こんにちは！岸保産業インターン生の福本章太です。今回は、岸保産業の代表である岸さんへのインタビュー記事になります ！「経営者」という目線でのお話に加えて、岸さんのオフの顔についてもお伺いすることが出来ました！最後までご覧ください ！

1：経歴

岸さん、よろしくお願いします！まず、これまでのご経歴について教えてください！

2000年に慶應義塾大学の経済学部を卒業して、東洋信託銀行株式会社（現三菱UFJ信託銀行株式会社）に入行しました。その後、取得した会計士の資格を活かして1年間予備校の講師を務め、2003年に監査法人トーマツ（現有限責任監査法人トーマツ）に入社し中小企業の管理体制や収益構造等について学びました。そして、2008年から岸保産業で働き始めることとなりました。

20代から多くの職種を経験されたのですね！様々な職種を経験した理由はなぜだったのでしょうか。

子供の頃から会社とともに育ってきたこともあり、当たり前のように将来は自分がこの会社を継ぐのだという意識があり、そのためにも「お金に関することや中小企業の仕組み」などについて詳しくなっておくべきだと思ったことが理由です。また、当時は就職氷河期の時代で「専門的なスキルを身につける必要がある」という考えが浸透していたことも大きかったかなと思います。

そうだったのですね！岸保産業で働き始めるきっかけは何だったのでしょうか？

監査法人で働いていた頃に実家へ帰った際、岸保産業の売上・利益が大幅に減少している事実を知り危機感を感じたことが決め手になりました。当初は監査法人の後にもう１社ほど働いてからと思っていましたが、監査法人を退社し語学留学を経て、岸保産業で働くこととなりました。

2：「経営者」として働くやりがいや面白さについて 

実際に経営者として働いていて感じるやりがいや面白みはどのようなものがありますか？

会社の未来を最終的に決断する際、社員とも話し合った末に決めた策が実際に結果に繋がった時は一番やりがいを感じる瞬間だと思います。また、苦労する点でもありますが、「人」の成長を見られる点も経営者としてやりがいを感じている点です。自分自身も実際に動いていく中で社員の仕事への意識や考え方が変わっていき、会社のみんなで前向きに未来の話をしている瞬間が楽しいです。

ありがとうございます！また、経営の難しさという点ではどうでしょうか？

やりたいことに必要な戦力が簡単には整わない点だと思います。それは中小企業だからということもあるでしょうし、加えて岸保産業の場合には立地的にも難しい点もあったりします。また、実際の業務という点では、社員にどのように自分自身が伝えて、同じ価値観で進んでもらえるかという点があります。あと、経営者は会社経営に対し決断や責任を負う立場から、‟よく社長は孤独で～“なんてことを言われることがあります。ただ、私の場合は仲間や多くの相談相手がいたので、その点は恵まれていたと思います。

「人」というワードがよく出ていますが、「社員とのつながり」で大切にしていることはありますか？

なるべくフラットに、そして社員にも相談し、情報共有をしながら業務に取り組むということを意識しています。また、社員へ業務指示をする場合にも業務内容＋その業務の目的を伝えることを意識しています。そうすることで、社員としても行き詰まった時に状況改善がしやすいと思います。また、昔は私自身も社長としてはかなり若かったこともあり、ふらっと社員に話しかけてアドバイスすることもありましたが、今では組織が大きくなってきたこともあり、そうしてしまうと間の上長が状況を把握できないということも出てきてしまうので、ある意味で風通しを悪くしようと考えています（笑） 

組織が大きくなってきたからこその悩みですね（笑）普段は社員とどのように関わることが多いですか？

今は管理職の体制がしっかりと整ってきたので減ってきていますが、以前は私自身が営業担当の出張に同行することがありました。そういう時には一緒に夕食を食べて、いろいろな話をすることで現場の営業担当ともコミュニケーションがよく取れていたと思います。今は会社が大きくなってきて、会社の全てに私自身でリーチすることが難しくなってきたので、その代わり私自身の分身ともいえるような存在の人（会社の価値観や仕事への意識などを理解できる人）を各部門に配置出来るよう心がけています。

