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大手人材企業、営業コンサルを経て、少人数で求職者と向き合う人材会社で活躍するまで。


今川丈聖 / CA

1996年生まれ。和歌山県生まれの香川県育ち。大手人材会社を1年半で退職したのち、営業コンサル職を経て、株式会社ラフォールへ。現在は同社のマネージャーを務める。

キャリアデザインの原点を作ってくれたバイト先の先輩

――これまでの経歴について教えて下さい。

和歌山県で生まれ、香川県で育ちました。そして大学進学をきっかけに京都へ。のんびりした環境で暮らしていたので、京都はとても都会だと感じられましたね。大学在学中は、バイトや就活の準備に明け暮れた、普通の学生でした。

――そんな日々の中で、「働くこと」や「社会」へ向き合う経験があったとか。

きっかけは、お小遣い稼ぎのために何気なく始めた飲食店のアルバイトです。そこで出会った先輩のバイトリーダーが、仕事に対してしっかりとした考えを持っていた方で、メンバー各々が主体的に考えて行動をするような雰囲気を作ったり指示を出したりする方でした。

いきなり「店の売上を上げるには?」という課題を課せられ、非常に動揺したことを覚えています。元々田舎出身だったということもあり、引かれたレールの上を歩むような人生だった自分にとって、自分の意思で試行錯誤をすることが初めてで。

そして、お客さんにどう快く過ごしていただくか、どうリピートしていただくか、日々試行錯誤するうちに、会社の成果発表で優秀賞をいただくことに。自分で試行錯誤して出したアウトプットが、お客さんやお店のためになったり、評価として返ってきたりと、「自分の価値を実感」できたこと。また、バイトをする前に比べ、大きく「自己成長した実感」があり、このバイト経験は成功体験として強く心に刻まれています。

――今川さんの仕事に対する考え方は、どう変わりましたか?

元々は、仕事はお金を稼ぐために対価としてしんどい事をすることだと思っていました。しかし、「自己成長の実感」「自身の価値を実感」をしたことにより、「仕事って楽しい」と思うようになりましたね。

そして、先輩の引退後、私もバイトリーダーへ昇進することとなりました。指導する立場となり、後輩と接していると、昔の自分と同じように「仕事はお金を稼ぐためのもの」という考えの後輩がほとんどでした。指導しているうちに、そんな後輩たちを自身と同じように「仕事を楽しい」と思わせてあげたいという思いが湧いてきました。

自身の成功体験から働く場所を提供する仕事がしたいと考え、人材業界に

――その思いから、1社目の人材会社に?

おっしゃる通りです。働くことによって自己成長や自己実現が出来た自分の経験から、そういう人をもっと増やせたらいいなと思い、働く場所を提供する仕事がしたいと考えたんですよね。

そして「働く場所を提供する唯一の仕事=人材業界」と考え、人材業界を中心に就活を進め、大手人材会社に就職が決定しました。

――大手人材会社ではどんなことをされていましたか?

求人広告の営業担当です。飛び込み営業を230件、毎日テレアポ営業を100件以上近くやるなど、かなり過酷な環境でしたが、モチベーション高く仕事をすることができていました。

というのも、求人広告の営業は基本売って終わりのイメージが強いと思いますが、前職では募集記事も営業が執筆しますし、求人に載せられる動画の撮影にも参加できたりと、企業に貢献できている実感ができたんですよね。

転機があったのは2年目です。新型コロナウィルスの感染拡大が始まり出した影響で、部署異動になりました。仕事内容は、求人のための広告案件をひたすら取り続けるような感じでしたね。社内的にはキャリアアップに近い部署で、若手としてそれなりに期待されての配属だったと思いますが、広告案件の先に「働く人の顔」が全く見えず、それまで私自身が大事にしていた、仕事へのやりがいや価値観を見いだせなくなりました。もちろん、新卒でお世話になった会社では、数字の見方、同業他社の分析、社会人としてのマナーなど、学ぶところもたくさんありました。

――そこで、2社目の会社へと転職されたんですね。こちらも大手の会社だと聞いています。

仕事で自分を成長させるならば「まずは営業スキル」と考えて入った会社でした。主な業務内容は、営業代行。テレアポインサイドセールスや、レポートの提出、企業ごとのノウハウの把握などをやっていましたね。在籍は9カ月と短かったものの、予定アポの3倍の数を達成しました。

――そこでの転職を考えたきっかけは何でしたか?

