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【社員インタビュー】「Unitoが人事部を立ち上げるなら、自分がやりたかった」 新卒で別の道を選んだ元インターン生が、一人目人事として再びUnitoへ
「暮らしの最適化の追求」をパーパスに掲げるUnito。働く人たちからも、自分にちょうど良い暮らし方や理想の住まいについての話を聞くことが多くあります。今回のインタビューでは、なかでも働き方に関するお話、Unitoにジョインを決めたきっかけにフォーカス。
今回は、Unitoの1人目人事として人事部門立ち上げを担う竹本さんにインタビュー!実は大学時代に一度、Unitoでインターンとして活躍していた竹本さん。就職をきっかけにUnitoを離れましたが、その後、人事部門立ち上げをきっかけにUnitoへUターン転職。その背景とUnitoに対する想いについて伺いました。
社長室 カルチャー&HRコミュニケーション 組織開発チーム | 竹本 夏菜
2000年生まれ。青山学院大学コミュニティ人間科学部卒業。大学時代にUnitoでのインターンを経て、新卒でパーソルキャリア株式会社に両手形の人材営業担当として入社。1年半弱営業として勤務した後、2024年8月にUnitoにUターン転職をする。Unitoでは、一人目人事として人事部の立ち上げから、採用、組織づくりまで一貫して担当している。
ー 創業半年のUnitoインターンで、オペレーション構築の面白さを知る
Unitoでインターンをした経緯は?
大学2年生の頃、早めにインターンシップを経験しておきたいという気持ちから、大学の募集で見つけたゲストハウスのインターンに参加しました。
業務内容は、福島県いわき市にあるゲストハウスで「1ヶ月ほど滞在しながら宿泊プランを考える」というもの。そのインターンを通じて、ゲストハウス運営の面白さを知り、運営経験をもっと深めたいと考えるようになったんです。
そこで東京に戻ってすぐ、旅行・観光業界で長期インターンを探し、Wantedlyで見つけたのがUnitoでした。ゲストハウスではありませんでしたが、もともと宿泊業にも関心があったので、挑戦してみることに決めました。
Unitoのインターンでは何をしていましたか?
2020年11月、コロナ禍真っ只中にUnitoにジョインし、最初は主にオンラインで宿泊ゲストのサポート対応や、現地スタッフとしてunito CHIYODA(unitoの1拠点目)でフロント・清掃業務を担当していました。
大学2年生当時の竹本さん!
その後、海外からの帰国者に向けた「海外事業部」の立ち上げメンバーに配属されました。海外事業部は、コロナ対策として政府が行なっていた帰国時の隔離期間に、隔離場所がない方々をunitoの宿泊者として受け入れるプロジェクトを担当するために立ち上がった部署です。
私は海外事業部として、羽田空港からunito CHIYODAまでの送迎会社との連絡や、帰国したゲストとのメールでのやり取りを担当していました。
最初のインターン(ゲストハウス)との違いは感じましたか?
はい。どちらも現場にマニュアルはありませんでしたが、ゲストハウスは滞在プランの企画がメインでした。一方でUnitoは立ち上げ当初で、まずホテルのオペレーションマニュアルを作る必要があったんです。
「自分の手でゼロからオペレーションを作り上げる」ことに、やりがいと楽しさを感じました。
ー 「やりたいことを、もっと自由にできるような社会を作りたい」母の影響と、憧れの先輩社員を目指して人材領域へ
新卒企業をUnitoにしなかったのはどうして?
就活を通じてキャリアを考える中で、「場作り」の領域に関心があることに気づいたからです。
特に、ゲストハウスのインターンがきっかけで「新しい人たちが出会い、面白いことを作り上げる場作り」に大きなやりがいを感じていました。また、私の場合は、母の影響で「働き方への課題感」も持っていたんです。
母は会社員として働きながら、副業でパン屋を経営しています。その姿を見て、「もっと自由に働き方を選べる社会になればいいな」と思うようになり、「やりたいことを、もっと自由にできるような社会を作りたい」という想いから、人材業界への就職を決意しました。
その中でも新卒企業に入社した理由は?
企業のビジョンやミッションへの共感はもちろんありましたが、一番大きな理由は新卒採用担当者がとても素敵な方だったからです。
その方は大阪と東京の二拠点生活をしていて、地方創生にも関心を持ち、さまざまなことに挑戦されていました。私はUnitoでのインターン経験があったため、多拠点居住や働き方に関して意気投合したんですよ。
何より就活の軸として、「業務内容よりもどんな人と、どんな環境で働くか」を重視していたため、この先輩のような人が多くいる環境で働きたいと思い、入社を決めました。
その思いで入社して、転職を考えたきっかけは?
