"「困った…」を「できた!」に変える支援の場" トータスキッズ指導員の古賀です。
今回は、
“ご家族のパートナーとしてお子さまの支援をしているトータスキッズの春”
のひとコマをご紹介します。
家庭訪問からはじまる支援
トータスキッズでは、ご利用前に必ず「家庭訪問」を行っています。
この訪問にはいくつかの大切な目的がありますが、その中の一つが
「保護者とのパートナーシップを確認し合うこと」。
私たちは療育の専門家。でも、お子さまの一番そばにいて、一番よく知っているのは、保護者さんです。
だからこそ、それぞれの強みを持ち寄りながら、パートナーとしてお子さまの成長と、“支援と理解ある社会”を一緒に育んでいきたいと考えています。
協働してつくる支援
支援が始まると、保護者さんと私たちはこんなふうに関わります。
「(この行動は)何でだろう?」と一緒に考えたり、
「家ではこんな時に…」と大事な情報をいただいたり、
「すごい!できた!!!」とお子さんと一緒に喜び合ったり。
このように、指導員と保護者が協働して支援をつくっていくのが、トータスキッズの特徴です。
年齢が上がると、保護者の来所は減りますが、定例面談ではじっくり時間を取り、たーっぷりお話をしています。
また、普段から「ちょっと聞いて(観て)くださいー!」と指導員から連絡したり、逆に保護者さんからご連絡いただくことも多いんです。
春の歓喜
春は、特に保護者さんと私たちの歓喜が増える季節です。
卒業や入学を迎えた子どもたちの晴れ姿を、写真や動画で共有してくださる保護者さんもたくさんいます。
動画を観ては、
「かっこいい!」「こんなことできるようになったんだね」と歓喜。
そしてお話を聞きながら、
「すごい!!」「立派!!」と一緒に涙することもあります。
こうして、喜怒哀楽をともにしながらお子さんを見守っていける。
そんな幸せを、春にたくさん感じています。
もう一つの喜び
実は、変化するのは子どもたちだけではありません。
それが、保護者さんの変化です。
通所当初は…
「こんなことができなくて…」
「うちの子だけ、こんなことしてて…」
と悩みを口にする方が多くいらっしゃいます。
でも、一緒に支援していく中で「できた!」を見つける習慣ができていくと…
「こんなことが出来たんです!」
「参加できたんです。それだけで嬉しくて。」
「ここまでできたんです。すごくないですか?!」
と、ポジティブなお話がどんどん増えていきます。
保護者さんの表情も、どんどん柔らかく、明るくなっていくんです。
支援の輪を広げるということ
私たちが直接支援できるのは、子どもたちの生活の中のほんの一部。
だからこそ、保護者の変化が子どもたちに与える影響は、とても大きいのです。
支援をともにする中で、保護者と私たち、そして社会がつながっていく。
考え方や捉え方、支援の在り方を少しずつ広げていきたいと思っています。
そして私たち指導員も、保護者と一緒に関わることで、気づくこと・学ぶことが本当にたくさんあります。
だから、私たちはパートナーなのです。
これからもさまざまな機会を通じて、
“みんなにとっての「HAPPY」”
を広げていきたいと思います。