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【INTERVIEW / CS】共感度が高い組織だからこそ、強さに貢献したいと思える&もっと先を目指せる

コンサルティング会社勤務を経て、2022年7月にモノグサに入社した米野さん。現在はカスタマーサクセス(以下、CS)のマネジメント業務を担っています。モノグサに転職した理由とは? 米野さんから見たモノグサの雰囲気や、今後の目標など詳しくお聞きしました。

教育の課題解決のため さらなる経験を求めて

――モノグサ入社前の経歴について教えてください。まず、大学ではどのようなことに取り組まれていたのですか?

米野:大学には長く在籍していて、その間に学童保育の先生をしていました。ヘッジファンドへのインターンで、昔の教育について調べる機会があって、面白いなと興味を持ったんです。
学童保育での教育はただ算数を教えるといったものとは違って生活に根ざしたような教育なんですよね。当時僕は、塾や家庭教師のアルバイトもしていたんですが、そういうところでの「教える」とはやはり違いますよね。そこで、「生活に根差した教育で教えるべきことはなんだろう」という課題意識を持つようになりました。

――教育について、学生の頃から関心があったのですね。

米野:はい。特に、この教育の課題についてはすごく考えていました。具体的に言うと、「勉強で評価される機会ってとても多い」ということです。そういう方法は今の世の中であればある種効率的なんだとは思います。しかし一方で、今の世の中では自分の強みがないと思っている子、気づくことができない子たちもたくさんいます。本来、強みはもっと多様なはずなんです。例えば、絵を描くこととか、プログラミングを組むとか、様々あります。しかし、こういった細分化された強みは専門的な道に進まなくては気づくきっかけがないことが多いんです。
そうなると解決策はまず色々なことに触れられる場所を提供してあげることだと思うのですが、実現するのは難しいこともわかりました。法人なり団体なりを立ち上げるといっても、資金面など、運営がうまくいかないんです。
既存の学童保育は、自治体運営で月数百円、夜7時まで預かってくれるという、かなり家計に負担にならない体制をとっていることが多いです。ですので、そこからプラスアルファのお金を捻出するというのは家計にとって結構な負担になってしまうんですよね。でも、本来アプローチしたいのはそこに通っているような子ですし、そうなるとどうマネタイズするのだということは少なくともそのときの私では考えきれませんでした。
いろいろな子たちが開花するきっかけになる、ドアオープナーのような役割を果たしたいという気持ちがずっとあります。自分自身は、東大を卒業していて、周囲から「勉強で成功した」と言われるので、だからこそ、「それでいいんだっけ?」「このままでいいんだっけ?」ということを、考えていく立場だと思っているんです。
教育への課題意識から、大学在学中に起業も考えていましたが、すぐには難しいということで一旦は卒業し、就職してビジネスについて学ぶことに決めました。

――新卒で入られた会社ではどのようなことをされていたんですか?

米野:はじめはコンサルティング会社に就職しました。コンサルティング会社を選んだ理由は、やはり、ビジネスを学ぶ経験になりそうだったからです。
そこでは経理・財務系に関するコンサルティングサービスを提供していました。クライアントの大きなシステム切り替えに伴う業務/システム/組織横断での経理・財務再構築や、KPIなど経営管理指標の再定義などを中心としたプロジェクトワークを主としていましたね。
5年間勤めて、マネージャーにもなって、ビジネスパーソン・コンサルタントとして最低限はお墨付きはいただいたと考えていいのかなと思い、一つ区切りをつけました。
新しい環境でビジネスにチャレンジしたいと思い、転職を決めたんです。結果的に2022年7月にモノグサへ入社することになりました。

――転職活動の中で、モノグサを選んだ理由を教えてください。やはり、教育分野というのが大きかったのでしょうか?

米野:教育分野はもちろんベストだと考えていましたが、実は、転職のタイミングでは教育分野だけに絞って検討していたわけではありませんでした。というのも、将来的に自分が起業する可能性も考えると、事業開発やマネジメントなども学んで両輪を担えるような力をつけたいし、ビジネスについて勉強したいことがいろいろあるなと思い、それらが実現できることが優先事項でした。
そうすると、ベンチャーはサイズ感がちょうど良いと思ったんです。これから大きくしていく会社、設計していく組織という状況は経験したいことに合っているなと。また、ただ自分が得たい経験を得られるというだけでなく、むしろその前段としてこれまでに得た自分の経験やスキルを活かして明確に会社に対して貢献ができるかどうかということも考えました。そのような意味でもベンチャーというフェーズや今の職種が合っているなと思ったんです。
ベンチャーに絞った理由は他にもあります。それは、ミッションです。ベンチャー企業の多くは、ミッションを掲げて、「ここを改善したい」と明確に言葉にしていますよね。そういった部分も共感度が高いところでした。変えたい、改善したいという思い――この共感がないと、一緒に働くのは厳しいかなと。もちろん、ミッション自体に共感できるかどうかも大事です。

――なるほど。そうやって絞っていった結果、モノグサに出会ったんですね! 選考を受けて影響を受けた点もありますか?

