こんにちは、トラストシステム新卒採用担当石山です。
エンジニアを目指す皆さんは、どのような業界で活躍したいと考えていますか?
一口に「エンジニア」と言っても、その活躍の場はさまざまです。SIerをはじめとする情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界、Web・インターネット業界、通信サービス業界など、エンジニアのスキルが求められるフィールドは幅広く存在します。
それぞれの業界には異なる特性や魅力があり、自分のキャリアを考える上で、どの業界が自分に合っているのかを知ることは非常に重要です。
今回は、エンジニアが活躍できる主要な業界について解説し、それぞれの特徴を比較していきます。さらに、その中でもトラストシステムを含む「独立系SIer」の魅力について詳しく紹介します。
これから就職活動を進める皆さんが、自分に合った業界や企業を見つけるための参考になれば幸いです!
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エンジニアが活躍する主な業界とその特徴
エンジニアが活躍できる業界にはさまざまな種類があります。それぞれの業界には独自の特徴があり、求められるスキルや働き方も異なります。ここでは、主要な5つの業界について詳しく解説します。
① 情報処理サービス業界(SIer含む)
情報処理サービス業界は、企業や官公庁などのクライアント向けに、業務システムの開発・運用を行う業界です。特にSIer(システムインテグレーター)は、この業界の中心的な存在として、多くのシステム開発を手掛けています。
SIerには大きく3つの種類があります。
- メーカー系SIer(例:日立製作所、富士通、NEC)
- 自社のハードウェアやソフトウェアを活用したシステム開発が多い
- 大規模なプロジェクトに関わる機会が多い
- 取り扱う技術や製品が特定のメーカーに依存しやすい
- ユーザー系SIer(例:NTTデータ、SCSK、伊藤忠テクノソリューションズなど)
- 親会社のビジネスを支えるシステム開発が中心
- 比較的安定した案件が多く、長期的なシステム運用にも関与
- 親会社の事業戦略に大きく影響を受ける
- 独立系SIer(例:TIS、SCSK、トラストシステムなど)
- 特定のメーカーや親会社に縛られず、幅広い業界の案件に携われる
- 柔軟な技術選定が可能で、さまざまなシステム開発経験を積める
- 中小規模の企業が多く、裁量を持って働ける環境も
② ソフトウェア業界
ソフトウェア業界では、企業向けや個人向けのソフトウェア製品を開発・販売します。
- 例:オラクル、マイクロソフト、Adobe
- 業務システム向けのパッケージソフトや、クラウドサービスを提供する企業が多い
- 最新技術の研究開発に携わる機会もあり、専門性を磨きやすい
③ ハードウェア業界
ハードウェア業界は、コンピュータ、サーバー、半導体、組み込みシステムなどの開発を行う業界です。
- 例:Intel、ソニー、パナソニック
- ハードウェアとソフトウェアの連携が必要なプロジェクトが多い
- IoTやロボティクスなど、最先端技術に関わる機会も
④ Web・インターネット業界
Web・インターネット業界では、Webサービスやアプリケーションの開発を中心に行います。
- 例:メルカリ、サイバーエージェント、LINE
- 新しい技術を活用しやすく、開発スピードが速い
- 自社サービスの成長をダイレクトに感じられる環境が魅力
⑤ 通信サービス業界
通信サービス業界は、ネットワークや通信インフラの提供・管理を担います。
- 例:NTTグループ、KDDI、ソフトバンク
- 5GやIoTといった先端技術の活用が進んでいる
- インフラを支えるエンジニアとして、大規模なシステムに関われる
各業界にはそれぞれ異なる魅力があり、どの業界を選ぶかによって、求められるスキルやキャリアパスも変わります。次の章では、この中でも 独立系SIerの魅力 について詳しく解説します。
独立系SIerの魅力とは?
