「今の会社、人間関係は悪くない。でも、このままルーティンを続けていいのかな…」「もっと成長したいけど、転職しても同じかもしれない」。物流業界で働く中で、ふとこんな不安がよぎることはありませんか?
今回お話を伺ったのは、NX・NPロジスティクス(以下、NPL)で働く松本明莉さん。新卒で入社後、6年間物流の現場を経験し、この春、人事部へとキャリアチェンジをしました。
松本さんのキャリアストーリーから見えてきたのは、「人」を何より大切にする温かい社風と、一人ひとりの「やってみたい」を後押しする柔軟なキャリアパスでした。この記事を読めば、「NPLなら、もっと面白く働けるかもしれない」――そんな新しい可能性が見えてくるはずです。
プロフィール
松本 明莉(まつもと あかり) NX・NPロジスティクス株式会社 人事部 人事課 人財採用係。1996年生まれ、兵庫県出身。関西外国語大学を卒業後、2019年に新卒でNPLに入社。千葉県にある物流センターで6年間、お客様の窓口担当として物流マネジメントの最前線を経験。2025年4月より現職。現場で培ったリアルな視点を武器に、現在は新卒採用を中心に、未来のNPLを担う人財の発掘・育成に尽力
目次
プロフィール
就活の決め手は、事業より『人』――入社7年目でも変わらない、NPLの“あたたかい社風”
「ルーティンワークだと思ってた」は勘違い。データで課題解決する、物流の“ロジカルな面白さ”
キャリアの迷子にならない仕組み。NPLの"おせっかい"な成長支援制度。
現場経験は、どの部署でも最強の武器になる。NPLで描ける、無限のキャリアパス
「挑戦も成長もチームとともに」
就活の決め手は、事業より『人』――入社7年目でも変わらない、NPLの“あたたかい社風”
ーー学生時代は外国語を専攻されていたとのことですが、そこから物流業界に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?
元々、英語が得意で海外旅行も好きだったので、大学では英語と中国語を学び、カナダや北京への留学も経験しました。就職活動では、語学を活かす仕事も考えましたが、「仕事にしなくても、趣味でいいかな」と思ったんです。
業界を絞らず、メーカーや商社、金融など幅広く説明会に参加する中で、物流業界に出会いました。お店に商品が当たり前に並んでいる、その**“当たり前”を支えているのが物流**だと知った時、「社会に絶対になくならない仕事だ」と、その社会的意義の大きさに強く惹かれたのが最初のきっかけです。
ーー数ある物流企業の中で、最終的にNPLを選んだ決め手は何だったのですか?
正直に言うと、事業内容よりも**「人」と「働く環境」**が決め手でした。
物流業界をメインに4社ほど選考を受けていましたが、NPLの面接は特に話しやすくて。自分を深掘りしてくれるような質問が多く、緊張しながらも「楽しく話せた」という感覚が強かったんです。選考の途中の座談会で、年の近い女性の先輩社員と話す機会を設けてくれたのも、働くイメージが湧いて安心できましたね。
最終的な決め手は、内定者懇親会です。まだ承諾前の学生も参加できる会だったのですが、そこに集まっていた同期になる人たちの雰囲気が、自分とすごく近かった。一方で、最後まで迷っていた別の会社は、どうも雰囲気が合わなくて…。「あ、NPLにしよう」と、最後は自分の直感を信じました。
ーー「人の良さ」を理由に入社して、ギャップはありませんでしたか?
それは、今でも全くないですね。「基本的にみんないい人」という印象は、7年経った今も変わりません。
以前の部署でのエピソードですが、入社1年目の後輩が初めてお客様先へ挨拶に行く直前、「名刺交換をしたことがなくて不安です」と打ち明けてくれたことがありました。それを聞いた課長が、「よし、みんなで練習しよう!」と声をかけてくれて。上司たちが3人も集まって、YouTubeで正しいマナーを確認しながら、本番さながらの練習に付き合ってくれたんです(笑)。
「誰かが困っていたら、自然とみんなで助ける」。そんな、あたたかい風土が、どこの拠点にも根付いてる。これはNPLの大きな魅力だと思いますね。
「ルーティンワークだと思ってた」は勘違い。データで課題解決する、物流の“ロジカルな面白さ”
ーー入社後は6年間、物流センターの現場でご活躍されたそうですね。どんなお仕事をされていたのですか?
