多くの会社にとって、退職は「関係の終わり」を意味するかもしれません。
しかし、タニクリでは、退職は「これまでの関係を土台とした、新しい関係の始まり」と捉えています。
その考え方は、私たちのユニークな退職プロセスに表れています。
私たちは、退職を決意した社員に、一つのお願いをしています。
そのお願いは入社する前の面接時にお伝えしています。
そのお願いとは、退職を決めたときには「退職の相談を、上司である僕にするのではなく、一番最初に、自分が辞めることで最も影響を受ける現場の仲間にしてください」というものです。
そして、どうすれば皆が困らない「きれいな良い辞め方」ができるかを、当事者であるあなた自身が中心となって、仲間たちと話し合って決めてほしい、とお伝えしています。
これまでお客様や会社の仲間のために一生懸命に活躍してくれたあなた自身が相談してくれれば、職場の仲間は必ず親身になって相談に乗ってくれます。
これは、最後まで「当事者」として自分の選択に責任を持ってほしい、という願いの表れでもあります。
きれいな良い辞め方をすれば、退職した後も、そこで築いた良好な人間関係は続いていきます。もちろん嫌な辞め方をすれば人間関係は壊れてしまいます。
その人が自分自身で築いた良好な人間関係は、その人生にとって、かけがえのない財産になるはずです。
会社を辞めることは、決して悪いことではありません。
人生のステージや家族の状況などが変われば、働く場所が変わるのは自然なこと。
誰も嫌な思いをせずに退職することはぜんぜん難しくありません。
お互いへの感謝と尊重を忘れずに、美しい形で関係を変えていく。
そうすれば、退職後もいつでも遊びに来れるし、困ったことがあれば助け合えます。
そんな企業文化を、私たちは大切にしています。