こんにちは。
金沢QOL支援センター株式会社の神尾康介です。
私たち金沢QOL支援センター株式会社では「障がいをなくす」をブランドメッセージに掲げています。
わたしたちのしごとは単に病気を治すとか、環境を整えるというしごとではありません。 すべてのひとが何かしらの「障がい」があってもだれかに必要とされたり 誰かを支えたりしているのがあたりまえな社会をつくるしごとです。
従って、実際にQOL社員は日々の仕事の中で、どのように「障がいをなくすしごと」を体現しているのでしょうか。入社1年目の太田百恵さんのエピソードを通してご紹介します。
【社員プロフィール】
太田百恵(おおたももえ)
順天堂大学国際教養学部グローバルヘルス領域卒業。大学生時代はHIV/AIDS予防啓発活動や、日本国際ボランティアセンターのパレスチナ事業インターン、イベント開催、海外渡航を経験。2021年4月に入社し、障害福祉サービス事業部にて就労支援業務を行っている。
ー現在の業務を教えてください
【神尾】
やっと太田さんのインタビューが出来ました…
とても楽しみにしていましたのでよろしくお願いします!
【太田】
待ち浴びてました。
こちらこそよろしくお願いします!
【神尾】
早速ですが、簡単な自己紹介と現在の業務を教えて下さい。
【太田】
太田百恵(おおたももえ)と申します。現在は障害福祉サービス事業部で就労支援業務行っています。
【神尾】
就労支援業務ですか。具体的にはどのような事をされているのでしょうか?
【太田】
具体的な仕事内容は主に3つに分かれます。
1つ目は利用者さんの支援です。利用者さんの目標達成に向けて日々生産活動や面談を通してサポートしています。
2つ目は生産活動。生産活動では古本のネット販売や、金沢の県木であるヒノキ・ヒバを使用した商品制作を行っており、利用者さんそれぞれに合わせた仕事内容の提供と仕事を円滑に行うためのマニュアル作成などを行っています。
そして、最後の3つ目は運営です。事務処理や、地域連携として相談支援事業所、居宅介護支援事業所にまわっています。
【神尾】
利用者さんの支援と生産活動、運営の3つですね!
【太田】
そうですね!
【神尾】
一人一人の利用者さんに合わせた支援は大変ではないですか?
【太田】
そうですね…とても大変だと思います。
一人一人の利用者さんに合わせた支援は、利用者さんの目標から逆算して現在の様子や状態を見て判断します。
【神尾】
具体的にはどのようにされていますか?
【太田】
例えば、事業所に通うことが安定している利用者さんで、就労を直近で視野に入れている方に関しては、生産活動において積極的に関わってもらったり、リーダーのような役割を任せるなどをします。一方、通い始めた方はまず通所を安定にするために、生産活動にどんどん関わってもらうよりも一つの作業を提供したり、定期面談でサポートしたりします。
【神尾】
そうなんですね!
定期面談までされているんですね。
集団の支援に中に個別の支援を組み込んでいくための工夫点ですね。
パレスチナ渡航報告会から見えた一次情報の大事さ
ー学生時代頑張ってきたことは何か教えてください
【神尾】
続いて、学生時代に頑張ってきたことはなんですか?
【太田】
大学生時代はHIV/AIDS予防啓発活動や、日本国際ボランティアセンターのパレスチナ事業インターン、イベント開催、海外渡航を経験しました。
【神尾】
そうなんですね。
その中でも一番力を入れた事は何ですか?
【太田】
日本国際ボランティアセンターでのインターンです。私は元々国際協力に興味があり、NGOはどんな働き方をしているのか興味があり、またそこでのパレスチナ事業の内容に魅力を感じたことから1年間インターンをしました。
【神尾】
尖ってますね…
【太田】
そんな尖っていませんよ。w
【神尾】
そのインターンの時に印象に残っているエピソードは何でしょうか?
【太田】
その中で一番印象に残っているのは、パレスチナ渡航報告会を開催したことです。パレスチナ事業インターンとして、広報やイベント補佐、刺繍商品の販売管理等を行ったのですが、パレスチナのことは活字やネット上で”紛争地域”、”壁に囲まれている”との情報しか知らずどうしても活動する中で距離を感じました。
そこで、1ヶ月パレスチナへ行き、難民キャンプや現地事務所に訪れました。そこで感じたこと、伝えたいことを他インターン生と共に渡航報告会として開催しました。結果、30名ほどが参加したのですが、いかに参加者の方の知りたいことと、自分たちの伝えたいことをマッチさせるかや、どうしたら伝わりやすくなるか、また開催までのマネジメントと、広く勉強になりました。
加えて、そのイベントを通して人の繋がりが生まれたのがとても嬉しかったです。
【神尾】
なるほど…とても充実した日々を過ごしてきたのだなという事が凄く伝わってきますね!
