「CFOとして、新たなステージへ」
株式会社メディアエイド執行役員CFOの松田と申します。2025年2月1日、株式会社メディアエイドに正式に入社しました。
これからのキャリアを考えている方、スタートアップに興味がある方に向けて、このストーリーでは大手企業->メガベンチャー->大手外資テック->スタートアップCFOというキャリアを歩んできた自分が「なぜ今回メディアエイドを選んだのか?」 を中心にお伝えしたいと思います。
New Challenge メディアエイドとの出会い
代表の九島、COOの石毛と出会ったのは2024年7月で、前職での大きな役割も節目が近づき任期満了での役員退任を控えていたタイミングでした。
ある日、「どうしても受けてみて欲しい会社があるんです!」と信頼しているエージェントさんから何度も連絡やメッセージがきました。正直、最初はよくあるSNS関連の会社だと思っていました。しかし、信頼しているエージェントさんの強い推薦があり、「何か特別なものがあるかもしれない」と感じ、面談を決意しました。
当時、お世話になった投資家の方やお仕事をご一緒した方、企業からのお声がけを頂いていた一方で、数年前に起業した会社を本格的に経営するかで悩んでいました。35歳という年齢もあり、「ライフとキャリアが切り離せない」という、意思決定においては難しく、かつ重要なタイミングでした。普段はあまり人に相談せずに意思決定する自分ですが、この時は多くの先輩や友人に相談をしていました。
そのような状況の中で、最終的にメディアエイドを選択しました。家族と何度も話し合うほど意思決定は難しかったです。人生における重要なタイミングでもありましたが、最終的には一番ワクワクするメディアエイドを選択しました。そんなワクワクするメディアエイドの事業にも触れさせて頂きます。
メディアエイドの事業について
メディアエイドは「知らなかったを救う。」をミッションに掲げる、SNS領域で事業展開するニューメディアのスタートアップです。
現在の事業は大きく3つ
① SNSソリューション事業(既存事業)— 企業やブランドのSNS活用を支援するサービス。WEBからSNSへの変革を支える屋台骨です。
② SNSプラットフォーム事業(新規事業)— 特化型SNSの開発・運営。①で得た知見や資産を活用して立ち上げる新規事業です。
③ SNSタレント事業(新規事業)— SNSを軸にしたスクール運営・タレントマネジメント。①②を実現・加速するSNS人材を最大化するエンジンです。
これら3つの事業を通じて、ヒューマンセントリックな「情報発信」と「意思決定」の民主化を実現し、必然の出会いを生み出していきます。
業務委託で参画して迎えた9月末の経営合宿で整理した内容。ここからさらに進化を進めています
また、SNS市場は高成長で魅力的な市場です。SNSと聞くとX・Instagram・TikTokなどいわゆるグローバルプラットフォーマーが提供する汎用型SNSをイメージすると思います。しかし、今日においてはコミュニケーションやネットワークが価値の中心であるSNSから、意思決定などユーザの行動に即した特化型SNSが多く登場しています。
特に、日常的な意思決定である買い物や重要な意思決定である仕事探しなどは既存の汎用型SNSではハードルが高く、ニューメディアとも形容される特化型SNSの必要性や可能性が日々高まっています。
社内Slackのtimesより。意思決定軸に沿ったSNSが増えている
事業の全体像詳細は是非代表の九島のnoteをご確認ください。
【引用】https://note.com/ripe_agapan7875/n/n5ea4b209cdb8
そんなチャレンジングなマーケットに現在向き合っているのは、全社約70名(正社員)の組織で、非常に若く熱気に溢れた素直なメンバーばかりの素晴らしいチームです。会社も市場もまだまだ若く可能性に満ちているため、一緒に働いていると成長や変化が大きくとても刺激的な環境です。そんな中で、CFOとしてどのように業務に取り組んでいくかお伝えしたいと思います。
CFOとしての役割とミッション
