジュアルにお話しましょう!