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※本投稿は2025年6月9日のnoteより内容を転載しております。
こんにちは!スマートラウンドでPRを担当しています、勝山です。
今回は、投資家向けのカスタマーサクセスを担当する、濱田由希乃さんにインタビューしました。これまでのキャリアやスマートラウンドへの入社のきっかけ、今後の展望についてお話を伺っています。
新卒でみずほ銀行に入行し、法人営業の最前線で10年間にわたり多様な金融実務を経験。現在は地元・新潟にUターンし、リモート勤務という新たな働き方を選択しています。
そんな濱田さんが、スタートアップの成長を「支える」という想いで取り組んでいる仕事について、詳しく語っていただきました
濱田 由希乃(2025年4月入社)
2015年にみずほ銀行へ新卒入行し銀座通支店で営業を担当。東京中央第二部ではスタートアップ向け新規営業に従事し、IPOやM&A関連の資金調達を経験。
プロジェクトファイナンス営業部では再エネ発電所向けのファイナンス組成を担当。出産を機にキャリアを見直し、スマートラウンドに入社。
現在、新潟にUターンし、リモート勤務で新たな挑戦をスタート。
ー簡単に自己紹介をお願いします!
スマートラウンドのカスタマーサクセスとして、投資家の皆さんのスマートラウンド利用のサポートやアップデートの共有などを担当しています。新潟在住で、4歳の娘と1歳の息子を育てながらリモートワーク中心で働いています。
食べること・飲むこと、人とおしゃべりすること、ライブ観戦が好きです。新潟に戻ったことをきっかけに、車の運転も好きになりました。
ーこれまでのキャリアを教えてください!
私は新潟出身で、大学進学を機に上京しました。青山学院大学のマーケティング学科に入り、経済やビジネスについて学びました。
行動経済学の研究室に入り、人間は本来、経済的観点に基づいて意思決定するはずなのに、実際は心理学的要素が入ってくるという点を研究していて、とても面白かったです。
就職活動では、自分は一つのことを突き詰めるというよりは、広く様々なことを知りたいタイプだと気づき金融業界に魅力を感じました。経営者目線で世の中や経済を見られるようになりたいと考えて、銀行に入ることにしたんです。
ー銀行時代の話を聞かせてください!
最初は銀座通支店に配属され、中小企業担当として社長さんたちと直接話をする機会がたくさんありました。銀行員だからこそ、一企業の社長と新入社員の私が一対一で話ができる。それはすごく貴重な経験でした。
みずほと長く付き合いのあるお客さんが多く、半人前の私でも優しく教えてくれて、見守られながら仕事ができたのはありがたかったです。ただ、営業としては数字を上げる面で苦労しました。
既存のお客さんはすでにサービスを利用していて、なかなか新しい提案の余地がなかったんですよね。結局は「みずほをメインにしていないお客さん」を見つけて、足繁く通い、関係を作っていくことで数字を上げていました。
その後、東京中央第二部に異動して、より大きな上場企業や関連会社を担当するようになりました。数百億〜数千億円の企業のCFOなど、社長以外の経営陣と話す機会が増えました。体育会系の雰囲気で、前の支店とのギャップに驚きましたね。
この部署ではスタートアップ企業の営業も担当していました。スタートアップは融資が難しいので、銀行員としての基本的な提案がしづらいという壁はありながらも、本部と連携して情報提供をしたり、将来の成長を見据えた関係作りをしていました。
中でも印象に残っているのは、あるスタートアップのIPOとM&Aに関わった経験です。自分が営業としてアプローチして関係を作ったお客さんが、自社よりも大きい会社を買収するM&Aのファイナンスを当行に任せてくれたんです。
他行からみずほをメインに乗り換えてもらえた時は嬉しかったですね。この経験を通じて、M&Aの奥深さや面白さを知り、専門性を高めたいと思うようになりました。
その後、1人目の産休育休を経て復帰した際、プロジェクトファイナンス営業部に異動になりました。ここでは国内向けの再生可能エネルギー発電プロジェクトのファイナンスを担当し、新規発電所の立ち上げや既存プロジェクトのモニタリング業務を行っていました。
これまでの営業とは全く考え方が違って、とても苦労しました。通常の融資は企業そのものの返済能力を見るのに対し、プロジェクトファイナンスはプロジェクト自体のキャッシュフローだけを見る。
更地から契約書を作り、発電計画を立て、10年以上のスパンでキャッシュフローを予測する。エクセルが何千行にもなるような膨大なデータを管理するのは本当に大変でした。
ースマートラウンド入社のきっかけを教えてください!