お客様であるメーカーさんの窓口として、入出荷の調整やお問い合わせ対応といったオペレーションを主に担当していました。ただ、私たちの仕事はそれだけではありません。お客様、そして倉庫で実際に作業をしてくださるパートナー会社さん、その両方の間に立って、三者がよりスムーズに、効率的に動けるように調整していくのが重要な役割でした。
ーーまさに「調整役」ですね。コミュニケーションで苦労されることも多かったのでは?
調整ごとは本当に毎日でした(笑)。だからこそ、**「何かあったら、まず現場に行く」**ということを徹底していましたね。お客様から聞いた話をそのまま伝えるだけでは、何も解決しないんです。実際に自分の目で見て、作業している方と直接話す。何気ない雑談の中から関係性を築いていくことが、いざという時に「松本さんが言うなら」と協力してもらえる信頼に繋がります。
やりがいを感じたのは、お客様の課題を解決できたときです。例えば、あるお客様の倉庫に、5年以上も動きのない販促用のポップが大量に眠っていたことがありました。
ーーそれは、いわゆる滞留在庫ですね。場所もコストももったいない…。
そうなんです。でも、お客様も日々の業務に追われて、そこまで手が回らない。そこで私が、その在庫がどれくらいの量で、保管にどれだけのスペースを使用しているか、具体的なデータをまとめて提案したんです。「今、新商品が入ってきて保管スペースが足りなくなりそうです。この滞留在庫を整理すれば、もっと効率的に保管できますよ」と。
そうやって根拠となる数字を示して論理的に説明すると、お客様も「確かにそうだね。じゃあ、廃棄の方向で進めよう」と納得して動いてくださる。ただ言われたことをこなすだけじゃなく、自分から働きかけて課題を解決し、お客様に感謝される。これが、この仕事の面白さであり、醍醐味だと感じていました。
お客様のパートナーとして一緒に課題を見つけ、解決策を提示する。そうやって感謝の言葉をいただけた時が、一番嬉しい瞬間ですね。
元々パナソニックの物流を担っていた経緯もあって、NPLには**「メーカー目線」でお客様に寄り添う**という理念が根付いています。どんなに難しい依頼でも「できません」とは言わず、「どうすればできるか」を一緒に考える。その姿勢が、お客様との強い信頼関係に繋がっているんだと思います。
キャリアの迷子にならない仕組み。NPLの"おせっかい"な成長支援制度。
ーー現場で6年間経験を積まれた後、この春から人事部へ。異動ご自身の希望だったのですか?
はい。大きなきっかけは、毎年全社員が提出する「キャリア開発プラン」です。これは、単なる目標設定シートとは少し違います。今の仕事内容やスキルを棚卸しした上で、「直近で、何をしたいか」「3〜5年後、どこでどんな風に働いていたいか」を具体的に書いて、上司と面談する制度なんです。
入社から6年間、千葉の拠点で働いてきて、東日本での仕事は一通り経験できたと感じていました。そこで、「今度は関西の拠点で、これまで培った経験を活かして東西比較のようなことにも挑戦してみたい」と、プランに書いて提出し始めたんです。
ーーなるほど。その希望が通って、関西の本社にある人事部へ異動になったのですね。
正直、人事部というのは予想外でした(笑)。会社からの打診だったので、「言われたから来た」というのが本音に近いかもしれません。でも、このキャリアプラン制度がなければ、異動という選択肢自体を考えなかったと思います。
ーー地元に近い場所で働きたいと考えたとき、転職を選ぶ人も多いと思います。松本さんは転職を考えましたか?
それは考えなかったですね。というのも、NPLは福利厚生、特に住宅手当がすごく手厚いんです。例えば、独身寮(※1)なら自己負担は月1万5000円で済みますし、会社都合の転勤なら引越し費用も手当も支給される。転職には見えないハードルがたくさんありますが、社内異動なら安心して新しい挑戦ができます。
こういう制度があるから、「じゃあ、まずは社内でキャリアチェンジを目指してみよう」と自然に思えました。毎年自分のキャリアと向き合う機会があって、それを会社がきちんと受け止めてくれる。社員の成長を長期的な視点で考えてくれるこの環境は、NPLの大きな魅力だと思います。
※1 家具家電付きのワンルームマンション(一般物件)
現場経験は、どの部署でも最強の武器になる。NPLで描ける、無限のキャリアパス
ーー人事部に異動されて約4ヶ月。現場での経験は、今の採用の仕事にどう活きていますか?
