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【創業者インタビュー】代表理事 大村  「お互い様・おかげ様から地域に必要なサービスを」

-簡単に自己紹介をお願いします

NPO法人piece for you 代表理事の大村俊夫です。

高校1年までは愛知県の三河地方で育ち、そこからは南アフリカで高校生活を過ごしました。そこでストリートチルドレンや、人種差別などを身近で感じることでその国で過ごした3年間でいろんな価値観や世界観が広がりました。

帰国後、中京大学の心理学部に通いながら、大学時代はイベントの企画運営やバックパッカーをすることで、いろんな人と出会いその中で多様な価値観や考え方、生き方を知ることができました。

社会人になってからサラリーマンをやりながら国際支援や、東日本大震災の復興支援のボランティアなど紆余曲折ありましたが、【働くことで誰かが喜ぶような仕事をしたい】と思い、現在のNPO法人を設立して今年で8期目になりました。

ちなみに、趣味はダーツです。

-piece for you設立の想いを教えてください

自身が社会人になった際に業務で障がい者雇用に携わったことが、障がいという方のことを知る機会になりました。

その時に採用した障がいのある方は、誰よりも真面目に働いて職場の方にもウケがよかったことを覚えています。

大きな分岐点は、大手企業のサラリーマン時代に自分自身がうつ病や適応障害にもなったことでした。当時は現在活動している就労継続支援施設やまた地域にある居場所などは全く知らず、一人でつらい思いをしていていました。その後にこのような障がいのある方の居場所や、就職を目指すための施設などがあることを知り、自分自身でもより良い社会づくりや地域づくりをしたいと思い、独立をすることになりました。

-どのような組織運営を目指されていますか?

現在働いているスタッフに伝えていることは【お互い様・おかげ様】をまずは大事にして欲しいと伝えています。働いていると、どうしても自分のことを中心で仕事を考えたり、一緒に働いている周りのことを気にしなくなったり、してしまうことがあります。自分自身も含めて個人で出来ないことをそれぞれのスタッフに助けてもらっているということを念頭に置いて、日々仕事をしています。

そういう想いで仕事をしているので、弊社では代表からスタッフへのトップダウンという訳ではないし、またボトムアップという訳でもありません。どちらかというと何でも代表でもある自分含めてしっかりと話し合いをしていく【フルフラット】な社風になっています。

またお互い様やおかげさまの気持ちを持つことで、一緒に働いているスタッフ同士が感謝の気持ちを持ちながら仕事をしています。

-これまでの事業で上手くいかなかったこと・そこからの学びを教えてください

元々福祉の仕事をやってきたわけでないし、また専門知識があったわけではなかったので設立当初は利用者さんを集めることがうまくいかず、周りの協力機関との連携もうまくいかなかったです。

また創業当時は代表者としてのプレッシャーや経営者は「~あるべき」「~すべき」みたいな考え方が強く、スタッフとの軋轢が生じていました。

いろいろと上手くいかないことを通して、まずはしっかりと独自の方向性を持つことや、今では4年目になる毎月恒例で個々のスタッフと一人1時間くらい面談をするようにしています。スタッフ面談を定期的に行うことで、個々のスタッフに日頃の感謝の気持ちやフィードバックを伝えるようになりました。会社の風通しがよくなり、会社の課題やスタッフ同士の関係性を知ることが出来たり、これからの事業の方向性や、自分の想いをそれぞれのスタッフに伝えることも出来るようになり、経営者とスタッフの距離が近い環境になってと思います。

もちろん固い話だけではなく、プライベートの話を含めて和気あいあいと面談をしています。

また日々利用者さんの対応や、スタッフとの話し合いをしていく中で、「人は変えられないこと」「自分の思い通りに物事が進まないこと」を痛感しました。
まずはそのことを前提に【みんな違ってみんないい】という、仕事に対する姿勢や考え方も押し付けることもなくなり、個々の性格や能力、仕事に対する姿勢を大事にするようになり、おかげさまでスタッフなどに対して過度な期待を持ちすぎず、それぞれのスタンスを大事に会社経営することが出来るようになりました。

創業1~3年で弊社の土台・社風づくりをスタッフに向き合ったからこそ、今の会社があると思います。

-仕事で嬉しい瞬間・やりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

一番の仕事をやっていく中でのやりがいや嬉しい瞬間は、やはり対人の仕事になるので今までその人が出来なかったことや悩んでいたことが出来るようになったり、その問題を解決できた時の嬉しそうな顔を見られたりすることです。

個々の利用者の成長だけではなく、スタッフの成長も身近で感じられるので、それが一番嬉しいですし、やりがいを感じます。この仕事に携わることでどんな人でもその人のペース出来ることは増えていくし、決して早くはないですけどいろんな経験を通して少しずつでも成長していっていることを実感しています。

まだまだ小さい会社ですが、福祉系の職場としては離職者が少なく非常に定着していて、それぞれのスタッフが「今まで勤めていたどの会社より今の職場が働きやすい」「他のスタッフさんとのコミュニケーションが取りやすい」など面談の際に言ってもらう事が多く、そのことが何よりも一経営者として嬉しい限りです。会社経営として正解ではないけど、間違っていなかったなと思います。

これからもより楽しく働ける職場を目指して精進していきます。

-今後どんなことをやっていきたいですか?

今後は障がい者福祉事業はもちろんですが、多様化する社会課題の中でいろんな人(年齢や性別だけではなく、障がい者や子ども)が集まれる無目的コミュニティスペースの立ち上げを考えたり、現在は18歳以上の障がいのある方が中心になっていますが、障がい児や発達グレーの方向けの学習支援事業、また障がいのある方が安定した収入を得られる働ける雇用創出など、障がい福祉業界にいるといろんな社会課題と向き合うことが多いので、障がい者福祉だけにこだわらず、地域社会に必要なことをしっかりと見据えたうえで、より良い社会づくりを念頭に事業展開を考えています。

-piece for youに興味を持たれている方に対して、メッセージをお願いします

どうしても障がい者福祉事業の会社というと専門性が必要と感じられる方が多いと思いますが、自分自身特に今まで福祉について専門的に学んだことはありませんし、現在も福祉素人と思っています。

弊社としては何よりも大事なのは「専門性より人間性」であって、利己的な考えではなく「お互い様・おかげさま」の心をもって仕事が出来る人を募集しています。もちろん専門知識があるには越したことありませんが、なくてもまずはスタッフ間、利用者とも一人の人として接することができることが一番重要だと思っています。

まだまだ成長途中の会社になりますが、今後一緒に働けれる方の裁量権ややりたいことはどんどん形に出来ていったらと思います。

まずは楽しんで仕事を一緒にしていきたいです。

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