オープンワーク株式会社
オープンワーク株式会社のニュースリリースページです。「管理職が評価する企業ランキング」を発表しました(働きがい研究所 調査レポートvol.126)
https://www.openwork.co.jp/press/2024091902
こんにちは!株式会社NTTデータ フィナンシャルテクノロジー(以下、NTTデータFT)決済イノベーション事業部です。
今回は、3人の課長による座談会をお届けします!
2024年の「管理職が評価する企業ランキング」(※)において上位に選出された、NTTデータFT。
名だたる大企業と肩を並べ、NTTデータグループで唯一ランクインしたのはなぜか――その背景にある「NTTデータFTならではの管理職の魅力」を、デジタル部門と本社人事部で活躍する課長の皆さんに語ってもらいました。ぜひご覧ください!
※「管理職が評価する企業ランキング」…転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」を運営するオープンワーク株式会社(以下、オープンワーク社)が2024年9月19日に発表。NTTデータFTは14位にランクイン
矢島 翔平
決済イノベーション事業部 第二担当 課長
2010年に入社以来、多数のクレジットカード中継システムの開発に参画。現在は総合決済プラットフォームCAFISのバッチ系システムとインバウンド決済向けシステムのマネージャーとして日本の決済シーンを支えている。
小谷 渉
決済イノベーション事業部 第四担当 課長
2010年入社、2015年より現在の決済イノベーション事業部に異動。現在はアジャイル開発を推進する部署に所属し、加盟店向け決済システムのプロダクトマネージャーとして日本のキャッシュレス社会の進化に貢献している。
船田 信介
人事総務部 人材開発担当 課長
2001年入社。入社以来様々な決済システムの開発に携わった後、2023年に人材開発担当に異動。自身のエンジニアとしての経験を踏まえて社員育成施策の企画、立案、推進に携わり、社員のスキル向上を支えている。
――本日はお集まりいただきありがとうございます。はじめに、自己紹介を兼ねて皆さんの経歴を教えてください。
矢島:私は2010年にNTTデータFTの前身であるNTTデータ・フィナンシャルコアに新卒で入社しました。一貫してこの事業部に所属し、クレジットカード決済の中継システムの開発などを経験。現在は管理職になって2年目で、インバウンド決済とCAFIS本体のバッチシステムの2チームを担当しています。
小谷:私も矢島さんと同じく2010年入社、課長2年目です。最初の5年ほどは、金融機関向けのSIを手がける事業部でトラディショナルな基幹系システムを担当していました。その後、決済イノベーション事業部に異動し、現在は主に「コード決済ゲートウェイ」のプロダクトマネージャーを務めています。
船田:2人とも若い(笑)。私は2001年の入社で、もうすぐ25年目の節目を迎えます。
矢島:船田さんは私の先輩なんですよ。2010年・2011年は同じ事業部に所属し、近くで仕事をしていました。
船田:課長になったのは年齢の割に遅く、現在4年目です。これまでにさまざまなシステムを担当し、銀行系システムのクリアリング、ECサイト向け決済サービスの立ち上げ、IT基盤の構築や業務プロセス設計など、幅広い経験を積んできました。2023年に本社人事部へ異動して、全く新しい世界を経験しているところです。
――みなさんエンジニアとして豊富な開発経験を積んで来られたのですね。
現在、直属のメンバーは何人いますか?
矢島:私の場合、NTTデータFTのプロパー社員は約10人ですね。協力会社を含めると30〜40人ほどを見ています。
小谷:私も同じくらいの規模です。
船田:会社全体では管理職は14%程。部署によって異なりますが、平均すると部長1人あたり30人程度、課長1人あたり7~8人を見る形になっています。
――NTTデータFTの管理職には、どのような役割が期待されているのでしょうか?
矢島:私が課長になったときは「プレイングマネージャーになれ」と言われました。純粋な管理だけでなく、現場の仕事も意識するようにと。
小谷:私も同じでした。実際にいま、現場のチームを運営しつつメンバーのマネジメントもしています。
船田:私も課長になった当初はプレイングマネージャーと言われましたが、本社に行って管理職は経営と人材育成の視点も必要と考えるようになりました。
矢島:私の周りにも、本社から現場に戻って活躍している方が何人もいますよ。本社で培った視点を活かして、チーム運営や労務管理をされています。
小谷:現場のマネジメントを第一にしつつ、そこに本社の知見やコネクションを活かす。そんな会社の方針を感じますね。
――ちなみに、矢島さんと小谷さんはもともと「管理職になりたい」と思っていましたか?
矢島:私はどちらかというと目指す派でした。メラメラ燃えるタイプではありませんが、キャリアの目標として意識していましたね。
小谷:私も管理職になりたかったです。課長になる前はチームリーダーで、基本的に現場を自由に動かせる立場でしたが、唯一なかったのが決定権でした。あらゆることを上に相談して了承を得てから進める必要があって。決定権がほしかったですし、リーダーとしてのマネジメントを地続きで活かせるイメージもできていたので、「早く名実ともに管理職になりたい」と思いましたね。
――いよいよ、この座談会の本題に入っていきます!