米野:あります。特に役員の3人とのお話ですね。役員達はそれぞれ明確に強みが違うけれども、見ている方向が一緒だというのが話していて伝わって来ました。
モノグサのミッションに「全人類に届ける」という言葉が入っていますけれど、まさにそういう課題意識を持っているなと。
面接では、僕から逆質問する機会があって、最終的にどんなところにサービスを広げていきたいかというお話もお聞きしました。そこで、かなり長期的な視点、大きな将来性まで目を向けて同じ方向を向いているなと感じましたね。例えば、SFチックな想像の話ですけれど、「将来的に人間に外付けのデバイスを接続して記憶の領域を操作できることもありえるのではないか」とか、「そういう可能性が出てきたらモノグサとしてどうするか」という話をしていても、自分たちの解決すべき課題は何なのか、明確な考えを持って話してくれたんですよね。可能性に向き合う姿勢、正しく対応して課題を解決ができるのなら、やろうという考えを持っているなと。
そういった部分は、僕自身が共感できる姿勢だと思ったんです。

それぞれの強み&考えが重なり合い、より飛躍するモノグサ

――モノグサのCSとしての業務について教えてください。

現状はサービスを導入していただいたお客様の振り返りをしています。運用がうまくいっているか、いっていない場合はどうするかというお話をして、情報提供をして、改善につなげていきます。
一方で、他のCSよりも特徴的な仕事、商談に近いような仕事も行っています。例えば、サービス導入前の段階でお客様の希望をお聞きしたところ、場面が限られていて思ったように使ってもらえないような場合がありました。費用に見合わないし、大きな効果も見込めないというケースでした。もっと違う形で、範囲で導入していただけたらお互い良くなるんじゃないかと検討して、実際に提案もしています。
お客様とモノグサ、互いがより効果的にサービスを享受・提供できるように動いています。

――モノグサ全体の雰囲気はいかがですか?

いい意味でベンチャーっぽくなく、皆さん落ち着いた雰囲気だと思います。当たり前のことではありますけれど大事なこととして、落ち着いてコミュニケーションが取れる、論理的に話ができる、お互いを尊重できる、そういった環境で仕事できる雰囲気ですね。
とはいえ、皆さんただただ落ちついていて、謙遜したり慮ったりするだけでなく、自分の強みを認識されていて自分がすべき言動をとっています。
誤解を恐れずに言うと、ベンチャーといってイメージされるような、「肩組んで勢いでわーっとやろう!」という感じでは全くないんです。それぞれのやるべきこと、ここにも手を伸ばせたらもっといいだろうなということを考えて動いている。そして、そういったそれぞれの担う役割が、ちゃんとうまく重なって、力になっているのがすごくいいです。
また、会社が今いるフェーズもすごくいいと思います。先に、ベンチャーを選んだ理由でもお話しましたが、直近のものからかなり長期的なものまで、いろいろ考えて行動に移していける時期だと思います。モノグサは決裁が通りやすく、自分で考えてトライすることもできる環境ですし、苦手な部分があれば他の方の手を借りてチームで取り組むこともできるし、身軽に動ける環境というのも合わさって、より良いですね。

強く安定したCS、でも可能性は追い求め続ける

――今後の米野さんの目標を教えてください。

米野:2つあります。
1つはCSチームとしての目標です。
今のモノグサは営業とプロダクト開発が強いと思われているんじゃないかなと思います。創業者2人のイメージもあると思いますけどね。
そんななかで、社内でも社外でも、「モノグサのCSが実績を出している」というのをつくっていきたいです。今すでにいるメンバーはそれぞれの方がとても優秀で、その方々がいろいろと取り組んできているので、その素地は確実にできていると思うんですよね。「CSを強くしていきたい」というのは、他の記事でも明確なビジョンとなっていましたけれど、それを言葉に出せるような組織にしていきたいというのが、直近のCSチームとしての目標です。

もう1つは、より将来的な目標ですが、業務の領域を広げていきたいと思っています。例えば、B to BだけではなくB to C、社会人の方へのアプローチなど、新しい顧客にリーチしていくこともそうだし、グローバルな話もそうだし、さらにもっと突飛なところにも広げていく努力をしていく、そういう気持ちを忘れないようにしていきたいです。今後、教育業界で展開し続けていくのはすごく楽だと思いますけれど、そこに甘んじるのではなくて、領域を追い求めていきたいです。自身だけでなくて、一緒に働く方の推進も含めてやっていきたいです。
CSというポジションは、守りとまでは言わないですが、安定感、下支えする力が必要です。それと、追い求める姿勢と、両方を大事にしていきたいと思います。

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