Musubi Labで働くスタッフについて紹介している『Musubi Labスタッフの仕事』シリーズ。
今回はアートディレクションと企画を担当するスタッフの梅原にインタビュー。様々なスタッフとも関わりが深く、仕事の全体像や流れを把握することがとても大事なポジションです。
目次
- アートディレクターのお仕事とは?
- Musubi Labでのアートディレクターの仕事内容を教えてほしいのですが、どんなことを担当されていますか?
- お客様の心に響くバイイングのコツとは?
- バイヤーとして商品を選ぶ際は、どんな流れで進めていくのでしょうか?
- あらかじめ「こういう商品が欲しい」と思って選ぶのでしょうか?それともたまたま目にしたものが良くて、買い付けることが多いのでしょうか。
- 最後に、応募する方に一言お願いします!
アートディレクターのお仕事とは?
Musubi Labでのアートディレクターの仕事内容を教えてほしいのですが、どんなことを担当されていますか?
梅原「新商品の企画とコンテンツの企画を行っています。また、企画をもとにクリエイティブチーム(カメラマン・テーブルコーディネーター)とエディターチームと協力し、商品公開までの進行も含めて担当しています。」
アートディレクターというと、サイトのデザインなどの仕事をイメージしますが、企画全般に関わっているんですね。
梅原「はい、新商品の企画として新規サプライヤーの開拓、新商品の選定、交渉などのバイヤーとしての仕事も担当しています。」
梅原「商品公開の際にはモノの魅力を伝えることが大事ですので、企画で選定した商品をどういうコンテンツに落とし込むかは、アートディレクターとしてやりがいを感じる部分です。撮影現場のディレクション、画像の選定、ページデザインなどクリエイティブのほとんどを担っていますが、コンテンツ制作に関わる全員と相談しながら進行します。デザイン系のソフトウェアが使えることはもちろんですが、プロジェクト管理能力が必要だと思います。」
チームで協力し合うことがすごく大事なんですね。
梅原「そうですね、チーム全員が商品の魅力やバックストーリーをしっかりと理解、共有し、それぞれに意見を出すことで、より良いコンテンツ作りに繋がっていると思います。」
お客様の心に響くバイイングのコツとは?
バイヤーとして商品を選ぶ際は、どんな流れで進めていくのでしょうか?
梅原「展示会に足を運んで、自分の目で商品の魅力やクオリティをチェックしたうえで商品を選定することがほとんどです。窯元のホームページやインスタグラムのアカウントも参考にしますが、ディテールや質感、重さなどは写真や文章だけでは伝わらないことが多いんです。展示会ではメーカーの営業担当者や、職人との生の対話ができるので、そこでの出会いを大切にしています。」
あらかじめ「こういう商品が欲しい」と思って選ぶのでしょうか?それともたまたま目にしたものが良くて、買い付けることが多いのでしょうか。
梅原「両方あります。コンテンツを作るうえでも、『こういう商品があったらいいな』ということは念頭に置いていますが、やはり商品の魅力あってこそなので。展示会で素敵なものがあったら、買い付けが可能かどうかということは考えますね。日常的にアンテナを張り、常にお客様が欲しいものをイメージすることが大事だと思います。」
そうやって選ばれた商品が、実際のECサイトに並ぶわけですね。
梅原「はい、選んだ商品はただ販売するだけではなく、魅力のあるコンテンツとともに紹介するようにしています。海外のお客様にとっては馴染みがない商品、使い方が難しい商品などは特にそうですね。例えば、茶香炉などは使い方を説明する必要がありますし、子供用の漆器などの良さも、実際にスタッフのお子さんが使ってみた感想などを記事にしています。コンテンツ制作はお客様へのメッセージだと考えています。」
コンテンツの構成からリリースまでの全工程に携わる
商品がリリースされる時には、嬉しさもひとしおですよね。
梅原「はい、新商品に一番最初に触れ、公開までに大事に大事にコンテンツを育てていく立場なので、商品がリリースされるときは、母のような気持ちになります。」
最後に、応募する方に一言お願いします!
梅原「チームで制作していくので、コミュニケーションが好きな方や、お皿に対しての思い入れが強い、ちょっとマニアックなこだわりがある方を募集しています。「これが好き」「これを知ってもらいたい」「やってみたい」という強い思いがコンテンツの力になると思っています。作り手とお客さまの架け橋のような役割ですので、どちらの気持ちにも寄り添える視点が大事かなと思っています。」