人事、特に採用の仕事は、会社の『理想』を語ることかもしれません。でも、私は現場の『現実』を知っています。学生さんに『うちは風通しが良いですよ』と伝える時も、『実際に現場では、こういうプロセスで若手の意見が吸い上げられているんだよ』と、自分の体験談を交えて話せる。このリアルさこそが、私の最強の武器だと思っています。
また、「現場から人事へ」という私自身のキャリアが、学生さんにとって一つのロールモデルになれるかもしれないと思っています。「ゆくゆくは人事のような仕事にも興味があります」と言ってくれる学生さんもいるので、「NPLにはいろんなキャリアの可能性があるんだよ」と、身をもって示すことができています。
NPLでのキャリアは、本当に多様です。 現場のスペシャリスト一つとっても、
- お客様(メーカー)と直接やりとりする仕事
- 運送パートナー会社への依頼と効率的な配車・配送ルートを検討する仕事
- 倉庫のパートナー会社と一緒に、保管/作業効率を考える仕事
- 家電量販センターの物流拠点を運営する仕事
など、様々な道があります。一つの道を極めることも、複数を経験して全体を把握することも可能です。
もちろん、私のように人事経理といった管理部門や、営業、IT・DXといった本部機能に挑戦する道もあります。どんなキャリアに進むにせよ、物流の最前線で得た知識や人との繋がりは、間違いなく大きな財産になります。
ーー入社の決め手も「人」だった松本さんが、今度は「人」を採用する立場になられて、改めてNPLの魅力はどこにあると感じますか?
やはり**「人の良さ」**、これに尽きますね。異動してきて、説明会などで初めて会う社員もたくさんいるのですが、みんな本当に真面目で、明るくて、素直。どこに出しても恥ずかしくない、自慢の社員ばかりです。
**誰かのために、ごく自然に時間と手間をかけられる。**そういう温かい文化が、会社の隅々まで根付いている。だからこそ、私も自信を持って「NPLは人が良い会社ですよ」と伝えられるんです。
――今後、人事という立場で、会社をどのようにしていきたいですか?
短期的には、まず採用のプロとして一人前になることが目標です。
長期的には、現場の経験を活かして、全社的な「働きやすさ」を追求したいです。拠点によって業務の繁閑に差があるのは事実です。忙しい拠点の業務を標準化したり、システムを導入したりすることで、誰もが無理なく、長く働き続けられる環境を整えていく。それが、人事という立場から会社に貢献できることかなと考えています。
ライフステージが変わっても、誰もが仕事を諦めることなく、安心して挑戦し続けられる。そんな会社を、未来の仲間たちと一緒に創っていきたいです。
「挑戦も成長もチームとともに」
ーー最後に、この記事を読んでいる未来の仲間にメッセージをお願いします。
もし今、「日々の仕事がルーティンに感じる」「一人で成果を出すのではなく、多くの人と関わって成長したい」と感じているなら、ぜひ一度NPLの話を聞きに来てほしいです。
NPLの仕事は、一人で完結するものは一つもありません。お客様、パートナー会社さん、そして社内の仲間。常に誰かと協力し、支え合いながらゴールを目指します。だから、挑戦したいという気持ちを、一人で抱え込む必要はないんです。
スキルや経験はもちろん大切ですが、それ以上に「こんな風に頑張りたい」「チームに貢献したい」という一人ひとりの**「想い」を、私たちは重視したい**と思っています。
物流の仕事は、決して派手ではありません。でも、社会を支える不可欠な仕事です。そしてNPLには、その仕事を面白くする仲間と、可能性を広げる多様なキャリアがあります。
私たちと一緒に、物流の仕事を、もっと面白くしていきましょう!お会いできるのを楽しみにしています!
いかがでしたか?
松本さんのお話から一貫して感じられたのは、「人」を想う誠実な姿勢でした。お客様へ、パートナーへ、そして共に働く仲間へ。人の良さに共感してご入社いただいている方が多いからこそ、NPLの「人の良さ」という文化を創り上げているのだと感じました。キャリアプラン制度や手厚い福利厚生は、その文化を支えるための具体的な仕組みです。「安心して挑戦できる場所で、もう一度自分の可能性を試したい」そう考える方にとって、NPLは最高の環境ではないでしょうか。