株式会社エアーは、企業が直面するセキュリティ対策や業務効率化、デジタル化の課題を解決するために、先進的なIT技術を活用したソリューションを提供しています。
創業から約40年、培ったIT技術を駆使して、弊社がどのように企業のビジネスを支援しているのか、ここでは実際の事例を通して紹介します。
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目次
Case1. 20,000人のメール誤送信を防ぐには?(大手電子機器メーカー様)
Case2. 市場の変化に強いシステムをどう作るか?(大手通販会社様)
Case3. 外出中でも"会社にあるデスクトップPC"しか利用できない(情報通信サービス事業者様)
ITで「あったらいいね」を実現し、お客様の課題を解決する
Case1. 20,000人のメール誤送信を防ぐには?(大手電子機器メーカー様)
大手電子機器メーカー様では、社員によるメールの誤送信が原因で、大小さまざまなトラブルや事故が発生していました。社外に送るべきでない情報が誤って送られてしまうなど、企業としての信頼にも関わる問題に取り組む必要がありました。
メールを送信する前に必ず一度読み返す・上司にメールを見てもらう、といったルールを作りましたが、20,000人を超える従業員にルールを浸透させるのは困難でした。また、人が行うチェックではどうしてもミスが無くなることはありません。そこで、システム上でメールをチェックする製品が無いか検討しましたが、多数の社員の送信メールに対応できる、求める要件をすべて満たす市販のシステムは存在しませんでした。(お客様の声)
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✅解決策:ニーズに合わせたカスタマイズを提案
お客様は複数のシステム会社に声をかけたそうですが、開発の難易度が高く、納期、コスト、性能を満たすものがないと非常にお困りでした。そんな中、弊社は「WISE Audit」のカスタマイズ導入を提案しました。元々は蓄積されたメールを監査するためのツールでしたが、送信時にメールのチェックができるよう、お客様の要望を受けてオリジナルの機能を付与しました。
📝効果:従業員の誤送信予防とセキュリティ意識の向上
当社からの要望、必要な要件をお伝えすると、
エアーさんはすぐに仕様書を出してくれました。カスタマイズでの対応力、課題を解決
する提案力、依頼を受けた際のスピード力、導入前に欲しいと思っていた機能、全て対応していただくことができました。おかげさまで導入以来、事故は起きていません。システム化とは言っても、100%事故を防げるものではないと考えていましたが、導入によって全社員のメールのセキュリティに対する意識が向上していると感じます。副次的な効果に驚きました。(お客様の声)
私たちはシステムを導入して終わりではなく、セキュリティを守ろうとする文化の構築が大切だと考えています。今回の事例では、社内用のマニュアル策定や、導入後の運用サポートも支援させていただきました。課題の解決だけではなく、企業様全体のセキュリティ意識を高めるきっかけになり、ご支援できたことがとても嬉しく思いました。
Case2. 市場の変化に強いシステムをどう作るか?(大手通販会社様)
ファッション・生活雑貨・ホビー商品・美容関連商品・食品等…国内外の様々な商品やサービスを長年に亘り販売されていた企業様は、マーケティングデータの管理に大きな課題をお持ちでした。
「社内のプログラムは自社で作っていたのですが、事業の拡大に伴いシステムが増えて複雑化していきました。ちょっとした変更でも、毎回プログラムを手作業で変更する必要があり、時間もコストもかかっていました。市場の変化に対応するために、外部のクラウドサービス等と連携させることになりましたが、小回りがきかず限界が見えてきていました。」(お客様の声)
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✅解決策:システムやサービスの間でデータをやり取りする“橋渡し役”
そこで弊社は「Qlik Talend」というデータ連携ツールを提案しました。「Qlik Talend」は、様々な形式のデータを、1つのプラットフォームで加工・管理することができます。こちらをご利用いただくことで、データのやり取りを自動化・効率化できるようになり、手作業のプログラム開発を減らすことができました。
📝効果:市場の変化に対応できる柔軟な仕組み
「何でも自前で開発しようとする”スクラッチ文化”からの脱却が進みました。開発ツールの活用で、コストの削減だけではなく、開発品質の安定化や生産性の向上に繋がったことを実感しました。今後Qlik Talend をさらに活用し、市場変化に敏感に対応できるシステムを整えていきます。」(お客様の声)
ITの世界では、一から作る技術だけでなく「どう使うか」「どうつなぐか」が成功のカギになります。システムを無理やり一つにまとめるのではなく、緩やかに繋ぐツールを提供することでお客様の課題を解決した事例です。
Case3. 外出中でも"会社にあるデスクトップPC"しか利用できない(情報通信サービス事業者様)
携帯電話のキャリアショップという競争の激しい業界で、第一線として躍進している企業様はある課題を抱えていました。
「会社のルールでは、仕事は会社のデスクトップPCでしかしてはいけない、と決まっていました。データの持ち出しによる紛失や、盗難による不正利用を防ぐためです。しかし、外出中であっても、携帯電話のキャリアショップから緊急で見積書や契約書の確認等を依頼されることもあります。利便性が悪く業務効率が非常に悪いと感じていましたし、カスタマーへのレスポンスも遅くなっていたことが課題でした。」(お客様の声)
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✅解決策:自宅や外出先からでも、会社の"PC画面だけ"を操作できるツール
そこで弊社は「AnyClutch Remote」というリモートデスクトップサービスを提案しました。こちらはインターネット経由で会社のPCにアクセスできますが、画面データのみを転送するため、遠隔操作する側(自宅や外出先のPC)にデータが残ることがありません。こちらをご利用いただくことで、外出先での業務が滞ることが無くなり、迅速なカスタマーサービスのご提供に繋がりました。
📝効果:市場の変化に対応できる柔軟な仕組み
実は導入時は3G回線だったのですが、当時のスマートフォンであっても、マウスポインタの動き、メニューやボタンをクリックしたときのフィードバックは、あたかもデスクトップPCで操作しているような感覚でした。画面データの転送が遅いと、誤操作を誘発し作業効率を著しく下げますので、「データ転送スピードの速さ=利便性の維持」と言えると思います。セキュリティを確保した上で利便性の維持・向上、カスタマーへの対応速度も上がり、満足のいく結果となりました。(お客様の声)
後日談となりますが、災害対策としての在宅勤務制度を整える際にも「AnyClutch Remote」が活躍したと伺いました。コロナ禍ではお客様のカスタマー様へも積極的にご紹介いただき、様々な企業様の業務維持のお手伝いができたことを嬉しく思っています。
ITで「あったらいいね」を実現し、お客様の課題を解決する
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現在、さまざまな業界でデジタル・トランスフォーメーション(DX)が進んでいます。テクノロジーの変化とともに、企業や企業で働く人々にも急激な変化が求められているように感じます。
私たちはその変化をいち早くキャッチし、「セキュリティ」「ビッグデータ・IoT」「AI」の3つの分野でお客様の課題解決に取り組んできました。これからも多くの企業様を支援することで、より良い未来の社会づくりに貢献していきたいと考えています。