「CFOは、企業価値を最大化する経営者である」
私の考えるCFOの役割は単なる財務・管理の統括ではありません。
スタートアップにおいてCFOは「資金調達」「経営管理」だけでなく、戦略パートナーとして経営をドライブする存在 であることが理想です。
そこで、「Finance × Entrepreneurship」を軸に、企業価値を最大化するCFOを目指していきたいと考えています。
具体的には、以下の3つの領域に取り組んでいきたいと考えています。
① 経営のリード
・IPOを見据えた資本政策・ファイナンス戦略
・成長投資・M&A戦略・積極的なIR
② ビジネスパートナーとしてのCFO
・収益モデルの最適化
・事業部と連携した収益成長戦略の設計
③ 企業価値の最大化
・AI・DX活用によるコーポレート強化
・成長し続ける組織構築
仕事内容を大きな枠組みで捉えると、
「スタートアップの最大の強みであるスピードとアグレッシブな挑戦心」
を活かし、
「グローバルを見据えながら持続可能な成長を実現する仕組み」
を作り、
「トップラインを伸ばすための投資や事業部との伴走をしながらの戦略設計」、「IPOを見据えたディフェンスもしっかり行う」
という全方位的でワクワクする、面白い仕事です。
そんな中で私が実現したいのは単に財務や経営管理を中心に行うCFOではなく「自らが勝てるチームを作る、会社と事業の成長を一緒に実現するCFO」です。そのために、専門性を持ちながらも起業家・創業者と同じ視座と行動力を持って企業価値(人・組織、事業・サービス、ファイナンス)の最大化を実現していきたいと考えています。ここで、その考えの背景にある、生い立ちとキャリアについても少し触れさせて頂きたいと思います。
生い立ち編 - メディアに対する原点
大阪生まれ、高知育ちの私は田舎の自然でのびのびと成長しながらも、生活の中で「中心ではなく外側」、「マジョリティというよりはマイノリティ側」であることを客観的に意識して育ちました。それは何か大きな出来事と言うより些細なことで、(田舎育ちの方なら分かると思いますが)新聞で載るニュースは遥か遠い海外や首都圏の出来事、テレビで放映されるのもほとんどが東京の出来事で漠然と世の中(情報発信側)とは離れた場所にいるという感覚がありました。
特に当時はテレビ朝日系列が放映されていなかったため、「ミュージックステーション」や「報道ステーション」などの有名番組は存在すら知らず、土日にたまに再放送されているのをテレビ朝日系列とも知らずに見ていました。そんな環境もあってかニュースに強い関心があったため、中学時代の米国同時多発テロに端を発して不安定化していく国際情勢、高校時代のアフガン戦争やイラク戦争は継続的に調べており、不思議と中東情勢に詳しい田舎の高校生になっていました。
そんな中でイラク戦争に本来的な大義がなかったという報道には驚き、そこから関連して過去のベトナム戦争や湾岸戦争の事も知り、「非常時。特に国家の存亡が威厳や存亡がかかるような戦争においては、発信側の匙加減一つでいくらでも情報が歪められる」ということを体感しました。特に、湾岸戦争の口実として使われた「重油まみれの鳥」の写真がプロパガンダ(とされている)だった事には大きな衝撃を受けました。
イラクによる環境テロとされた
「フェイクニュース」というのはつい最近できたように感じてしまいますが、このように過去を振り返ると、恐らくメディアが誕生した時から存在し様々な方法によって人を動かしてきたのだと思います。
こうして自分なりにメディアについて考えを深めてきた私は、物事の本質や社会の出来事、それも一見無関係のようで数珠のように繋がっている事象を深く考えて関連性を見出していく事に強い関心を持つようになりました。特に、高知という島国の日本においても中心から離れた地域で育った事もあり、高知を外から変えていきたい。正しい情報や外を知っている人として成長して刺激や変革を伝えられる人になりたいと思いました。
東京より広くて世田谷区より人口が少ない高知 実は起業家精神溢れる人が多い
社会人編 - キャリアの変遷
キャリアの変遷については別途詳しくお伝えできればと思いますが、サマリでお伝えすると下記のキャリアを歩んできました。
