地熱発電と地域の共生 ~技術統括常務執行役員 荒木さんへインタビュー~
日本で初めてフラッシュ方式の地熱発電所ができたのは1996年に商用運転を開始した松川地熱発電所(設備容量:23,500kW)。その後大分県の大岳地熱発電所(設備容量:14,500kW)、大沼地熱発電所(設備容量:10,000kW )と続き、国策として大手電力会社による大規模な発電所が一般的となりました。そんな中、国内で約16年ぶりとなるフラッシュ発電所として開発されたのがわいた第1地熱発電所です。設備容量が1,995kWと従来と比べて小規模な発電所として商用運転を開始し、2015年7月の運開から今日(2025年3月)で約10年を迎えようとしています。安定稼働には、地域と共生した発電事業で...