新卒で入社した企業では、両手型の人材営業を担当していました。求職者にはキャリアアドバイザーとして寄り添い、法人側には求人掲載のサポートを行う業務です。
意義のある仕事だと感じる一方で顧客視点でのKPIばかりではなかったため「自分の働き方は、本当に求職者や企業に貢献できているのだろうか」と悩むようになりました。
また「そういうものだ」と割り切って働く同期が多かったこともあり、そのカルチャーに気持ちを乗せることができませんでした。
その経験から、自分が一緒に働きたいと思える人々や、同じビジョンに向かって努力する仲間がいる環境で、切磋琢磨しながら働きたいという想いが強くなり、転職を考え始めました。
そこからUnitoを選んだ理由は?
実は新卒2年目の春から、副業としてUnitoの経理部門を手伝っていたんです。きっかけは、インターン時代にお世話になったUnitoの先輩からの声かけでした。
その時から漠然と転職を考えてはいましたが、自分自身がクライアントの転職活動を支援してきたからこそ、転職の大変さは理解していました。そのため、自分の転職活動にはなかなか踏み出せなかったんです。
そんな中、Unitoの先輩から「Unitoの人事部を立ち上げるけど、興味はないか」と声をかけていただきました。
ー 「人材営業を続ける将来像が見えなかった」社内転職への挑戦で気づいたこと
人事はもともと挑戦してみたかったのですか?
はい、挑戦してみたかったです。ただ、Unitoはスタートアップなので、コーポレート部門よりも事業部側を先に拡大させる必要があり、人事部門がなかなか立ち上がらなかったんですよね。
だからこそ、「Unitoがいつか人事部門を立ち上げる時に、私のことを呼んでください」と以前から伝えていました。
ようやくそのタイミングが訪れ、お声がけいただいたものの、私はまだ新卒入社から1年ちょっと。転職市場に身を置いていたこともあり、「短期離職」に対する風当たりが強いことを理解していたため、なかなか勇気が出ませんでした。
結局どのようにして「転職」という答えを出したのですか?
社内には「社内転職ができる制度」があり、面接に通れば海外へ配属されるチャンスがありました。
入社2年目で社内の実績はまだ少なかったのですが、現状を変えたくてダメ元で社内転職に応募。すると一次選考を通過し、二次選考で海外事業の人事責任者と面接する機会を得ることができたんです。
しかし当時の私はキャリアに悩みすぎていて、面接中に「社内転職で海外に配属されなければ、転職を考えるほど悩んでいる」と正直に話してしまいました。
そして「介在価値をもっと感じられる環境で仕事をしたい」とお話しすると、その方はとても優しく「介在価値を感じられるためには、そういう環境に行くことも大事だけど、介在価値を感じられる力がないとだめだよね」と具体的なキャリアアドバイスをしてくださいました。
最終的にその面接には落ちてしまいましたが、「社内転職で場所を変えても、業務内容が変わらないのであれば、自分の感じている課題感は解決されないのではないか」と気づくことができました。
その後、Unitoの上司である佐藤さんから「竹本さんが入社したら得られること」という内容の長文メッセージとともに、「人事部門の方針から全部、一緒にやってほしい」と本格的に打診していただきました。
Unitoはカルチャーもよく知っていたので安心感がありましたし、事業が成長しているタイミングでジョインすることは、自分自身の成長にもつながると感じました。何より、未経験の自分がスタートアップ人事の立ち上げに関われるのは、とても貴重で面白い経験だと思い、入社を決意しました。
ー いざ、人事部門キックオフ。様々なメンバーから、Unitoというカラーを創る
カムバックした時のUnitoメンバーの印象は?
「おかえり」という温かいウェルカム感がありました。それと同時に、事業拡大に伴い初めて会うメンバーもたくさんいて、インターンをしていた頃とはかなり印象が変わっていましたね。
ただ、良い意味で「今の方がもっとやっていけそうだな」と感じました。
というのも、創業当初のUnitoはリファラル採用が中心で既存メンバーの距離感が近く「輪にどう入っていこうか」と少し戸惑いもありました。
今はWantedlyや中途採用を通じてさまざまなバックグラウンドを持つ人たちが集まっていて、「様々なルーツからUnitoというカラーを作っている」という感覚があります。今なら、私ももっと積極的に輪に入っていけそうだなと感じています。
人事部門の立ち上げ、最初にどんな仕事をしましたか?
最初に取り組んだのは、人事機能の集約と面談フローの整備です。当時は「各事業部で必要な時に人材を採用する」というスタンスだったので、採用プロセスが各部門に委ねられていました。
そのため、求人情報もバラバラに管理されていて、面接のやり方や採用基準にも統一感がなかったんです。
そこで、求人情報を一元化し、人事部門が最初にカジュアル面談や一次面接を行うようにしました。その後、現場の担当者に引き継ぐ流れに整えましたね。
現在の担当業務は?
