『正社員=安定』という従来の価値観は、働き方の多様化が加速する現代において、もはや過去のセオリーとなりつつあります。私自身、大企業での経験を通して、洗練された環境や専門性の高いコミュニティに身を置く一方で、自身の関わる範囲に限界を感じ、ハーツネクストへの転職を決意しました。また、ライフスタイルの変化や、いわゆるワーママとしてのジレンマも、私の決断を後押ししました。
目次
転職の詳細
「4つの資本」について
ハーツネクストの役割
過去の経験
ハーツネクストの目指す未来
転職の詳細
以前のコーチング業務では、多くの方のスキルアップを支援する中で、高い人的資本を持つ方が、組織の枠組みの中でその力を十分に発揮できていない現状を目の当たりにしました。まるで、せっかく難関資格を取得したにも関わらず、その知識やスキルを活かす機会が社内に限られているような、もったいない状況です。社外での活躍の可能性について相談に乗る中で、正社員という働き方だけが、その方の可能性を最大限に引き出すとは限らないと強く感じました。
「4つの資本」について
キャリア形成において重要な4つの資本(時間、人的、社会、金融)という考え方は、特に40代以下の方には比較的浸透しているかもしれません。しかし、50代以上の方の中には、このようなキャリア分析に触れる機会が少なかった方もいらっしゃるでしょう。もちろん、意識の高い方は年齢に関わらず理解されていますが、多くの方にとっては、漠然とした不安として感じているのではないでしょうか。目の前の変化に直面した時、『そういうことだったのか!』と初めて認識する方も少なくありません。
ハーツネクストの役割
現在、ハーツネクストの主なサービス対象は、人生100年時代を生きる50代以上のスタッフの方々です。仮に50歳でいらっしゃるとすると、健康寿命まであと30年という長い時間があります。しかし、地方にお住まいの方など、多くの方が、この先のキャリアや資産形成について考えるきっかけや情報を得る機会に恵まれてきませんでした。一方で、高いスキルや経験を持つ方の中には、一つの会社に時間という資本を投下することに疑問を感じ、正社員という働き方を選ばない方も増えています。労働力不足という背景もあり、働く側には多くの選択肢がある今だからこそ、それぞれの状況に合わせたキャリア形成のサポートが不可欠です。
過去の経験
1,000人以上の方々とキャリア面談をする中で、強く感じたのは、『正社員でなければならない』という固定観念に縛られ、苦しんでいる方が非常に多いということです。大学生、休職中の方、育休中の方、小さなお子さんを育てている方など、様々な状況の方が、『すぐに働かなければ社会から取り残される』という焦燥感に駆られていました。キャリア形成における時間、人的、社会、金融という4つの資本は、一般的には左から順に積み上げていくのが理想とされますが、人生という舞台においては、自分が今どの段階にいて、次にどの資本に投資すべきか迷ってしまうのは当然のことです。
ハーツネクストの目指す未来
派遣という働き方を自ら選んだ方も、そうでない方もいらっしゃいます。そのような方々に対して、短期的な視点だけでなく、長期的なキャリア形成の視点を提供し、共に未来を語り合い、学ぶ機会を提供することで、少しでも肩の荷を下ろせるような場を、ハーツネクストは目指しています。そのために、教育訓練制度の充実、キャリアアップにつながる就業機会の提供、そして手厚いフォロー体制の構築に力を入れていきます。
コロナ禍やDXの進展を経て、キャリアは『与えられるもの』から『自分で組み立てるもの』へと大きく変化しました。私たちは、一人ひとりが自分の時間、人的資本、社会資本、金融資本に真剣に向き合い、主体的にキャリアを築いていける社会の実現を目指します。ハーツネクストは、多様な働き方を提案し、皆様のキャリアに関するあらゆる相談に応じる窓口でありたいと考えています。この想いに共感し、共に新しい働き方を創造していきたい方、ぜひご応募をお待ちしております!