こんにちは!採用・広報担当の茂藤です。トレンドアートでは、頑張った人が頑張りを正当に評価することにこだわった評価制度を運用しております。そんなトレンドアートの評価制度をご紹介させていただきます。
目次
▍トレンドアートが評価制度にこだわる理由
▍評価制度の全体像
詳細に定義された期待役割
社長面談の目的と役割
評価面談の目的と役割
2つの軸の相互作用
人事評価の年間スケジュール
▍評価制度の流れ
独自開発システムで実現する客観性と透明性
多層的なプロセスで実現する公正性
社長との直接対話で生まれる信頼関係
継続的な評価制度のアップデート
▍まとめ
▍トレンドアートが評価制度にこだわる理由
トレンドアートが評価制度に強いこだわりを持つのには、代表の井上の実体験が背景にあります。
井上は、大手IT企業でエンジニアとして順調にキャリアを積み、早々に成果を出していたことから飛び級で課長に昇進し、30名ほどの組織をマネジメントするまでになりました。しかし、その後も成果を出し続けたにも関わらず、人事制度の問題で一向に昇格・昇給できない状況が続きました。
上司や会社に改善を訴え続けましたが、なかなか改善されず、後から課長になった人たちが自分より高い給与からスタートするという不公平な状況を目の当たりにしました。
この経験から「頑張っている人が正当に評価されていない」ことへの強い違和感を感じ、頑張っている人が正当に評価される会社を目指して起業を決意したのです!
だからこそ、トレンドアートでは評価制度を会社の根幹となる価値観の表現として位置づけています。
井上の生い立ち〜起業後にいたるまでのインタビュー記事は↓↓から見れますので、ご興味のある方は是非チェックしてみてください!
▍評価制度の全体像
詳細に定義された期待役割
総合職と専門職それぞれで等級ごとに期待役割が役割責任表に定義されております。社員が期初に目標設定する際に、役割責任表から挑戦したいミッションを選び、自己評価シートに記載します。また、当社は技術力だけではなく、ビジネススキルやヒューマンスキルを磨いていただくことを大切にしております。コミュニケーション力やリーダーシップなど合計20個以上の評価項目を定義しており、それをもとに人事評価や社員へのフィードバックを行っております。
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※自己評価シート(一部抜粋)
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※役割責任表(一部抜粋)
社長面談の目的と役割
社長面談の主な目的は、社長への相談・コミュニケーション、個人目標の意思表明、その他提案や意見交換です。この面談では、社員一人ひとりが自己評価シートを使って役割責任表内の役割をもとに自身で目標を設定し、設定した目標を社長に直接共有します。これにより、経営陣と現場の距離を縮め、会社のビジョンと個人の目標を結び付けることができます!
評価面談の目的と役割
評価面談の主な目的は、自身の行動が社長以外の他者にも評価される事の意識付けです。独自開発の評価システムを活用し、社員と上長がそれぞれで評価を入力し、最終的にスコアチャートやスコアランキングが表示される仕組みになっています。項目のウェイトや詳細は専用システムで管理しており、より客観的で公正な評価を実現しています。
2つの軸の相互作用
この制度の最大の特徴は、社長との直接対話による目標設定とコミュニケーションの場と、独自開発システムによる客観的で透明性の高い評価という、全く異なる性質を持つ2つの軸を組み合わせていることです。これにより、”個人の想い・目標の共有”と”客観的な行動評価”のバランスを絶妙に取り、一人ひとりの成長を多角的にサポートしています。
人事評価の年間スケジュール
年間を通して、上期評価期間(4月~9月)と下期評価期間(10月~3月)の2回に分けて評価を実施し、社長面談も年2回、人事会議も年2回開催することで、継続的かつ密度の濃い評価とフィードバックを実現しています。
▍評価制度の流れ
独自開発システムで実現する客観性と透明性
昨今注目されているタレントマネジメントシステムは世の中にたくさん出ております。当社は、独自の評価制度が反映されたシステムを自社で開発しております。
このシステムでは、スコアの可視化により自分の成長と課題が明確に見えるようになっています。また、ランキング表示により他者との相対的な位置もわかるため、自分がどの程度のレベルにいるのかを客観的に把握できます。さらに、評価基準が統一されているため、管理者間での評価のブレを最小限に抑制しています。
社員と上長がそれぞれで評価を入力し、最終的にスコアチャートやスコアランキングが表示される仕様になっています。項目のウェイトや詳細は専用システムで管理しており、このシステムの導入により「評価基準が曖昧」「上司によって評価が変わる」といった不公平感が大幅に改善されました。
多層的なプロセスで実現する公正性
本人評価→上長評価→管理者評価→人事会議という段階的なプロセスを採用することで、単一の視点に偏らない公正な評価を実現しています!
このプロセスにより、評価が単なる査定ではなく、一人ひとりの頑張りを正しく認識し、次のステップへの道筋を明確にする機会として機能しています。複数の目で見ることで、見落としがちな頑張りや成長もしっかりとキャッチすることができます。
また、各段階で対話を重視しているため、評価される側も納得感を持って次の目標に向かうことができるのも特徴です。
社長との直接対話で生まれる信頼関係
当社ぐらいの会社規模で、全社員が社長と直接対話できる機会を設けているのは、かなり珍しいと思います!
この面談により「会社の方向性がわからない」「自分の想いが伝わっているのか不安」「会社から何を期待されているか分からない」といった課題を根本から解決し、社員がより前向きに仕事に取り組める環境を提供しています。経営陣と現場の距離が近いことで、会社の方向性を理解しながら働けるのは大きなメリットです。
この面談の中で、リーダーがやりたいと意思表示した社員が適正があると判断された場合には、すぐに配置転換が起こり、リーダーを経験できるプロジェクトにアサインされるという事例も過去にはあります!
継続的な評価制度のアップデート
評価制度を完成されたものとは考えず、常に改善を続けているのも大きな特徴です。
現在も等級制度について継続的に検討を進めており、給与反映については業績への影響も考慮しながら、現場の状況に応じた柔軟な運用を重視しています。完璧を求めすぎるのではなく、実際に運用しながら改善を重ねることで、より良い制度に育てていこうという考え方です。
技術力を活かした独自の取り組みを通じて、さらに良い評価環境を提供し続けることを目指しています!
▍まとめ
トレンドアートの評価制度は、井上自身の「頑張っている人が正当に評価されない」という原体験から生まれた、社員の成長と公正な評価を真剣に追求する仕組みです。
社長との直接対話と客観的システム評価の融合により、一人ひとりの成長を多角的にサポートし、頑張りが確実に報われる環境を提供しています。技術会社ならではの独自システムと、人間味あふれる直接対話の組み合わせが、他にはない評価制度を生み出しています!
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