現在は採用、社内カルチャー醸成、そして総務・労務関連業務の一部を担当しています。
採用業務では、面接や選考、採用施策、エージェントとのやり取り、社外向けの事業説明など、採用に関わるステークホルダーとの連携を行っています。
社内カルチャー醸成では、毎週月曜日の朝会運営をはじめ、全社員向けのイベントや、メンバーが働きやすい環境を整えるオフィスファシリティプロジェクトなどを進めています。今は立ち上げフェーズということもあり、代表の近藤と密にコミュニケーションを取りながら、人事制度やイベントの企画も行っています。
総務・労務業務では、入退社手続きや、インターンプロジェクト「Unito Bootcamp」の企画運営、オンボーディング対応も担っていますね。
好きな業務は何ですか?
面接が一番好きです。面接でUnitoの事業内容や仕組みを紹介すると、応募者の方から「すごくいい仕組みですね」と言っていただけることが多くて。その瞬間がとても嬉しいです。
まるで自分がその仕組みを考えたかのような気持ちになって(笑)、Unitoの良さを伝えることにやりがいを感じています。そして、さまざまな方と話ができる面接の時間自体が、とても楽しいですね。
大変だと感じることはありますか?
大変なのは、採用プロセスの整備です。4年間、各事業部がそれぞれ異なる方法で採用を進めてきたため、それを整理して仕組み化するのは簡単ではありません。
また、Unitoらしさを言語化することにも難しさを感じています。求人広告を作成する際、どのようなメッセージを打ち出せばUnitoの魅力がしっかり伝わるのか、他社との差別化が図れるのか、毎回試行錯誤しています。
今までは「素直、誠実、泥臭い」といった抽象的な表現に頼りがちでしたが、もっと具体的で明確なUnitoらしさを見つけたいと感じています。
その難しさをどう乗り越えていますか?
採用がうまくいった時は本当に嬉しくて、その達成感がモチベーションになっていますね。
少しずつ採用プロセスや体制を整えていく感覚も楽しくて。最終的には、Unitoが上場する時に「人事機能がしっかり整っている状態」にしたいと思っています。
その状態を思い描きながら、一歩ずつ取り組んでいるところです。
ー 人事部立ち上げ3ヶ月。Unitoのカルチャーを体現する人事を目指す
これから取り組みたいことは?
チーム名が「組織開発」ということもあり、今後はより組織開発寄りの施策に力を入れたいと考えています。この3ヶ月間で、各事業部の採用状況や課題が見えてきました。今後は、エンゲージメント向上を意識した組織体制を構築し、メンバーが「辞めたい」と感じることがないような環境づくりに取り組みたいですね。例えば、オンボーディングプログラムの改善や、新しい制度の導入など、メンバーが安心して働ける仕組みを作っていきたいです。
多岐にわたる業務をどのように捌いていますか?
私は専門性を深めるというよりも、広くさまざまなプロジェクトに携わることが好きなんです。
だからこそ、今のように業務が多岐にわたる状況も楽しめています。むしろ、人事を立ち上げたばかりのこのフェーズだからこそ、幅広く携われることにやりがいを感じています。
Unitoの好きなカルチャーや、体現したいことはありますか?
Unitoの好きなところは、空気を読む人が多いことですね。言葉にしなくても察してくれる人が多く、困っている人に自然と手を差し伸べる文化があります。
また、言葉にしづらい気持ちを汲み取り、代わりに言語化してくれるメンバーもいて、そこにUnitoらしさを感じます。私自身も、人事という立場だからこそ、メンバーが言いづらいことを汲み取れる存在でありたいと思っています。
ー 最後にこの記事を読んでいる皆様へ
就職活動では「どんな仕事をするか」「どんな会社にいるか」という要素も大切ですが、一番大事なのは「誰と働くか」だと私は思っています。実は新卒の就職活動でスタートアップ企業もたくさん受けましたが「大手に行った方がいいかな」「周りからどう見られるかな」という思いがあったのは事実です。
もし今、働く場所を選ぶことに迷っている方がいれば、「自分がどんな人たちと、どんな環境で働きたいのか」をじっくり考えてみてほしいです。Unitoはリモートワークが多く働きやすい環境ですが、私は今は毎日出社していますが、「リモートしたくない」と思えるほどみんなと直接会って働くことが楽しいです。「誰と働くか」が何よりも大事だと日々実感しています。
そして、もし「誰と働くか」の答えがUnitoにあるなら、一緒に働ける日を楽しみにしています!
【Unitoではインターン生を募集しています!】
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