2024年9月にオープンワーク社が発表した「管理職が評価する企業ランキング」において、NTTデータFTが14位に選出されました。NTTデータグループで唯一のランクインとなりましたが、皆さんはどう思いましたか?
小谷:すごいことですよね。素直に嬉しいです。
矢島:そうそうたる企業が並ぶ中でなぜ?って思いましたけど(笑)。評価項目を見ると、悪いスコアがつかなそうな感じがしますね。
*「OpenWork」の各企業ページに掲載される会社評価スコアは8項目。
今回の「管理職が評価する企業ランキング」では、管理職の社員に限定して、上記の8項目とは別に調査が実施された(OpenWork へ会社評価レポートを投稿する際に「あなたはこの企業に就職・転職することを親しい友人や家族にどの程度すすめたいと思いますか?」という質問に 0~10 点で回答するネットプロモータースコア(NPS)を集計し、ランキングを作成)
船田:「待遇面の満足度」は、特別に高評価なポイントではないかもしれないね。十分か不十分かで言うと、十分だとは思うけど。
矢島:うちの会社は「風通しの良さ」一本勝負かもしれませんね(笑)。
小谷:ランクインしている他の企業では、おそらく管理職はマネジメントに専念するケースが多いだろうと想像するんですけど。NTTデータFTでは基本的に現場を楽しみながらマネジメントも担っています。うまく両立しているところが評価されたのかもしれませんね。
――盛り上がってきたところで、ここから「NTTデータFTならではの管理職の魅力」を深掘りしていきます!
――矢島さんは「風通しの良さ」をポイントに挙げられましたが、管理職としてメンバーとはどのようにコミュニケーションを取っていますか?
矢島:チャットやLINEなどを活用しながら、柔軟にコミュニケーションしています。特に課長1年目は風通しの良い雰囲気づくりに力を入れ、飲み会も適度に開催しました。メンバーに声をかけると喜んでくれて来てくれましたし、逆に誘ってくれることもありましたよ。
船田:最近は、リアルな交流にも前向きな若手が増えているのかな?
矢島:フルリモートは楽ですけど、リモートと出社のバランスを取りたい人が多い気がしますね。
小谷:私の配下のチームでは、メンバーが自発的に出社日を決めて集まっています。スクラム開発を採用しているので、週1回のスプリントで振り返りをしていて。その中で、「コミュニケーションを活発にするために出社日をちょっと増やそうか」といった意見が出ています。
――上司である部長との関係はどうですか?
矢島:部長との距離感も近いですよ。業務的な内容だけでなく、雑談に近い相談もしています。
船田:どの事業部も、部長クラスはメンバーの意見を吸い上げやすい性格の方が多いですよ。
小谷:部長も現場から上がってきた方が多く、私たちの悩みを先回りして理解してくださいます。とても話しやすいですし、自分の延長線上にいる存在だと思えますね。
――上司とも、メンバーとも、風通しの良い関係を築けているのですね。
ただ、その関係性は上司・メンバーが変わるごとに再構築が必要になりますが、管理職のジョブローテーションについてはどう思いますか?
矢島:風通しの良い関係は心地良いですが、ずっと同じ人が上にいると甘えも出てきますよね。上司が交代することで、メンバーは頑張ろうと気合いが入るし、説明力も鍛えられる。成長の起爆剤になるメリットもあるかなと。
船田:本社目線で言うと、ぜひローテーションを進めたい。むしろ進めるべきだと思いますね。特に部長は皆さん十分な実力があり、多少の業務知識の違いは誤差のような方ばかりですから。
小谷:事業内容にかかわらず、どの現場でも同じような問題が起きます。その課題に対し、経験に基づいて的確な助言や判断をする。それが大切なのでしょうね。
――先ほど「NTTデータFTの管理職はプレイングマネージャーが基本」と伺いましたが、現場の管理職にはどれくらい裁量があるのでしょうか?
矢島:課長レイヤーの裁量がかなり大きいと感じますね。
小谷:やりやすいですよね。現場の判断を最優先してくれるので。
矢島:新しいシステムの導入や金額の大きい案件は部長の承認が必要ですが、何度も上申することはなく、素早く対応してもらえます。
船田:本社はそれなりに厳しいチェックが入りますが、それは管理部門の宿命なので(苦笑)。
――裁量が大きい分、やりがいもありそうですね。
小谷:現場の中で成果を出しながら、配下のメンバーのマネジメントや育成もできる。自分で仕事をコントロールできるのは楽しいですし、プレイングマネージャーの立ち位置が気に入っています。
もちろん大変さもありますよ。現場ではいろんなことが起きる中で、定常的にマネジメントという一定の負荷がかかるので。
船田:本社の場合は、経営課題も含めて取り組むのは大変ですが、楽しくもあります。
矢島:大変さも、楽しさもある。それは管理職全体に共通するかもしれませんね。
――管理職の大変さには、「責任の重さ」も含まれるのではないでしょうか。管理職になりたくない理由として挙げられることも多くありますが、管理職の責任についてどう捉えていますか?