2人目の産休育休中に、今後のキャリアを考え直すきっかけがありました。新潟に引っ越したこともあり、リモートで働ける環境を探し始めたんです。新潟の企業も選択肢に入れていましたが、地方だけのビジネスにとどまるのはワクワク感が足りない気がして。
転職エージェントからスマートラウンドを紹介してもらった時は、「プラットフォームを売っている会社」というイメージでした。でも話を聞いてみると、セカンダリー事業やBPaaSなど様々な事業展開をしていて、サービス自体にも大きな価値があると感じました。
銀行時代にスタートアップ企業から財務データをもらう際、フォーマットがバラバラでやり取りが大変だった経験があったので、スマートラウンドが解決しようとしている課題に強く共感できたんですよね。銀行の立場からも「こういうサービスがあれば使いたい」と思える内容でした。
選考過程で配属ポジションについて会社側から相談がありましたが、まずはプロダクトをしっかり理解して足元を固めたいと思い、カスタマーサクセスからスタートすることを選びました。
最終的にスマートラウンドへの入社を決めた理由は「人」です。代表の砂川の人柄やビジョンに魅力を感じて「この人についていきたい」と思いました。銀行時代にたくさんの社長と接してきた経験から、代表がどんなビジョンでビジネスを展開しているかはとても重要だと考えています。
また、トライアル入社日に10数名のメンバーと会う機会があり、働いている皆さんの雰囲気や人柄を肌で感じて、自分も心地よく働けそうだと感じました。社員の方々を尊敬できるなと感じましたし、各々のキャリアも魅力的で安心材料になりましたね。
ーどんな人だと尊敬できると感じますか?
私が尊敬する人は「自分のやりたいことをやっている人」です。好きとかやりたいという気持ちは一番のパワーになると思います。私自身はあまり一つのことを突き詰めるタイプではないので、そうできている人が羨ましいんですよね。
スマートラウンドのメンバーはそれぞれに個性があって、「自分はこれが好き、これが苦手」ときちんと言える人が多い。そういう一人ひとりのカラーがあるところが面白いなと感じています。
ー入ってみてどうですか?
社員間のコミュニケーションがとても活発だと感じています。オンラインだからこそ、皆さんがコミュニケーションを良くしようと努力している様子が伝わってきます。毎日出社していた会社よりも、むしろコミュニケーションが取れている印象です。
仕事内容については想像とのギャップはあまりなく、銀行員時代の経験が活きています。お客さまと定期的にコミュニケーションを取りながら、何を感じているか、何ができるかをディスカッションする形は、銀行での営業活動と近いものがあります。
ただ、お客さまから聞いた課題を開発サイドに伝えて改善していく部分は今まで経験がなく、リテラシーも不足しているので、これから頑張っていきたいところです。
ーこれからについて考えていることを聞かせてください!
まずはカスタマーサクセスとして、お客様にスマートラウンドを最大限に活用していただくお手伝いに注力したいです。更には、お客さまのニーズを開発に繋げ、声を生かしていき、より良いプロダクトにしていきたいです。
また、スマートラウンドは「AIカンパニー」として代表二人が強く打ち出しているので、私もしっかりそこを追っていきたい。新しい最先端のサービスや機能を使っていけることはワクワクしますし、AIを活用できる人材になっていきたいですね。
それから、私はこれまでSNSでの発信をあまりしてこなかったのですが、地方で子育てをしながら最先端のスタートアップで働いている経験を「子育て中のママ×地方×スタートアップ」というテーマで、少しずつでも発信できたらいいなと思っています。
ー濱田さん、ありがとうございました!これからもよろしくお願いします!