1
/
5

「働く場所」を選ぶということ

Photo by Yasmina H on Unsplash

Musubi Labでは、オフィスワークとリモートワークの両方を柔軟に取り入れた、ハイブリッドワーク制度を導入しています。

朝の静かな時間に、自分のペースでじっくりと業務に向き合えるリモートワークの魅力。移動の時間が削減されることで、集中できる時間が少しだけ増えることもあります。
また、子育てや介護といったライフステージにある方が、無理なく力を発揮できる環境としても、大きな意味を持っていると感じています。

私たちがハイブリッドワーク制度を取り入れた背景には、「高いスキルや熱意を持った方が、自分らしく働ける社会にしたい」という想いがあります。
とりわけ子育て世代の主婦・主夫の方々のように、画一的なルールの下では最大のパフォーマンスが発揮しにくいような層にも光を当て、誰もが自然に社会と関われることを当たり前にしたい。
それが、私たちが信じる未来に近づく一歩だと思っています。

それでも、オフィスワークを「推奨」している理由

一方で、Musubi Labではあえて「オフィスワークを推奨」としています。
これは、ルールで縛りたいわけでも、古い働き方を守りたいからでもありません。

むしろ私たちは、性善説に立ち、なるべく少ないルールで、お互いを信じながら働ける組織でありたいと思っています。
けれど同時に、「働く場所の選び方」は、仕事のあり方や、成長のステージに深く関わるものでもあるのです。

タスクと課題のちがい

仕事は、大きく分けて2つに分類できます。

  • タスク(=抽象度の低い業務)
  • 課題解決(=抽象度の高い仕事)

最初は誰もが、明確な指示のあるタスクからスタートします。これは、リモート環境でも比較的スムーズに進められます。
実際、チャットやドキュメントのやり取りだけで完結する業務も多く、「きちんと仕事ができている」という実感を持てるフェーズです。

けれど、あるタイミングでふと気づくのです。
——もっと大きなことに取り組んでみたい
——もっと成長して、影響力を高めたい
——仕事を通じて、自分の幅を広げていきたい

そんな想いを持つようになると、求められるのは「タスク」ではなく「課題」へのアプローチになります。

課題に向き合うには、「情報の余白」が必要になる

「課題」とは、いつも誰かが明確に指示してくれるものではありません。
まだ言語化されていない問題を見つけ、言葉にし、仮説を立てて、周囲を巻き込みながら進めていく。

その過程では、言葉にならない空気感や、相手の表情、何気ないやりとりの中にヒントが隠れていることも多くあります。
そうした“情報の余白”に触れやすいのが、やはりオフィスという空間なのです。

もちろん、フルリモートでもこのような課題に立ち向かっている方もいらっしゃいます。
でもそれには、非言語の情報をキャッチする力や、組織への深い理解、日々の地道なコミュニケーション設計が欠かせません。

とくに新しく組織に加わった方が、その土台をつくるには時間と環境が必要です。
実際、オフィスに積極的に足を運び、仕事の背景や関係性をしっかり把握してからリモートワークに移行した人の方が、のちのち安定して働き続けられる傾向があると感じています。

働き方に“納得感”を持つことが大切

「オフィスに行ったほうがいいのかな」
「でも、家でやったほうが集中できる気もする」

働き方に悩むことがあるかもしれません。

けれど大切なのは、「誰かに言われたから」ではなく、「自分自身の成長や役割に照らして、どこで働くのが一番いいか」を自分で考えることだと思います。

通勤の時間や体力をかけてでも、リアルな場に身を置くほうがラクだと感じることもあります。
一方で、自分で自分をマネジメントする力が高い人にとっては、リモート環境のほうがパフォーマンスを出しやすいこともあります。

どちらが正解というわけではなく、「どんな働き方が、自分らしく力を発揮できるか」という視点を持つことが、最も大切なことです。

Musubi Labでは、これからも多様な働き方を尊重しながら、
「人が活きる組織」「成長できる環境」をつくり続けていきます。

働く場所を自由に選べる時代だからこそ、
その選択に納得感が持てるように。
そしてその選択が、誰かの未来を育むものになるように。

そんな組織でありたいと願っています。

Invitation from 株式会社Musubi Lab
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社Musubi Lab's job postings
15 Likes
15 Likes

成長

Weekly ranking

Show other rankings
Like Mototsugu Fusada's Story
Let Mototsugu Fusada's company know you're interested in their content