■ フランスで感じた違和感。「働くってもっとワクワクすることじゃないのか?」
ーー宮川さんは、コンサルティング業界で「Big4」と称される、世界4大ファームの一角でキャリアを積まれてきました。そんな華やかな経歴ですが、なぜ「中高生の教育」という領域に飛び込んだのでしょうか?
宮川: 根底にあるのは、大学生の時のフランス留学という大きな転機です。現地で生活し、日本を外から俯瞰して見たときに、ある違和感を抱きました。
「日本の大人は、働くことも含めて心から楽しく人生を送っている人が少ないのではないか。本来、働くってもっとワクワクすることなんじゃないか」と感じたんです。
この気づきから「自分らしくHappyに働く大人を増やしたい」という想いが芽生え、日本で人材育成に関わりたいと考えるようになりました。
■ 大人になってからでは遅すぎる。教育課程こそが「自分らしさ」の土台になる
ーーそれで、ファーストキャリアとして人事コンサルティングを選ばれたのですね。
宮川: はい。コンサルティングファームでは、大手企業の人事制度改定などに携わっていましたね。
ただ、このように大人たちの人事コンサルティングに携わる中で、また新たな気づきがありました。大人が自分らしく働くためには、社会に出るもっと前段階で、「自分は何にワクワクするのか」「自分らしさとは何か」を考える過程が必要不可欠だということです。
社会に出る前に、社会との接点を持つこと。その中で自分のワクワクする瞬間を探すこと。そんな機会をこどもたちに届けたいという思いが強くなっていきました。
このため、コンサルティングファームを退職しました。
そのあと、当初は夫の赴任に伴いインドへ移る予定だったのですが、コロナ禍で渡航が白紙になりました。PwCを退職した直後のタイミングでしたが、私はこの予期せぬ空白期間を「社会のリアルを多角的に知るための好機」と捉え、パラレルキャリアをスタートさせることにしたんです。
社会起点で活動する複数の企業や団体に参画し、あえて特定の領域に絞らず、複数の団体で広報や事業推進に携わりました。
■ ミエタで見つけた、こどもたちが「自分を見つめる」ための授業
ーーミエタへの参画はどのような想いからだったのでしょうか?
宮川:上記の通りもともと自分自身の留学経験や、コンサルティングファームでの経験から、「日本で働くオトナが自分らしくHappyに生きることに貢献したい」「そのためには社会に出る前から社会との接点をもつことが大切だ」という考えを持っていました。
ミエタと出会ったとき、中高生が社会に触れながら、自分自身を深く見つめる経験ができる授業プログラムを提供していることを知り、「ここなら私の価値観を実現できる!」と思ったんです。
ミエタでの活動を通じて、こどもたちが社会に対してワクワクするきっかけを作ることができれば、それは将来、彼らが大人になった時に「自分らしく働く」ことへの一歩になる。そう確信して、ミエタで働くことを決めました。
■ 緻密な「オペレーション」の先に、生徒の目が輝く瞬間がある
ーー現在は、教育プロジェクトの推進を担う「中核メンバー」として多岐にわたる業務を担当されていますね。
宮川: はい。メインは各プログラムの計画・推進・管理といったオペレーション全般です。
私が担うオペレーション業務は、いわば「舞台裏の設計図」です。でも、それが形になった瞬間が何より楽しい。先生方との信頼関係が深まり、最初は距離のあった生徒たちが心を開いてくれるようになる。現場に入り、プログラムの前と後で生徒たちの顔つきが明らかに変わっていく姿を目の当たりにすると、言葉にできないやりがいを感じます。
■ 「本気」と「対等」。大人が生徒にフルスイングで向き合う価値
ーーミエタの教育プログラムには、他の「授業」とは違うどんな魅力があると思いますか?
宮川: 一言で言えば、「講師と生徒が本気で向き合う」ところです。ミエタの講師は、単に知識を伝達する存在ではありません。「このメッセージをどうしても伝えたい」という強い想いを持って登壇し、一人の人間として生徒と対等に向き合います。
生徒を「こども」としてではなく「一人のパートナー」として扱い、本気でフィードバックし、最後まで伴走する。大人がこれほどまでに自分にフルスイングで向き合ってくれるという経験が、生徒たちの「次はもっと頑張ろう」という一生モノの糧になるんです。
■ プロジェクト推進の力で、教育に「再現性」と「熱」を。
ーービジネススキルを活かして教育に関わりたいと考えている方へ、メッセージをお願いします。
宮川: ミエタのプログラムは、ただ「楽しいイベント」をやる場所ではありません。
社会の第一線で活躍するプロの知見を、いかに教育課程の中に組み込み、生徒の変容へと繋げるか。そこには緻密な管理能力や、多角的なステークホルダーを巻き込む推進力が不可欠です。
私が担当しているオペレーションの仕事は、教育という「形のない熱量」に、再現性とインパクトを与える仕事だと思っています。
■ 互いの「凸凹」が、最強のパズルピースになるチーム
ーー宮川さんから見て、ミエタで働く「メンバー」の魅力はどこにあると感じますか?
宮川: 一言で言えば、「強みと弱みを、プロとして補完し合える関係性」です。
ミエタには、教育現場を熟知した人間もいれば、私のようにビジネスの最前線で仕組みを創ってきた人間もいます。
一人ひとりの個性は驚くほど豊かで、ある意味ではバラバラかもしれません(笑)。
でも、全員が「日本の教育を本気で良くしたい」という同じベクトルを向いているからこそ、それぞれの「凸凹」が活かしあえるチームです。
誰かの苦手は、誰かの得意でカバーする。互いの専門性をパズルのピースのように組み合わせることで、一人では到底成し遂げられないような大きなプロジェクトを形にできる。この「個の強みを活かしたチームとしてのバランス」こそが、ミエタで働く何よりの面白さだと思います。
■ 最後に:立場を超え、同じ志を持つ「すべての人」へ
ーーこの記事を読んで、ミエタに興味を持ってくださった方へメッセージをお願いします。
宮川: 「こどもたちと社会の接点を増やしたい」「未来の選択肢を広げたい」。そんな想いを持って奮闘している仲間は、学校現場や私たちだけでなく、日本中にたくさんいるはずです。
私たちは、自分たちだけで教育を変えようとは思っていません。 営利か非営利か、民間か公共かといった枠組みは、こどもたちの未来の前では関係ありません。同じ志を持つ方々とは、あらゆる垣根を越えて、柔軟に協力・連携していきたいと考えています。
ミエタへのジョインを考えてくださっている方はもちろん、「今の仕事を通じて何か一緒にできそう!」と感じてくださった方も、ぜひ気軽にお声がけください。
日本の未来を担うこどもたちが、自分の人生をワクワクしながら選び取れる社会へ。 私たちと一緒に、可能性を広げるための大きなアクションを起こしましょう!