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【なんで徳島で?シリーズ|♯5】「この人と一緒に働きたい」と思える関係を、地方でつくる。

僕が求めている“仲間”は、ただの労働力じゃない。一緒に考えて、一緒に悩んで、一緒に前を向ける人です。都会の企業では「効率」や「成果」が最優先されることが多いです。 もちろん、それも大事。でも僕がこの町でやっていく中で気づいたのは、 “想い”が共有できるかどうかが、長く一緒に仕事をするうえで一番大切だということでした。僕たちは広告会社ですが、ただ広告を売っているわけじゃありません。 企画から提案、制作、分析まで──すべてクライアントと一緒にやっています。ときには、商品の改良に踏み込むこともあるし、SNS運用に張りつくこともあります。 それでも、結果に向けて真剣にやり抜けるのは、「この人のた...

【なんで徳島で?シリーズ|♯4】未来を守るには、食も、暮らしも、仕組みもつくらなきゃいけない。

「広告で地方を元気にする」なんて、言葉だけなら簡単。でも本当にそう思うなら、僕らが向き合うべき現実がある。今、地方はどこも同じような課題を抱えています。 人が減って、若者がいなくなって、仕事も少なくなる。 このままだと、ただ“消えていくだけの町”がどんどん増えてしまう。でも僕は思うんです。地方って、実はポテンシャルの宝庫なんじゃないかと。海も山も川もあって、食べ物も美味しくて、人が優しい。 ただそれが“うまく伝わっていない”だけ。 伝える力、つまりPRや広告の力があれば、この土地はもっと元気になるはずなんです。じゃあ、広告会社としてできることって何だろう? 最初は、プロモーションの力で町...

【なんで徳島で?シリーズ|♯3】あの町の“伝えられていない価値”を、僕たちは広告で届けたい。

田舎って、何もないと思っていた。でも見方を変えたら、全然違った。那賀町は、確かに不便です。コンビニは遠いし、街灯も少ない。 でも、空の青さや緑の濃さ、人の距離の近さ。都会では味わえないものが、ここにはたくさんある。一見「何もない」ように見えるかもしれないけど、よく見ればこの土地には魅力の原石がそこら中にある。それが分かるようになったのは、ここで暮らし、仕事をする中で少しずつ積み重ねた実感でした。あるとき、近所の農家さんに「田舎の良さって何だと思う?」と聞いたら、「時間の流れが違うってことやな」と笑って返されたことがありました。 それを聞いて思ったんです。「都会の常識で測れない価値」がここ...

【なんで徳島で?シリーズ|♯2】戻るはずだった都会を離れて、僕が地方で働く意味に気づいた話。

地方にUターンした僕は、半年後には都会に行くつもりでした。でも、気づいたらここに残っていました。なぜか?会社が倒産してから地元那賀町にUターン。当初は半年ぐらいしてから大阪や福岡などに戻るつもりでした。しかし起業した直後にコロナが直撃。東京・大阪の取引先も動けず、売上は上がらない。起業どころではなくなり、半年どころか1年、身動きが取れませんでした。「やっぱり都会で事業をした方がいいんじゃないか」と思って、実際にコロナ後に東京に1か月住んでみたこともあります。やっぱり都会で仕事するのは刺激もあり、生活も便利で楽しかった。可能性を探る意味もあったけれど──結果的に、ここで過ごしています。きっ...

【なんで徳島で?シリーズ ♯1】夢を追って都会生活。借金2500万。僕が徳島・那賀町に戻ってきた理由。

「なぜ那賀町で広告会社を?」よく聞かれます。けれどそれは、僕自身の人生をたどると自然な流れでもありました。始めまして、もちもちデザイン代表取締役の谷澤 勇と申します。突然ながら僕がなぜ徳島の、それも限界集落で広告代理店をやっているのか?をお届けさせていただきたいと考えています手記程度のものではございますが、シリーズモノとなっていますのでもしよろしければ最後までお読みいただければと思います。それでは、ゆっ〇りしていってね!僕はもともと那賀町の出身です。高校は地元の工業高校で電気科、大学も電気科。就職先もビルメンテナンスの会社。正直、特別じゃない「普通の人生」を歩いていました。高校までは剣道...

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