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テレビ番組やYouTube番組など、約8年間にわたり映像の現場でディレクターとして活躍してきた岩見遼さん。エンタメの最前線に身を置いてきた彼が、新たなキャリアの扉を開くきっかけとなったのは、オリグレス代表取締役社長の吉武さんから届いた一本のスカウトメッセージでした。
現在は、レジャー・エンタメの定額制サービス「レジャパス」や「パスシリーズ」(フランチャイズやOEMに展開するシステム)の運営を中心に、さまざまな業務に挑戦。映像ディレクターとして培った経験を武器に、新たなフィールドで着実に成果を重ねています。
岩見さんは、新たなフィールドであるオリグレスで生き生きと働いているのか。その背景にある価値観や転職の決め手、そしてこれから描くビジョンについて話を聞きました。
映像業界からのキャリアを変えた、一本のスカウトメッセージ
――まずは、オリグレスに入社されるまでの経歴を教えてください。
大学卒業後、自動車業界で営業職を経験したのち、映像系の制作会社に入社しました。情報番組やバラエティ番組など、さまざまなテレビ番組でAD(アシスタントディレクター)やディレクターを務め、多忙ながらも非常にやりがいのある日々を過ごしていました。体調を崩してしまったこともありましたが、それでも「やっぱりこの仕事が好きだ」という思いがあり、再び映像の道へ戻りました。
テレビ番組の他には、お笑い芸人のYouTube番組や配信コンテンツの制作にも携わりました。制作会社でディレクターとして7年間の経験を積んだ後、キャリアアップを目指して独立。フリーランスのディレクターとして1年間活動しました。
映像の仕事はやりがいのあるものでしたが、フリーランスは良くも悪くも孤独で。「やっぱりチームで仕事をする方が楽しかった」という思いがあり、もう一度組織に所属して働く道を探し始めたんです。
――オリグレスに入社を決めたきっかけは何だったのでしょうか?
転職活動中に、いくつかの企業から内定もいただいていたのですが、なかなか決めきれずにいました。そんなとき、(社長の)吉武さんから直接スカウトのメッセージが届いたんです。
正直、最初は驚きました。映像制作を中心にキャリアを積んできた自分に、なぜ声がかかったのか。オリグレスの事業内容も、これまでの自分の経歴とは遠い印象でした。ですので、最初は「自分のキャリアとは違いますよね」とお断りのような返事をしたのです。ただ、それでも「一度お話してみませんか?」とお誘いをいただいて。
――それで面談を受けることになったんですね。
実際にお話を伺うと、吉武さんの熱量やエンタメへの新しいアプローチに強く共感しました。オリグレスに直近で映像制作の仕事があるわけではないけれど、これまでのディレクター経験を活かせるかもと感じたんです。そして、話が進むにつれて自然と「ここで働いてみたい」と思うようになり、入社が決まりました。
もうひとつ決め手になったのは、面談でお会いした社員の皆さんの雰囲気です。これまでとはまったく違う業界に飛び込むことへの不安はありましたが、それ以上に「この人たちと一緒に働きたい」と思える空気感がありました。
ディレクター経験を武器に新しい舞台で
――実際に入社してみて、印象はいかがですか?
まず感じたのは「とにかくスピード感がある」ということです。一個一個の案件は丁寧に進めている一方で、同時進行で複数のプロジェクトが動いており、常に新しいチャレンジがあります。映像制作はルーティンワークな側面もありましたので、この環境は私にとって非常に刺激的でした。
また、若いメンバーはエネルギッシュである一方で、経験豊富な社員も多く、お互いに尊重し合う関係性ができています。年齢や立場を越えた協力体制が自然に築かれていて、そのシナジーが仕事にも良い影響を与えていると感じます。
――現在、岩見さんはどんな仕事をしているのですか?
営業/アライアンス担当の一人として、「レジャパス」のフランチャイズ展開やOEM展開といった、「パスシリーズ」全般のサービス運営に携わっています。(事業パートナーである)放送局や航空会社の担当者の方と打ち合わせを重ね、会員数を増やしていくための施策を一緒に考えています。
この業務を前任者から引き継いだ当初、各社の担当者さんは前任者にばかり質問していたのですが、最近は私に直接尋ねてもらえるようになってきて、少しずつですが信頼を得られている実感があります。
また、特任のプロジェクトとして、福岡で開催されたK-POPアイドルのポップアップショップの運営も経験しました。グッズの手配や棚のレイアウト、スタッフの配置など、全体のオペレーションを担当し、やり遂げたときの達成感は大きかったです。
加えて、前職のつながりで、お笑い芸人さんのYouTube番組のディレクションにも携わっています。自分の強みである取り仕切る力を活かせる場があるのはありがたいですし、同時に複数のプロジェクトに関われる今の環境は、自分にとって大きな成長機会になっています。
カメラの向こうにいたのは「人」だった――現場で学んだ“縁の力”
――岩見さんは面接時も現在の業務においても、人との縁を大切にされていますよね。
そうですね。ディレクターとして活動していた時代に、特に「人との縁」の大切さを学びました。街を特集する番組を担当していたとき、その街に2ヶ月間通って取材をするのですが、住民やお店の方々と信頼関係を築くことが不可欠でした。
たとえ1つの店舗であっても、関係が悪くなると街全体に悪い評判が広がってしまうこともあります。だからこそ、通っている間は「その街の人全員と仲良くなる」くらいの気持ちで向き合っていましたし、不義理は一切しませんでした。そのときの学びが現在も生きていると思います。
――ディレクターとしての経験が、岩見さんの人間性にも深く影響しているのですね。では、今後の目標についても教えてください。
まずは、現在担当している「レジャパス」「パスシリーズ」の会員数をさらに増やし、パートナーの皆さまにご満足いただけるサービスに育てていくことが目標です。特に今、「レジャパス」「パスシリーズ」の法人展開という新たなフェーズに入ったタイミングなので、そのスタートラインに自分が立てていることは光栄ですし、「岩見がいたからうまくいった」と言ってもらえるような働きをしたいです。
あとは、今後映像が必要になるタイミングが必ず来ると思っていますので、そのときには自分のこれまでの経験が最大限活かせると考えています。現在の業務と、これまで培ってきたスキルを掛け合わせて、オリグレスが「エンタメの総合プロデュース企業」としてさらに成長する一助になれたら嬉しいです。
――最後に、オリグレスではどんな方が活躍できると思いますか?
今の流行に敏感で、「自分でムーブをつくりたい」という意志を持った方が向いていると思います。受け身ではなく、自ら考えて動けるタイプの人こそ、この環境で力を発揮できるはずです。
また、社内外問わず「思いやり」を持てる人にもぜひ来てほしいです。私自身、異業種からの転職でしたが、そうした私を温かく受け入れてくれる会社だったので、知識や経験がある方であれば、なおさらスムーズに活躍できると思います。
エンタメ業界で「既存のものではなく、新しいものを自ら生み出したい」と考えている人には、ぜひ仲間になってほしいですね。