本記事では、プラットフォーム開発部の取り組みの一つである、AI駆動開発LT大会についてご紹介します。
2025年10月末に第1回目、また11月末に第2回目の"AI駆動開発LT大会"を開催しました。今回は主催者であるプラットフォーム開発部マネージャーのbelayこと渡邊に、LT大会実施の背景や、実際に感じている効果、そして今後の展望について伺いました。
Q:AI駆動開発LT大会実施の背景について教えてください
belay:AI駆動開発の取り組み自体は今期の1Qから始めました。そもそも「どんなツールがあって何ができるのか」が社内でまだ分からない状態だったので、まずはいろいろ試してみよう、というところからスタートしました。トライアル結果を互いに共有する場として設けたのが、今年7月に実施したMeet upでした。その後、8月からAI駆動開発を本格始動し、さらに知見を広げる場として今回のLT大会実施へと繋がりました。
Q:LT大会の趣旨は「AIについてフリーテーマで語りあうことで、みんなの興味を一段上に引き上げる」というもの。ここにはどのような意図があるのでしょうか?
belay:エンジニアの中でもAIを積極的に使いたいという人、様子見の人、あまりAIは信用していないという人など、色々な考え方があると思います。一方で当社はAIサービスを提供している立場として色々なAIを試していくべきだと感じています。その中でどのように皆で知見を広げていけるかを考え、あまりハードルを上げずに参加できる場として、「AIについてフリーテーマで語りあう」という今回のLT大会の開催に至りました。
Q:登壇者はどのように決めているのですか?
belay:各開発チームからそれぞれ発表してもらう形をとっており、聞くだけの人が多くなってしまわないよう工夫しています。誰が発表するかの詳細は各開発チームにお任せしています。また、他部署からの参加も歓迎しており、実際にエンジニアリング部のメンバーも積極的に発表してくれていて、良い刺激になっています。開発部だけで閉じようとは全く思っていないので、みんなでやっていこうというスタンスで取り組んでいます。
Q:これまで2回のLT大会が開催されましたが、現時点でどのような効果があったと感じていますか?
belay:いくつか面白い動きが見えています。
あるチームは第1回で聞いた手法を持ち帰って試し、第2回では「こう使いこなせるようになった」と報告してくれました。また、ちょっとしたプロンプトの書き方の工夫で良くなったという発表に対しては、発表後他チームが自分たちのGitHubに取り込むなど、得た知見が実際に活用されているのを見ることができ、やって良かったと思っています。
フリーテーマのため、他にも様々なテーマ発表があり、実際に開発で使うものではないけど新しいツールの話としてAIブラウザの話があったり、実はAIあまり好きじゃないという立場からの発表もあり、色々な考え方が聞ける点が面白いです。
正解はないので、そういう考え方もありだよな、と思いますし、様々な考えに触れられる良い機会になっていると感じます。
実際の発表タイトル
▼10/31 第1回AI駆動開発LT大会
▼11/28 第2回AI駆動開発LT大会
将来的には外部企業との合同LTや外部イベントでの登壇、技術ブログでのアウトプット促進など、外向きの活動も進めていきたいと考えています。
また、これは社内向けの話にはなりますが、今後プラットフォーム開発部にこういうことをやって欲しいとか、こういう話が聞きたいなど、社内から意見をもらえたら嬉しいですね。どうしても開発部の中だけだとアイディアは限られてしまうので、全社的に意見を吸いあげて活性化していきたいと思います。
終わりに
最後までご覧いただきありがとうございました。今回の記事では、みらい翻訳ではどのような取り組みがあるのか、その一部をご紹介いたしました。今後も社内での取り組みやカルチャー等をご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!