<2024年12月6日更新>
こんにちは、コンフィデンス・インターワークスの陶山です。
新型コロナウイルスの流行から約3年半、感染法上でインフルエンザと同等の第5類に分類されてから約1年が経過しました。
今回の記事では、コロナ禍を経て働き方もさまざまになりましたが、直近のゲーム業界の働き方の動向について紹介させていただきます。
▍ゲーム会社の働き方の変化
2020年、新型コロナウイルスの流行により、多くの会社が感染拡大防止・感染予防のためリモートワークを導入し、働き方は大きく変化しました。
当社の取引先企業を含むゲーム業界でも、ほとんどのクリエイターがフルリモート勤務となりました。
その後、現在では規制緩和がされ状況がかなり落ち着いてきたことを踏まえ、働き方にも徐々に変化が出てきております。
● コロナ禍を経て働き方はどう変わった?
一時期はフルリモート勤務の会社が多かったゲーム業界ですが、現在では出社勤務に戻す会社も多くなっております。
大手ゲーム会社を含む多数の会社が、年度の切り替わりを機に2024年4月より一斉にフル出社や出社推奨に出勤形態の変更を行っている印象です。
なおこの傾向はゲーム業界に限った話ではなく、IT業界ではGAFAM(※)といった大企業が出社形態に戻したのを皮切りに、それに続いて各社対応を変更しています。
※GAFAM=IT大企業である大手5社(Google、Amazon、Facebook(現Meta)、Apple、Microsoft)の総称
● 出社で働くメリットとは?
なぜ出社に変更する会社が増えたのか?それは出社とリモートワークを比較した際に、出社するメリットのほうが多いという判断に至ったからではないでしょうか。
メリットは複数あげることができますが、今回は3つご紹介します。
<コミュニケーション活性化による意思決定や相談のしやすさ>
出社に変更した会社のなかでは、やはり「コミュニケーションを活性化させて意思決定をスピーディにしたり気軽に相談できる環境を作る」という変更理由が一番多いです。
リモートワークではどうしても相手の今の状況が分かりづらいため、相談を持ちかけづらかったり相談を送っても相手が気付くまで返信を待たないといけない、という場面が多く発生します。
また、チャットツールなど文章でのやり取りだと相手の顔が見えないため、お互いの伝えたい内容やニュアンスが上手く伝わりきらないことも。その点同じ空間にチームメンバーがいるのは疑問に思ったことをすぐに確認できるというメリットがあります。
ゲーム会社は、多数のセクションが関わり合って1つのゲームを開発・運営しているので、コミュニケーションの質やスピードは非常に大切です。
<チームワーク向上による仕事のしやすさ>
同じ空間で仕事をすることで業務上の相談だけでなく業務外のラフな会話もでき、人間関係の構築およびチームワークの向上に役立ちます。
チームワークが向上することでさらに些細な事でも質問・共有ができる環境ができていくので、チームとしてのスキルレベルの向上や問題解決の速度UPにも繋がりますよね。
実際に、プロジェクトに配属直後は出社でレクチャーを行う会社がほとんどです。
<ナレッジ共有のしやすさ>
ゲームトレンドの移り変わりも激しい中で、より面白いゲームを作るためには雑談も大切とされています。
日頃からこまめにコミュニケーションをとり、最近やっているゲームやハマっているコンテンツの話などをすることで生まれるアイデアもあるでしょう。
「出社してさまざまな方と一緒に働くことで、周囲のスキルや話から刺激を受けモチベーション高く働くことができる」という意見も耳にします。
これらの背景から、ゲーム業界各社も出社を推奨するようになっております。
その他には、「出社したほうが就業環境が整っているため集中しやすく、仕事とプライベートのメリハリが付けられる」という意見や、「運動不足を解消でき睡眠や生活リズムが整いやすい」という意見もメリットとしてあがっています。
● リモートワークのメリットは?
出社形態に戻す傾向があるということで先ほどは出社勤務でのメリットをご紹介しましたが、もちろんリモートワークにもメリットはあります。
リモートワークの一番のメリットは時間と体力の消耗を軽減できることでしょう。
多くの方が一度は在宅勤務の経験があると思いますが、「通勤時間/移動時間の減少」は体力的にも時間効率的にも働く側にとって非常に嬉しいことです。
また、感染状況は落ち着いたとはいえ、通勤時間の混雑した電車や同じ空間での勤務が感染リスクに繋がることは否定できませんので、リモートワークは感染防止に適した勤務スタイルといえます。
ただ、一方でリモートワークは運動不足や体力低下に陥りやすい一面もあるので適宜対策は必要でしょう。
▍就業先の選び方について
コロナ禍を経て働き方の幅はかなり広がり、出勤形態についても仕事を探す際に注目する項目のひとつとなっています。
フル出社・フルリモート・出社とリモートワークを合わせたハイブリット型など、出勤形態を募集要項に記載する会社がほとんどなので、皆さんもお仕事探しの際はその現場がどんな出勤形態なのかを確認することは多いのではないでしょうか?
実際に当社に応募くださる方からも出勤形態についてはさまざまなご要望を伺っております。
しかし、先述した通り、出社推奨の企業や引き続きリモートワークを取り入れている企業など、企業や案件によって状況はさまざまなので、働き方にこだわりがある場合は参画可能な現場の数は少なくなってしまうのが事実です。
特別な事情がない限りはあまり働き方にこだわりを持たずに、幅広くお仕事を探すことをおすすめします。
とはいえ、各社一度リモートワークを取り入れた経験があるため、コロナ流行前よりも働き方に関しての融通は利きやすくなっておりますので、何かご事情がある場合はご相談ください。
新型コロナウイルス流行を経て、フルリモートになったり、落ち着いていたので出社に戻ったりなど、社会情勢に応じて働き方は変化する可能性があるということは皆さま身をもって体験しているのではないでしょうか。
働き方のバリエーションが増え、お仕事探しをするうえで検討する項目が増えていると思います。今一度希望条件を見直し、優先順位を決めて幅広くお仕事をご検討してみてください!
▍さいごに
今回はコロナ禍を経てゲーム会社での働き方がどのように変化したのかをまとめてみました。
アイデア出しや各セクションとの連携が必須のゲーム制作において、コミュニケーションの質やスピードはとても重要です。
それ故に出社を推奨する会社や出社日を設けている会社が増えてきてます。会社により出勤形態はさまざまですので気になることがあればお気軽にお申し付けください!
当社では数多くのゲーム会社様とお取引がありますので、ご希望のキャリアプラン・要望をお伺いしたうえで、幅広くお仕事の紹介をさせていただきます。皆さまのご応募お待ちしております!