・1社目:商社での財務・経営管理経験
大企業で 「数字とビジネスの両輪を回す力」 を学ぶ
・2社目: 楽天でのメガベンチャー経験
「スピード感とテクノロジー」 を体得
・3社目:Indeedでのグローバルビジネス経験
「ビジョン経営 × グローバル視点」 を強化
4社目:スタートアップでの挑戦
「ファイナンスによって可能性を切り開く力」 を獲得
社外:経済産業省"始動”や起業への挑戦
「起業家精神」と「失敗を恐れず行動すること」を習得
これら多様な規模・業界・ビジネスモデルの会社による経験で得られた強みである「Finance × Entrepreneurship」 を軸に、メディアエイドでは経営メンバーであるCFOとして人・組織、事業・サービス、ファイナンスの観点で企業価値を最大化させていきたいと考えています。
「なぜ今回メディアエイドを選んだのか?」
「ライフとキャリアが切り離せない」難しいタイミングで「何か特別なものがあるかもしれない」と感じたメディアエイド。その理由についてお伝えしたいと思います。
①青天井素直な企業文化と魅力的なメンバー
代表の九島やCOOの石毛はもちろんですが、会社の行動指針でも非常に重要な「青天井に素直する」を一人ひとりが体現していることです。まだまだ若い会社でメンバーも若いですが、選考を受ける中でとにかく伸び代を強く感じました。「企業の財産は人なり」。前向きで素直な人が一番強いと信じていますし、外部の魅力的な方々にも応援されているため、さらなる成長が楽しみです。
②多様なファイナンス手法を駆使できる
新規事業にも果敢に挑んでいますが、それを可能にしているのが既存事業の存在です。SNSソリューション事業が中心となって創業以来黒字での継続的な成長を実現してきたこともあり、2025年1月時点で内部株式比率100%となっています。加えてメガバンク様にも評価して頂き、複数の銀行様にもご支援頂いています。未来の資本政策はいくらでも描く事ができ、これからも多様なファイナンス戦略が可能である点が魅力的です。
③時代を切り開くニューメディアとしての可能性
自らのエピソードでも記載しましたが、従来のメディアから一方向で伝わる情報に流される事なく、一人ひとりが自らの意思決定を取り戻すことがこれからの日本社会にとって最重要だと感じています。紙から音声(ラジオ)、テレビ、WEBと進化してきたメディアですが、常に出稿者であるマス側の影響を受けざるを得ませんでした。これからは特化型SNSを代表としたニューメディアがますます重要になります。
メディアエイドの行動指針。「青天井に素直する」が特に好きです
テクノロジーがさらに進化し、人と機械の境界線が曖昧になっていく時代において、人間中心のヒューマンセントリックという思想で意思決定と業界を特化して「情報発信」と「意思決定」の民主化に挑戦するメディアエイドは、私のアイデンティティに再度挑戦させてくれる場であり、その成功を実現することが自分の使命だと感じています。
「何か特別なものがあるかもしれない」と感じて面談をした後、「13回」もの議論や会食、他の方との面談を経てメディアエイドへの入社を決断しました。この静かで今は名もなき熱狂を、是非チャレンジ精神溢れる青天井素直な仲間と一緒に現実にしていきたいと考えています。
「いつの時代も新しい何かを作ろうと挑戦してきた人がいたから、未来が創られてきた」。これから更に不確定な要素で溢れる時代になります。だからこそ、最後に重要なのは人だと信じています。失敗を恐れず、起業家精神を持って一緒にワクワクしながら今しかできない仕事をしましょう!メディアエイドだからこそ実現できる、仲間との必然の出会いをお待ちしています。
九島、石毛とのワンショット。背中を預け合って挑戦できる仲間です
MediaAidでは「知らなかったを救う。」の実現に熱狂する仲間を募集しています!
創業初期フェーズのMediaAidでは、まだまだ課題が山積みです。圧倒的な可能性がある市場で、最高の仲間と共に規格外の挑戦をしませんか?まずはカジュアル面談でお話ししましょう。