みなさんこんにちは。
ユナイテッドマインドジャパンが最初にリモートワーク従業員を雇用してから1年になろうとしています。
今日は、代表とリモートワーク化の1年を振り返っていきたいと思います。
ーまずはリモートワーク従業員の雇用を始めたきっかけをお願いします。
コロナの影響が1番のきっかけです。コロナが拡大するにつれて、新しい人材の募集記事への反応が悪くなっていきました。
国もテレワークの実施を呼びかけていましたし、そんな状況下では従来型の出勤を伴う求人では、採用が難しいなと思い始めました。
ー確かに、出来るだけ外出は控えるように言われている中で、
会社を変えて、さらに出社して仕事をするとなると、躊躇する人が多いかもしれません。
それでも、フルリモートの求人を出すということは、
勇気がいる決断だったのでは?
そうですね。「業務委託」でデザインやプロモーションをお願いすることはありましたが、
弊社のメイン職種の一つであるキャリアアドバイザーの仕事では経験がありませんでしたからね。
少し不安はありました。
でも、これも考え方次第だなとも思い直しました。
―考え方ですか?
はい。当社は、外国人材の紹介提案をクライアントにするときに、
これまで、散々
「日本の中だけで人材を選ぶより、世界中から人を集めたほうが、
優秀な人材は集まるに決まっているじゃないですか!!」
と言い続けてきました。
今回も、当社の東京神田本社に通えるという制限のついた人材を選ぶより、
日本全国で人材を募集したほうが、人が集まるだろうなと思ったんです。
ーなるほど。確かにそうですね。外国人紹介の時の考え方がここでも応用出来たわけです。
では、実際フルリモートの人材キャリアアドバイザーの求人を出してどうでしたか?
圧倒的に人が集まりやすいと感じました。
それと同時に、外出自粛要請が結構出ているにも関わらず、リモート対応していない企業が多いんだなとも感じました。
これはチャンスだなと思い、さらに訴求力をあげるために、未経験可にもしました。
未経験可
フルリモート
頑張れば、独立まで出来る人材キャリアアドバイザー
週3回以上でOK
ここまでくると珍しかったのだと思います。
自身のやりがいと、自分の成長を感じられる仕事で且つ、自身のワークライフバランスを意識しながら取り組める仕事ということで応募が殺到しました。
ー確かに! 在籍中のメンバーが
「未経験で、責任ある仕事が任せてもらえて、フルリモートは他になかった!」
と言っているのを聞きました。
戦略通りです。
コロナが収まってもニーズは一定数あると思っています。
「リモートで仕事をしたい。だけど、その場限りのデータ入力でなく、もう少しやりがいのある仕事をしたい。」こういうニーズはこれからの時代に必要な仕事だと思います。
キャリアアドバイザーは、コミュニケーション能力や調整能力など、身につくスキルが多くあります。
将来の自分のためにもなります。
ーそうなんですね。
先ほど、「少し不安はあった」というお話がありましたが、どんな点を不安に思っていましたか?
コミュニケーションが減ることで業務効率が下がるのではないかという問題と、会社への帰属意識が育たないことで、会社としてのアイディンティティが保たれなくなるのではないかという問題です。
ー実際はどうでしたか?
全く問題なかったです。いい形で「従業員エンゲージメント」が高まりました。
フルリモートにし、ワークライフバランスを重視した職場環境を整えることによって、
仕事への集中力が高まり、会社と従業員の間で、「相手の幸せが自分の幸せ」と思えるような関係性が築けていきている様に感じます。
ー確かに、帰属意識のような忠誠心的なものよりも双方向の、お互いを尊重しあっている感じがします。
コミュニケーションに関してはいかがですか?
コミュニケーションに関しても、必要な機会を作ることによってうまくいっていると思っています。
毎週相手を変えて話をするZOOMの機能を使った「シャッフルミーティング」
上司との「1on1ミーティング」
全員でノウハウを共有しあう「週1勉強会」
など、いろいろ試行錯誤をしながら着実に前に進んでいる実感はありますね。
※(コミュニケーションの工夫については次回掲載予定です)
フルリモート雇用が始まって1年がたちますが、期待以上の効果です。働く場所はどこだっていいんだということを一年で強く感じています。
これからも、リモートワークを活かしながら、よりエンゲージメントを高める仕組みを作っていきたいと思っています。
ただ、たまにはみんなで顔を合わせて食事をしたりお酒を飲んだりしたいですから、年一回は、海外在住メンバーも含めて集まれる機会を作ろうか等ということは思案中です。
東京組は、出勤日を合わせてランチに行くこともあるそうです。
フルリモート組は、そんな話を聞いて
「いつか東京に行ったら絶対みんなとランチする!」と心に誓っています。
次回は、フルリモートでのコミュニケーションの工夫についてお伝えする予定です。