数あるエンジニアの活躍フィールドの中でも、独立系SIerは特に 「幅広い業界・技術に触れられる」「上流工程に関われる」「成長しやすい環境が整っている」 という点が大きな魅力です。ここでは、独立系SIerならではの特徴とその魅力について詳しく解説します。
① 幅広い業界・技術に触れられる
独立系SIerは、メーカーや親会社に縛られないため、多様な業界のクライアントと取引があります。
例えば、以下のような業界のシステム開発に携わることができます。
- 金融業界(銀行・証券・保険などの業務システム)
- 製造業界(生産管理システムやIoT活用のシステム)
- 医療業界(電子カルテや医療機関向けのシステム)
- 流通・小売業界(ECサイト、在庫管理システム)
多くの業界のシステムに携われるため、エンジニアとしての視野が広がり、幅広い技術を習得することが可能です。特定の業界や技術に限定されず、さまざまな開発経験を積める点は、独立系SIerならではのメリットです。
② 上流工程に関われる機会が多い
独立系SIerは親会社に左右されないため、クライアントと直接やり取りする機会が多く、 要件定義や設計といった上流工程 からプロジェクトに関わることができます。
そのため、システム全体を見渡す力が身につき、エンジニアとしての成長スピードも速くなります。上流工程の経験を積めることで、将来的には PM(プロジェクトマネージャー)やITコンサルタント へのキャリアパスも開けます。
③ 成長環境が整っている
独立系SIerは、エンジニアのスキルアップを重視する企業が多く、「早い段階から裁量を持って仕事を任せてもらえる」 ことが多いため、主体的に学ぶ意欲がある人にとっては、非常に成長しやすい環境です。
成長を支援する環境が整っています。
例えば、以下のような制度を導入している企業が多いです。
- 新人研修・技術研修の充実(プログラミング研修、クラウド・ネットワーク研修など)
- 資格取得支援制度(基本情報技術者、応用情報技術者、AWS認定資格 など)
- メンター制度(先輩エンジニアがサポート)
④ 働きやすい環境(フラットな組織・自由なキャリアパス)
大手SIerと比べて組織規模がコンパクトなため、独立系SIerでは 風通しが良く、社員同士の距離が近い という特徴があります。
- 経営層や上司との距離が近く、意見を言いやすい
- 希望するキャリアに合わせて、プロジェクトを選べることが多い
- スキルアップ次第で、早くからリーダーを任されることも
大企業のような厳格な組織構造ではなく、 「個々のスキルや希望に合わせてキャリアを築ける」 のも独立系SIerの魅力です。
このように、独立系SIerは 「多様な業界のシステム開発に関われる」「上流工程の経験を積める」「成長環境が整っている」「自由なキャリアを築ける」 という点で、エンジニアとして成長したい方にとって魅力的な選択肢となります。
自分に合った業界を選ぼう
エンジニアとしてのキャリアを考える際、どの業界で働くかはとても重要です。今回紹介した 情報処理サービス業界(SIer含む)、ソフトウェア業界、ハードウェア業界、Web・インターネット業界、通信サービス業界 のように、それぞれの業界には特徴や求められるスキルが異なります。
また、同じSIerの中でも メーカー系、ユーザー系、独立系 で働き方や業務内容に違いがありました。
自分に合った業界・企業を選ぶポイント
就職活動を進めるうえで、以下のポイントを意識してみてください。
✅ 自分が興味のある業界はどこか?
✅ どんな技術に関わりたいか?(ソフトウェア、ハードウェア、ネットワークなど)
✅ どんな働き方をしたいか?(安定志向・チャレンジ志向・裁量の大きさ など)
✅ 将来どんなエンジニアになりたいか?(スペシャリスト、マネージャー など)
独立系SIerは成長したい人におすすめ!
特に、 「さまざまな業界のシステム開発に関わりたい」「上流工程を経験して早く成長したい」「裁量を持って働きたい」 という方には、独立系SIerがぴったりの環境です。
独立系SIerは、多様な業界のシステム開発を経験できるだけでなく、早い段階から要件定義や設計といった 上流工程に携われる機会が多い のが特徴です。また、研修や資格取得支援制度が充実している企業も多く、成長意欲がある人には最適な環境が整っています。
まずは実際の社員と話してみよう!
業界研究を進めるうえで、実際にその業界で働いている人の声を聞くことはとても参考になります。
「エンジニアとしてのキャリアをどう考えればいいか?」
「SIerの働き方って実際どうなの?」
そんな疑問をお持ちの方は、ぜひ Wantedlyの募集ページ からエントリーしてみてください!
私たち トラストシステム では、若手エンジニアが活躍できる環境を整え、新卒採用を積極的に行っています。ぜひ一度、カジュアルにお話ししましょう!
最後に
エンジニアとしてのキャリアは、多くの選択肢があります。
本記事を参考に、ぜひ自分に合った業界や企業を見つけてください!