先日9月24日に、第3回「おかねの教室」を開催しました。
今回の参加者は14名と過去最大。うち3名は2回目の参加で、11名は初参加の方でした。
はじめは少し緊張感もありましたが、時間が経つにつれて会場は笑いがありつつ、質問が上がるなど、にぎやかな空気に包まれました。
当日の流れ
今回の「おかねの教室」は、「未来のお金を理解し、制度を活用して行動に移す」を目的に、次のような流れで進めました。
- オープニング:趣旨説明と自己紹介
- 第1部 基礎講座:資産運用の原理原則、制度の基本を学ぶ
- 第2部 参加型座談会:参加者の質問をもとにディスカッション
- 第3部 実践共有:マネーフォワードMEを用いた家計・資産の見える化
- 交流タイム:自由に感想や学びをシェア
なお、2回目参加の3名に対しては、代表の花城からより実践的な内容が語られました。
FP相談に近い形で、
- 将来のために必要なお金はいくらか
- そのためにどれくらい積み立てる必要があるか
- 積立金額を算出するために、支出をどう見直すか
といった、ライフプランに直結するテーマを扱いました。初参加の方には基礎を、リピーターの方には応用を。それぞれに合わせた学びを提供する場となりました。
シミュレーションを活用した実践ワーク
今回は、弊社の新規事業として現在開発中の収支シミュレーションツールを使用し、リピーター組には、前回の学びを踏まえて「自分自身の具体的な数字」を見直すワークを実施しました。
実際に「今、NISAやiDeCoでどれくらい積み立てると理想の将来像に近づけるのか?」を算出しました。
はじめは、リピーターの3名とも「この金額は今は出せない」との感想でしたが、スマホのプラン変更や保険の見直しなど、足元の支出をひとつずつ確認していくと、「意外とできるかも」と、表情が前向きに変わっていく姿が印象的でした。
支出の見える化と「マネーフォワード ME」
こうした気づきを行動につなげるために紹介したのが、家計簿アプリ「マネーフォワード ME」です。
弊社アーリークロスは、2025年8月にマネーフォワードと資本提携し、マネーフォワードホームと業務提携を行いました。
企業への導入支援の中でもアプリの活用方法をお伝えしていますが、「おかねの教室」でその実践を取り入れています。
マネーフォワード MEは、クレジットカードや銀行口座を連携することで、
毎月の支出を自動で可視化でき、証券口座や企業型DC口座とも連携可能です。
家計の全体像を「見える化」することで、無理のない積立計画が立てやすくなります。
教室では、実際にアプリを使って支出を見直し、収支が改善した社内メンバーの体験談も共有しました。
終了後には、「まずはアプリをダウンロードして見える化を始めました!」という声も届いています。
同じテーマで学び合う、新しい学びのかたち
職場は違っても、同じテーマで学び合い、気づきを共有する。
それぞれの「働く人」が集い、未来のおかねを考える。
それが、アーリークロスの「おかねの教室」です。
参加してくださった方たちが、ご自身の職場でこの話をしてくれて、それを聞いた方々が「次は自分も参加したい」と言ってくださる。
そんなふうに、学びが職場を越えて広がっていくことを、私たちはとても嬉しく思います。
私たちは、これを職域教育の新しいかたちだと考えています。
参加者の声
アンケートでは、参加いただいた方から「とても参考になった」「新しい知識や気づきが多かった」との声をいただきました。
【本日の勉強会で特に参考になった点・新しく学びになった点をご記入ください。】
- 目論見書の見方など、投資の勉強方法について勉強になりました。
- ちょうど「運用が必要なのは分かったが、とはいえ収支が…」と思っていたので、まさに聞きたい内容だった。
- まず始めることが大事だと思った
- 具体的な投資金額が理解できた点
- 投資信託の商品を選ぶ際のポイントがわかった
- 投資に関するネガティブなイメージが払拭されました。「複利」の説明がニワトリの図で分かりやすかったです。
- インド(新興株)への投資を検討する際、アメリカのテック企業をみにいく。異なる視野で広げていくのは面白いな〜と思いました。
- 投資はやっていたものの、まずは現在地を知ること、整理することが重要だなと改めて感じました。
- 投資の考え方を学ぶ事ができました。
- 自身の収支を把握しておくことが必要な点。投資とは何をしているのかという点。
- 投資に対して「何から学べばいいのかわからない」と悩んでいましたが、自分のレベルに合わせて回答いただきとても参考になりました!目論見書読みます!
また、「もっと詳しいテーマで学びたい」「定期的に開催してほしい」といった声も寄せられました。
今後の予定
参加者からは「2〜3か月に1回の開催が理想」という声が多く、今後も継続して開催を予定しています。
また、「テーマを掘り下げて学びたい」という要望に応え、より具体的にテーマを取り上げる勉強会も検討中です。
「おかねの教室」は単なる勉強会ではなく、理念である 「みらいのお金をデザインする」 を社会に実装する取り組みのひとつです。
アーリークロスが大切にしている想い
私たちアーリークロスには「みらいのお金をデザインする」というグランドデザインがあります。
その実現のための仕組みの一つが、この「おかねの教室」です。ここでは「原理原則に沿った正しい情報を社会に届ける」ことを実践し、金融教育を通じて人々が未来のおかねに安心を持ち、自信をもって行動できるようサポートしています。
おかねに関する知識や情報は、実は誰もきちんと教えてくれません。SNSを中心に無料で多くの情報が飛び交っていますが、その真偽を見極めるのは難しいのが現状です。だからこそ、私たちは正しく、そして分かりやすく伝えることにこだわっています。アーリークロスは企業型確定拠出年金導入支援の専門会社であり、金融の専門家です。その立場から、社会に本当に必要な金融教育を広めていきます。
一緒に理念を広めていく仲間を募集しています
「おかねの教室」に興味を持った方。
「正しい金融教育を広めたい」と思った方。
そして、「みらいのお金をデザインする」理念に共感できる方を、募集しています。
私たちの仕事は、制度を導入するだけではありません。
社会や人々の未来に安心と希望を届けることです。
少しでも共感していただけたなら、ぜひ一度お話ししましょう。