実は、社会人1年目の終わりごろに、キャリア支援に携われる機会を頂き、約1年間、何人かの求職者の方をサポートしていました。キャリア支援のお仕事では、やりがいや自己成長を感じましたし、よりいろんな方のキャリアの悩みや課題を解決してあげたい、仕事をすることで人生を楽しいと思わせてあげたいと思うように。この時に「これが私のやりたいことでは?」と考えるようになり、この仕事にコミットしたいと転職を決意しました。

――ラフォールの脇田社長と出会われたのはその頃ですか?

そうですね。脇田とは、知り合いの紹介で出会いました。新卒入社で入った1社目で、大手人材紹介業界のリアルな現実も見えていた時に、脇田の理念には共感できるものがありました。また2社目の転職の際に、私自身も転職エージェントを利用した経験があったので、弊社の特徴である“求職者へ寄り添う”マインドをより手触り感を持って理解することができました。

「楽しく働くために」。求職者の働くことへの意識を促し、アドバイスする必要性を実感中。

――今は、どんな働き方をされていますか?

役職はマネージャーで、CAとしては、月に15人の求職者を支援中です。ラフォールでは、一人ひとりに本心から向き合える転職支援をすることを強みにしており、月間の転職相談を受ける上限は15名までとあえて制限しています。

仕事への向き合い方、理念を、以前にnoteへまとめたことがありまして、こちらもご確認いただければと思います。一緒に働く仲間や、求職中の方にも、このnoteには目を通してもらっています。

自己紹介|今川丈聖
はじめまして。 今川丈聖(イマガワジョウセイ)と申します! 現在、大手人材会社を1年半で退職し、さらに営業代行会社も9ヶ月で退職して、ベンチャーの人材紹介会社で主に第2新卒層のキャリア支援のお手伝いをさせて頂いています。 なぜ現在の仕事をやっているかというと、私は「キャリアを自身で選択できるようなキッカケを与え、苦なく仕事をする人を増やしたい」と本気で思っています。 ...
https://note.com/imaga1996/n/n660c5196b610

――ご自身も転職経験者、そして今はCAとして、どのようなことを感じていますか?

転職を一度経験された方は、私も含め、何らかの理由で再転職することが多いんです。でも弊社を利用して下さる求職者の方は、クライアント先からの離職率が低いんですね。再就職先で何か問題があった場合でも、「解決方法を考えて、乗り越えることができた」と報告して下さる方が多いです。CAとして働いていて、また弊社の一員として、誇りに思えるところですね。

――今川さんが求職者の方々に伝えたメッセージが届いている、ということでしょうか。

そうであれば、嬉しいです。私の仕事への理念は「苦なく仕事をする人を増やしたい」ということ。そして、“楽しく働く”には、求職者のマインドリセットも必要だと思っており、転職先に何かを求めるばかりではなく、自分の思考や、働くこと自体への取り組みも柔軟に変えながら、最適解を探していきたいね、とは常に伝えています。

――今、どんなところにやりがいを感じますか?

求職者の方が、転職先が決まったあとなどに喜びのメッセージを下さることが多く、CA冥利に尽きますね。

少数精鋭、1人1人に寄り添った対応、そして働くことへのマインドセット…。ラフォールの強みを活かして、求職者の方の人生を好転させられたという喜びを感じます。

求職者からいただいたメッセージの例

数十万円をかけ、コーチングの学校へ。より自分軸で生きることの素晴らしさを伝えたい

――今後は、どんなビジョンを描いていますか?

私はどんどん上の役職を目指したい、というよりは現場を極めていきたいタイプで。今はCAとしてのスキルを深めていきたいですね。1人1人の求職者に向き合う今のスタイルを続けることはもちろん、関わる方に、より自分軸で生きることの素晴らしさをお伝えしていきたいですね。

そういったこともあり、実は自腹でキャリアコーチングの学校に数十万円かけて通っており、日々勉強し続けています。

――どんな方に入社して欲しいですか?

転職支援は、他者の人生の幸せのための手助けをする仕事です。そういった意味では、自分軸を持ちつつ、他の人のために動ける人。他者の利益を考えて、働くことに喜びを持てる方と一緒に働きたいですね。

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