しかし一つ聞きたいのが、パレスチナって太田さんがおっしゃっる様に紛争地域というイメージが強いですよね。それにも関わらず、数ある国の中であえてパレスチナに行った理由は何ですか?
【太田】
実は、パレスチナ渡航にこだわりがあった訳では無いんです。
たまたまインターン先でパレスチナへの国際協力の機会があり、
海外での支援が出来るチャンスだと思ったので手を挙げて参加しました。
【神尾】
そうなんですね!
【太田】
したがって、参加する前はパレスチナのパの字も知りませんでした。
しかし現地でインターンをしていく中で、外部の情報だけでは知りえないパレスチナの素敵な一面に触れる事が出来たので機会があればもう一度行きたいと思っています。
やはり、現場に行ってみないと分からない事は沢山ありますね。
【神尾】
そうですよね。
実際に現場に立つことで分かるリアルがありますよね。
そもそも、なぜ太田さんは国際協力を?
【太田】
実は私、大学では健康とか栄養に関わる事がしたくてグローバルヘルス領域を専攻しました。そこで恩師に出会います。その先生は「世界から顧みられない人に健康を」を自分のスローガンに掲げており、その言葉に私も影響を受けました。
したがって国際協力の分野は広い分野だからこそ自分の目で見てみたいという気持ちが強くなり渡航しました。
私たちが当たり前に出来ているような選択肢を増やしていく
ー太田さんはどうしてQOLに?
【神尾】
どうして当社に?
【太田】
入社理由は3つあります。1つ目は、就活時代に弊社を紹介してくれた方を信頼しており、この方が言うところなら良い会社なんだろうなと直感で思ったこと。2つ目は、社長の「障がい者が活躍できない社会が間違っている」との想いに共感したこと。3つ目は、挑戦できる環境だからです。私はご利用者様と直接関われる現場はもちろんですが、環境づくりやマネジメントといった運営もやりたいと思っていました。先輩職員と座談会をした際、社員の平均年齢が若いことや、新卒からいろいろ行っていることを聞いて、挑戦できる環境だなと感じました。
【神尾】
そうなんですね。
会社選びの軸で社長の想いに共感をして入るって良いですよね。
【太田】
自分は、会社や社長の想いは大事にしたいと思って就活をしていたので。
【神尾】
そうだったんですね。
ちなみに、太田さんは「障がい者が活躍できない社会が間違っている」というメッセージに惹かれたということですが、この記事のテーマでもある「障がいをなくす」とはどのような事ですか?
【太田】
選択肢を増やすことです。
【神尾】
選択肢増やすですか。
新しい切り口ですね。
どうして選択肢を増やすことが「障がいをなくす」という事なのでしょうか?
【太田】
私は、これまで自己決定で色々なことができました。海外渡航、インターン、ボランティア、友達と遊ぶ、学校へ行く、バイト、ここに入社すること、、、など。
しかし、障がいがある方にとっては、日常の選択肢は限られているように感じます。やりたいことがあっても、その人の特性であったり個人だけではどうしようも出来ないことで実現できない、それが障がいだと思います。
個人の可能性を限定せず、強みを最大限引き出すサポートと、社会側へのアプローチ双方が重要だと感じます。
そのような取り組みを通して、”働く”、”欲しいものを手に入れる”といった、私たちが当たり前にできているような選択肢を増やしていくことが障がいを無くすことかなと思います。
【神尾】
なるほど。
確かに、選択肢を増やしていく事は非常に重要ですね。
ー最後に今後の展望について聞かせてください
【神尾】
今後の展望についてお聞きしてもよろしいですか?
【太田】
近い将来的には、事業所を運営するセンター長になりたいと思っています。そのために、今行っている支援業務・生産活動業務・運営業務それぞれに目標を立て、有言実行を意識して取り組んでいきます。
【神尾】
太田さんみたいな強い思いを持ったセンター長のもとで働きたいですね!
心から応援しています!
【太田】
ありがとうございます!
・・・
以上、本日は入社1年目の太田百恵さんのインタビュー形式をお届けしました。
今後もどんどん発信していきたいと思います!
最後に、当社では現在22卒、23卒、第二新卒を積極的に募集しております。
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勿論、22卒、23卒、大歓迎です!
引き続きどうぞよろしくお願いします!