はじめまして!
AI自動翻訳プロダクト、Mirai Translator®︎を開発している、プラットフォーム部でVPoEをしているSatieこと里山です。
プラットフォーム部は、機械翻訳技術を、Webサービスとしてユーザーに使っていただくためのシステムの開発・運用を行っています。
「機械翻訳の会社」というと、AI技術に長けたエンジニアばかりと思われるかもしれませんが、プラットフォーム部の開発チームは、いわゆるWeb技術のエンジニアが中心のチームです。
現在、エンジニア組織を拡大するにあたりエンジニア職を積極採用しています。みらい翻訳ではスクラム採用と称して、現場のエンジニアが主軸となり採用業務を行なっており、私も面接や面談で候補者の方にお会いしている一人です。
人生の中で、仕事における時間は多くを占めると思うので、意思決定にはとても慎重になると思います。
しかしながら、採用面接はどうしても我々企業からの質問が多くなり、数時間の面接と、少ない情報と条件だけで入社の意思決定をしないといけないことが多いと思います。
私たちは、ご一緒できるのであれば、お互いよく理解をした上で、ご入社いただきたいと思っています。
そのための手段の一つが、カジュアル面談だと考えています。
今回の記事では、みらい翻訳にご興味をお持ちいただけたエンジニア(フロントエンド・バックエンド・QA・SREポジション)を対象とし、カジュアル面談とは何か、とよく聞かれるご質問について書いていきたいと思います。
カジュアル面談について
カジュアル面談は、候補者の方と私たち働くメンバーとの相互理解の場として設けています。
主に、当社からのお声がけをメインとして実施させていただくことが多いですが、ご興味お持ちいただいた方から、選考前にまずはカジュアルに話してみたい、とリクエストいただくこともあります。
正式に選考に進んでいただく前に実施することが多いですが、選考中や、最終面接までに別で他社員と話してみたいなど、ご要望に応じて実施することもあります。
また、さらにカジュアルに面談ができるよう、Meetyからもエントリーいただけるようにしています。
こちらからだと直接私とコンタクトが取れますので、よろしければこちらもご参考ください!
※エンジニアリングマネージャーとのカジュアル面談も公開しています
カジュアル面談の流れとご質問
時間は30分〜1時間で実施し、会社紹介&ご質問ベースで進めています。※オンライン開催(Zoom)
カジュアル面談は、相互理解としておりますので、もちろん書類の必要はありません。
ここでは、面談初回に候補者の方へご質問をさせていただくことを記載します。
有意義な時間を過ごしていただきたいと考えていますので、よろしければ事前に想像しながら面談に来ていただけると嬉しいです。
◆ 今の転職ご意向ステータス
・転職は考えていないが、開発組織やプロダクトについて聞いてみたい、技術の話をしたい
・ゆくゆく~1年以内には転職を検討している
・すでに転職活動をしており、情報収集している、面接を受けている
など、今の転職に対するお考え、ステータスをお伺いさせていただいています。
ご意向のステータスによって、出来るだけ候補者の方の知りたい情報をお伝えできるようにしたいと思っています。お話しする内容が大きく変わることはありませんが、重きをおくポイントを柔軟に対応したいと考えています。ただし、どんなステータスであっても詳細をさらけ出して、不安の払拭や活躍できるイメージに繋がればと考えています。
◆ カジュアル面談の時間で何を聞きたいか?
どんなことが一番知りたいのか、どんな情報がご提供できれば、この時間が有意義なものになるのか、候補者の方から知りたいことをお伝え頂ければと思いますので、私たちと一緒に働いた時に何が不安で、何を求めたいと思うのかなど、当日はこんな話が聞きたい、と聞きたいネタを予め検討しておいてもらえるととても嬉しいです!
例えば、よくご質問される内容はこちらです。
- 利用技術
- 開発組織体制
- 働き方
- プロダクトや開発の課題感
◆ どんなことを実現できたら良いか、どんなことをしたいか?
お会いさせていただく方の転職ご意向現状のステータスによりますが、ゆくゆくの転職を検討されている場合〜転職を希望されている場合は、どんなことを実現できたら転職して良いと思えるのか?どんなことをしたいのか?をお伺いさせて頂いています。
ご質問の背景としては、実現できそうなことが弊社であるのかどうか、ご提供できるのかどうかをお互いに確認したいと思うためです。
もちろん、どんな開発スタイルで実施しているのかだけ知りたい等の場合は、上記のことはお伺いしていません。もしご興味をお持ちいただけた場合はお互いにどんなことが出来そうで、どんなことは出来なそうなのか、をお話しできれば嬉しいです。
◆ ご質問はありますか?
お会いさせていただく方からのご質問になんでも答えたい気持ちですので、何なりとご質問ください!
さあ、我々とカジュアルに話しませんか??技術雑談も大歓迎です。
改めてですが会社情報を記載させていただきます!よろしければご参考にしてください。
改めて「みらい翻訳」という会社は?
私たちは、"みらい翻訳"という名前の通り、私たち独自で機械学習の技術を磨きながらAI自動翻訳のプロダクトを自社開発し、運用しています。AI技術、機械学習の知識を有していなくても、VISIONにあるように「言語の壁を超える」には、どのようなすればよいのか、各チームでそれぞれに考えながら日々業務にあたっています。
私たちは自社開発・運用にも拘っています。自社で開発運用することでユーザーの翻訳体験がどうなれば、業務の生産性が向上し、言語の壁を小さくしていけるかを考えて、行動(ACTION)していけるか、とても大事なことだと考えているからです。
エンジニアは物作りの要です。そのエンジニアがVISIONに強く共感すれば、新しく心地よいユーザー体験を創り出せるのではないかと考えています。
私たちのVISIONおよびACTIONは次を参考にください。
どんなプロダクトなのか?