矢島:私は大差ないと思うんですけどね、役職が変わっても。主任には主任の、課長代理には課長代理の責任や大変さがあると思うので。
――管理職になると、「自分以外の誰か」によるミスやトラブルの責任を取る可能性もありますが、これについてはいかがですか?
小谷:それはすごくありそうですね。管理職になりたくない理由として。
矢島:ネガティブな情報こそ早く言ってもらう、それに対して怒らないことが大事で。メンバーに寄り添いながら、「言いやすい雰囲気づくり」を心がけています。まずい空気を出されると、メンバーの子は焦るじゃないですか。そういう空気は出さないようにして、「困っちゃったね、どうしようか」と一緒に考えるようにしています。
船田:いやー、矢島くんの下についた子は良いね(笑)。
矢島:主観と客観は違いますし、本当に危機的な状況下で実現できるかわかりませんが。これからも心がけていきます。
――船田さんは人事部に所属されていますが、本社では管理職をサポートするためにどのような取り組みを行なっていますか?
船田:まず課長への昇進時に経営幹部から話を聞くオリエンテーションを行い、その後は組織やマネジメントについて学ぶ研修プログラムを用意しています。2024年からはリーダー育成の一環として、他社と一緒に受講する研修の導入など新しい施策も始めました。本施策では課長層や課長代理層を対象にして全事業部から参加者を募り、外部の著名な講師を招いてマネジメントスキルやマインドを高めています。
矢島:本施策とは別に、以前から全課長を対象にした課長交流会が行われていますよね。場所は本社で、年数回に分けて。直近の交流会には、私は家庭の事情で行けませんでしたが。
小谷:私は参加しました。同じくらいの時期に課長になった皆さんと交流できて良かったですね。課題や悩みをシェアしながら、自分のマネジメントスタイルを再確認できました。
――管理職の学びや交流の機会が充実しているのですね!
この座談会も終わりに近づいてきました。最後のポイントとして、給与についてお聞きします。ズバリ、満足していますか?
矢島:率直に言うと、可もなく不可もなく、ですね。もらえる金額はありがたいと思いつつ、特別に多いわけではない気がします。
小谷:NTTデータFTはハイリスク・ハイリターンな会社ではないので。その中では満足していますよ。安定しつつも、管理職になって賞与の上がり幅は明らかに増えましたし。業績がより反映されやすくなったと感じています。
矢島:確かに。賞与の金額には驚きがあるし、素直に嬉しいです。
船田:「労働の対価として少なくはない」と感じるのは、給与以外も含めた総合的な満足度が高いからかもしれませんね。自己啓発支援や社内懇親会、家族向けイベントなど、「社員のため」を合言葉に本社でさまざまな施策を企画・展開しているので。
小谷:NTTデータグループの充実した福利厚生に加えて、会社独自の施策もある。「NFT DAY」(※)など全社一体となったイベントもあり、他の事業部の取り組みを知ったり、交流したりできる良い機会になっています。
※全社イベント「NFT DAY」では、本社と全事業部が一堂に集まり、部門を超えた交流を深めています(2024年は11月27日に東京国際フォーラムで開催)
――座談会の結びとして、これから管理職として実現したいことやNTTデータFTの展望についてお聞かせください。
矢島:まだ漠然としていますが、「金融といえばNTTデータFT」と言われるような存在を目指していきたいですね。管理職になって見える世界が広がりました。主任や課長代理の方々も、それぞれの範囲で方針を立てていますが、会社全体への影響を考えながら方向性を描けるのは管理職ならではの醍醐味だと感じています。
小谷:私は、まずは仕事を通じて自己実現することを優先したいです。プレイングマネージャーのスタイルを維持しながら、「業務・技術」と「マネジメント」の両方について広さと深さを追求していきたいと考えています。その結果として、社会やお客様へのより良い価値提供につなげていけたら。
船田:私はあと10数年で退職を迎えますが、そのラストスパートとして「社員の皆さんが長く働きたいと思える会社」をつくりたいと思っています。当社には事業部が9つありますし、転職しなくても会社の中に多様なチャンスがあります。同じ事業部に長くいてもいいですし、やりたいことが変わったら気軽に異動してもいい。これまで以上に、社員が自由に働ける会社にしていきたいですね。
すぐに芽が出なくても、種をまき続けることが大切だと考えています。管理職だからこそ、自分の判断でどんどん行動を起こせる。そこに管理職の面白さがあるし、楽しみながら取り組んでいきます。
――船田さん、小谷さん、矢島さん、本日はありがとうございました!
今回「管理職が評価する企業ランキング」にランクインしたことをきっかけに、課長3人による座談会を通して、NTTデータFTならではの管理職の魅力を紹介しましたが、いかがでしたか?
少しでもNTTデータFTや決済イノベーション事業部について知っていただけたら幸いです。
当社に興味を持ってくださった方は、ぜひ一度カジュアル面談でお話ししてみませんか。
お会いできることを楽しみにしています!
企画構成:株式会社スリーシェイク 文・撮影:三谷恵里佳