社員とのプライベートでの関わりもあったりしますか？

プライベートで私から誘うというようなことはほぼないです。私が誘ってしまうと社員は行かないといけないという風になってしまうと思うので（笑）。会社のイベントとしてという時はありますが、個人的にはないという感じです。ただ、社員から誘われた際にはなるべく参加するようにしています。

※仕事終わりに社員のみんなでご飯に行くことも！

3：休日や仕事とプライベートの両立について

そうなのですね！普段岸さんはオフの日をどのように過ごされているのですか？

家でゴロゴロする日もあれば、家族でどこかに出かけたりもします。ただ、最近だと子供たちも大きくなってきてそれぞれの用事もあったりするので、私自身も仕事をしたり、ゴルフをしたりと特に定まったものはありません。

オンとオフの切り替えはどのようにしていますか？

ほとんどしていないかなと思います。本当にオフの場合、スイッチが切れたように眠っていることもありますが（笑）。そうした日以外は実は仕事もプライベートも変わりないと思います。どちらも一体というか、プライベートを楽しむために仕事をしているということでもなく、仕事自体が趣味みたいなものです。一番の趣味が仕事で、好きでやっているのでそこに境目はないです。なので、プライベートでレストランだったり何らかのビジネスを見れば、「これってどういう収益構造なのか」とかそういった目線で見てしまったりという感じです。仕事もプライベートもどちらも面白ければ良いと思っていて、その全体が自分の生活と感じています。

なるほど！仕事も休日も１００％で楽しむということですね？

そうですね、常に好きなことをやっている形で、それがワークでもありライフでもあるような感じです。どちらも全力で取り組み、どちらも面白いと良いなと思います。仕事は好きでやるものだと思います。やりたい仕事を通して新しいスキルを身につけ、以前出来なかったことが出来るようになったり、こんなことを会社でしているとか友人に話せたりすると、きっと楽しいと思います。もちろん全社員がそうとはいきませんが、特にキャリアを重ねたい人にはそういった感覚で仕事をしていくのが良いと思います。世の中で稼いでいる人を見ると、プライベートも充実している人が多いです。ライフからビジネスのヒントを得たり、両方に全力の人が多いと思います。

4：今後の岸保産業の目指すところについて

普段他の社員の方と話をさせていただいてもそうした考え方が浸透しているなということを感じます。そんな岸保産業が今目指している会社としての未来を教えてください。

当社だけでなく、業界全体として非常にアナログな現状があります。そうした状況からＩＴ／ＤＸ化を行い、効率化を実行するというのが１つ目指している点です。もう一つは、日本全体の少子化に伴い、市場の縮小傾向が著しい中で、当社としては海外に目を向けて、食文化の共通点が多いアジアを舞台にさらに発展していきたいと思っています。今は世界でも和食が当たり前に食べられるようになってきた中で、日本の調理器具が現地に届いていない状況もあるので、そこは大きなチャンスだと捉えています。こうしたＩＴ化や海外進出等を図る中で、業界としての人気も高めていきたいと思っています。

※先日シンガポールで行われた展示会での1枚！

そうしたＩＴ化・海外進出を目指す岸保産業が必要とする人材を教えてください。

抽象的ですが、仕事を遊びのように楽しんでやれる方かなと思います。人生の中で会社というものに携わり仕事に費やす時間は人生のそれなりの時間を占めます。そういった時間をプライベート同様、またはそれ以上に楽しめると人生が必ず充実すると思います。仕事を楽しみたい、そこで成長する自分が楽しい、チャレンジしていきたいというような方に来て欲しいです。そういった方は、会社全体としても、私自身にとっても良い刺激になりますので是非一緒に働きたいと思います！

ありがとうございます！以上、岸社長へのインタビュー記事でした！

前回の社長へのインタビュー記事もこちらからご覧ください！

（会社の立て直しのお話など、この記事を読んだ後に更に面白く読めます ！）

少しでも岸保産業に興味を持っていただいた方、まずは1度お話しする機会を下さい！

この記事では伝えきれない岸保産業の魅力について、詳しくご紹介させていただけますと幸いです！