CEOインタビュー「Recovery Internationalの遺伝子を受け継ぎ、RePathとして再始動」
弊社代表取締役の柴田へのインタビュー第二弾です。
私たちRePath株式会社は、2024年にRecovery International株式会社(東証グロース:9214)の子会社として設立されました。医療・介護業界に特化した人材紹介事業を、株式会社Clutch Communication(以下、クラッチ社)から譲受し、新たな体制のもとで事業運営をスタートしています。
参照:株式会社clutch communicationの事業の再生支援に係る基本合意書締結のお知らせ
今回はその内容をありのまま、代表の柴田がどう考えているかをインタビューしました。
─ 前身の会社(クラッチ社)と出会った時はどう感じましたか
【民事再生=マイナスではない。出会いと再出発の契機に】
クラッチ社は2024年、事業コンサルティング事業からの撤退に伴い、コストの増加により民事再生手続きに入る判断をしました。しかし、これは人材紹介事業の健全性に問題があったわけではなく、むしろ医療介護分野での人材紹介事業は着実に実績を重ねてきた事業でした。
そのような有望な事業と出会えたのは、まさにクラッチ社が民事再生を行ったからこそであり、これは「再生」のプロセスがもたらした新たなご縁でもあると感じました。
─ 事業譲受時、社員の皆さんにも大きな変化があったのではないですか?
【哀しみではなく、誇りに変える。社員たちの想い】
譲受に際して、多くの社員がRePathに加わり、今では同じ目標に向かって歩む仲間として一致団結しています。民事再生を経験したからこそ、ゼロから再スタートを切る覚悟と、もう一度這い上がるという強い意志が一人ひとりの中にあります。
単なる雇用の維持ではなく、「共に再出発をする」という精神で組織は一つにまとまりました。
─経営面の安定性について、どのように捉えていますか?
私たちはRecovery International株式会社という上場企業グループの一員として、新たな経営基盤のもとで事業を展開しています。これにより、資金面・ガバナンス面での安定性を確保しながら、より持続的かつ健全な成長を実現できる体制が整ったと考えています。
─ RePathという社名には、どのような意味が込められているのでしょうか?
【再び・新たに出発しステークホルダーに対しての価値ある道筋を】
RePath株式会社という社名には、私たちの想いが込められています。
- Re:Recovery Internationalの理念やDNAを受け継ぎ、「再び」「新たに」再出発するという意味を表しています。
- Path:顧客、求職者、従業員、すべてのステークホルダーに対して、価値ある「道筋」「方向」を示す存在でありたいという私たちの姿勢を表しています。
この社名には、私たちが歩む再出発の意味と、それを通じて誰かの未来の道標となる覚悟が込められています。
─ Recovery Internationalとのシナジーについても教えてください
【業界全体にインパクトを与えるシナジーを】
Recovery Internationalは、訪問看護サービスを中心とした医療福祉サービスを展開しており、RePathが担う医療系人材紹介事業との間には、自然な事業的・理念的なシナジーが存在します。
- 看護師の紹介・マッチングにおけるノウハウの共有
- 人材紹介後の定着支援における連携
- 医療業界の動向や現場ニーズを的確に反映したサービス設計
これにより、単なる人材紹介を超えた「医療業界にとって真に価値ある存在」を目指しています。
─ 最後に
RePath株式会社は、過去を背負うのではなく、未来へと進む企業です。民事再生という出来事は、単なる終わりではなく、出会いと挑戦のはじまりでした。
健全な事業基盤のもと、志ある仲間とともに、医療の未来に貢献し続ける企業として、私たちは歩みを進めてまいります。