現在、一番注力しているプロダクトは Mirai Translator® です。
こちらのプロダクトはテキストを翻訳して返すだけでなく、ファイルをそのまま翻訳できるため、多くのユーザーの生産性向上に寄与しています。特に企業様向けで、機密情報の翻訳ケースも多いので、セキュリティにはとても気を付けています。
Mirai Translator® は、ビジネス向けのサービスになります。ビジネスマンの翻訳業務は日々発生しますので、システムの安定性はとても大事です。
このようなプロダクトですので、セキュリティ面では、ゼロトラストネットワークから機密情報って何だろう?ということを考えながら開発しています。
安定性ではヒューマンエラーは起こるものという前提で自動化やモニタリングの強化を進めています。
※なお、私たちのプラットフォーム部の開発チームでは翻訳エンジンは担当していません。
翻訳エンジンの開発にご興味を持たれた方は、別途弊社のエンジニアリング部の記事をご参照ください。
どんな技術を使っているのか?
Mirai Translagtor®はフロントエンドと様々な機能を提供するバックエンド群に分かれています。
現在の開発はSaaS版がメインで、クラウド上で動作しますので、クラウド技術も多く利用しています。
いくつかのモジュールは開発されて時間も経過しているため、技術負債となっています。負債返却のために、マイクロサービスアーキテクチャとクラウドネイティブな技術を採用しつつ、プロダクト成長の足を鈍らせないような開発も行っています。
レガシーからDDDとマイクロサービスアーキテクチャ、クラウドネイティブ技術の採用などエンジニアにとってはチャレンジングですがワクワクする開発になるのではと思っています。そして全てがビジネスの成長と強くリンクしているのです。
具体的な採用技術やツールは以下になります。
- フロントエンド:JavaScript, TypeScript, AngularJS, Angular, React
- バックエンド: Java, Scala, PHP
- クラウド技術:AWS EC2, Aurora, Lambda, CloudFront, Dynamo, SQS
- QA:Selenium, Headless Chrome
- デプロイ:Jenkins, CircleCI, CloudFormation, Terraform
その他コミュニケーションツールも合わせて、アセットは下記のようになります。
↓ こちらの記事ではアーキテクチャーを紹介しているので、ご参考になれば嬉しいです。
どんな開発スタイルか?
開発チームは現在5チームあります(※2021.7現在)
現在は機能開発のプロジェクトベースの編成になっており、ターゲットになる機能開発完了後、再編することがあります。この体制は課題と考えており、チームが誰のペインを解消するかをじっくりと考えて取り組める体制になるように検討しています。
現在のチームは2年前から進めてきたDevOpsにより、開発したエンジニアがデプロイまで行うようになってきました。今後はさらにその先のフルサイクルエンジニアリングへと進化を目指しており、各チームがミッションを掲げ、ターゲットとするユーザーのペインをより自律的に解消できるチームになっていくことを目指しています。
勉強会や社内での研修制度はありますか?
開発チームは技術指向が強く、各メンバーは知見や興味の範囲も様々なので、全員朝会後に5分だけ勉強会として(実際は15分程度)、自分の興味のある技術や課題について共有しています。
全員朝会と5分だけ勉強会がリモートワークでも開発によいテンポを与えているように感じています。
5分だけ勉強会は以下でも記事にしています。
私たちはNTTドコモの子会社でもありますので、同じ研修を受けることができます。私も受けたことがありますが、研修は数日あり、ただ講義を聞いておしまい!というレベルではなく、事前課題と事後課題、意識の高い方々とのグループディスカッションとかなりのボリュームがあります。その分、受講したビジネススキルに対して理解が深まります。技術以外のスキルアップも見込めると思います。
どんな働き方をしていますか?
もともと東京と大阪の2拠点で開発を進めていたので、リモートワークへの移行は特に支障なく、現在では、東京・大阪近郊以外のメンバーも増えてきました。そのため、今後もリモートワークは続いていくと考えています。ただし、遠方在住でも業務内容次第では出張扱いで出社して頂くことはあります。
※実際、入社初日はPC受け渡しや初日オリエンテーションのため出社して頂いています。
裁量労働制で就業していますが、開発チームでは朝会を10:00から実施し、開発のリズムと一日の情報共有を大切にしています。
ただし、子供が生まれたばかりの家庭や家族の突然の病気、自身の勉強の為など、事前周知や調整など自身の成果に責任をもちながらも、各自の事情日に柔軟に対応しています。
エンジニアからの発信情報
その他、みらい翻訳のエンジニアからの情報発信は、以下の様なものがあります。 カジュアル面談の前にご覧いただけていると、面談時間が有意義になるかもしれません。よろしければご覧ください!
最後に
私たちと候補者は採用面接でも対等だと考えていますが、どうしてもこれまでの価値基準に引っ張られて、採用する側される側という一方通行のコミュニケーションになりがちでした。それを相互に理解する第一歩としてカジュアル面談があると考えています。
私たちみらい翻訳についてもっと知りたいと思われた方、一緒に働けないかご興味を持たれた方は、カジュアル面談を通して、私たちを知ってください。そして、言語の壁を超える方法を私たちとともに探せそうか、確かめに来てもらえたら、とても嬉しいです。