【特別企画:オープン1on1】中途社員と上司の本音トークを大公開!入社4か月・30代エンジニアのリアルに迫る | People 〜人材・文化〜
こんにちは!株式会社NTTデータ フィナンシャルテクノロジー(以下、NTTデータFT)決済イノベーション事業部です。今回は、中途入社したエンジニアの碓井 宏宜さんと上司の山崎 麻里子さんによる1...
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こんにちは!株式会社NTTデータ フィナンシャルテクノロジー(以下、NTTデータFT)決済イノベーション事業部です。
今回は「オープン1on1」の第2弾として、香港出身のエンジニア 呉 梓鋌(ウージーテン、愛称「テッド」)さんと、同じチームのPO 佐藤 崇信さんによる1on1ミーティングの様子をお届けします!
テッドさんは2022年に来日し、2024年にNTTデータFTへ中途入社。日本語力の向上に励みながら、スクラム開発やGo言語などモダンな開発・技術にも意欲的に取り組んでいます。
入社5か月が経った「現在の悩み」と「挑戦」にフォーカスしながら、本人×POでざっくばらんに語り合いました 。ぜひご覧ください!
佐藤 崇信
決済イノベーション事業部 課長代理
2010年4月新卒入社。入社以来様々な決済システムの開発に主にソフトウェアアーキテクトとして参画。数年前よりスクラム開発に取り組み、現在は決済代行事業者のシステム開発チームのPOとしてシステム開発はもちろん、顧客サポートでも活躍中。
呉 梓鋌(ウージーテン、愛称「テッド」)
決済イノベーション事業部
2024年5月中途入社。上海でのデータ分析経験を活かし、決済システム開発に取り組む。スクラム開発やGo言語のスキル向上に注力し、顧客対応からシステム構築まで幅広く挑戦中。
――これから、2024年5月に中途入社したテッドさんと、同じチームでPOを務める佐藤さんによる「オープン1on1」を始めます。 佐藤さん、テッドさん本日はよろしくお願いします!
佐藤・テッド:よろしくお願いします。
佐藤:テッドくんは中国出身だけど、いつ日本に来たの?
テッド:2022年です。中国では2020年に大学院を卒業して、上海でデータ分析の仕事を1年半ほどやっていました。その後日本に移って日本語学校に通い、ゼロから日本語を勉強し始めました。
佐藤:勉強を始めて2年でこれだけ話せるのはすごいなあ。 NTTデータFTにはどういう経緯で入社したんだっけ?
テッド:はい。2023年7月にフリーランスとして仕事を始め、決済イノベーション事業部を知って。働く中で興味が深まり、「正社員になりたい」と当時の部長に伝えて、今年(2024年)5月に正社員になりました。
佐藤:晴れて正社員になり、うちのチームに入ったと。5か月経ったけど、仕事には慣れましたか?
テッド:半分くらいは。スクラム開発は初めてなので、対応の仕方やメンバーとのコミュニケーションに最初は戸惑いがありましたが、少し慣れてきました。
佐藤:私から見ても「徐々に馴染んでいるな」と感じていますよ。入社するにあたって、不安や懸念はありましたか?
テッド:決済や金融業界について全く知らなかったので、その点はちょっと不安がありました。実際に入社してみると、若い社員が多く活気があり、相談やコミュニケーションがしやすくて。わからないことがあってもフォローしてもらえるので助かっています。
佐藤:NTTデータFTはコミュニケーションを大切にしているからね。これからも遠慮せずに声をかけてもらえたら。
佐藤:今、困っていることや悩んでいることはある?
テッド:日本語がまだ拙いので、自分の言いたいことがちゃんと伝わるか心配しています。誰かに何かを伝えるとき、まずは自分が思うことを中国語で書いて、それをGoogle翻訳で日本語に変換してから送る形にしていて。翻訳を使うのは手間がかかりますが、自分の日本語で直接伝える自信がないので……。
佐藤:なるほど。「聞く」「読む」のは得意だけど、「話す」「書く」は苦手だと。
テッド:はい。特に困っているのが、障害が発生したり、急ぎの問い合わせが来たりしたとき。回答期限が短い中できちんと伝えるのが難しいです。
佐藤:そっか……。ただ、顧客への回答は一人で対応するわけではなく、レビューしてから送るので、もっと気を楽にしていいですよ。メンバーとのコミュニケーションもね、みんなが正しい日本語を使っているわけじゃないから(笑)。ちゃんとした日本語じゃないとしても思ったとおりに話してもらえると嬉しいです。安心して大丈夫。
佐藤:今の業務内容については、どう思っていますか?うちのチームでは、「システムの開発」だけではなく「(システムを利用する)顧客への対応」も担当しています。将来的には顧客サポートの専門チームが別につくられると思うけど、まだ体制を整えている途中なので、開発チームが兼任している。開発だけに集中できないのは大変だと思うけど、率直にどう?
テッド:大変ですけど、その分チャレンジングですね。私は「多くのことを勉強したい」「挑戦したい」タイプで。前職はデータ分析の仕事で、毎日同じような仕事をして物足りなさを感じていました。今のスクラムチームでは、開発やお客様対応などさまざまな経験ができるので、嬉しいです。
佐藤:嬉しいんだ。それなら良かった。本来なら「開発は開発」「サポートはサポート」と体制を分ける方が望ましいかもしれないけど、ユーザーの生の声を聞けるのはエンジニアにとって貴重な機会なので。デッドくんの成長に繋がると私も嬉しいですよ。
佐藤:技術面はどうですか?
テッド:入社前はフロントエンドエンジニアを目指していて、プログラミング言語はPythonとJavaScriptを勉強していました。Go言語は入社してから勉強し始めましたが、内容が深くて……。現在担当している決済中継システムをはじめ、Go言語を使った開発に深く携わっていきたいですが、習得への道のりは長そうだと感じています。
佐藤:Go言語は初めてなんだね。今はどうやって勉強しているの?
テッド:実務をやりながら勉強しています。例えば今回のイテレーション(開発サイクル)の中にGo言語での開発タスクがあるので、そのタスクをコーディングしながら関連情報を調べるとか。前回のイテレーションでは、Go言語のスクリプトや自動化向けの改修、コードの編集などを行ったので、それも勉強になりました。
佐藤:慣れてくれば、より理解が早くなると思いますよ。実務に加えて社内制度も活用し、一つずつ覚えていってね。テクニカルな研修だけではなく、決済や金融といった業界知識に関するものもあるので。あと実は、研修のほかに「クラウドの環境を自由に使える仕組み」もあるんですよ。
テッド:それは知りませんでした。
佐藤:「AWS(Amazon Web Services)」「Google Cloud(GCP)」「Microsoft Azure」といった各種クラウド環境を、学習用に会社が払い出してくれる制度があって。実物を触って学んだ方が効果的だし、使えるものはどんどん活用することをおすすめしますよ。
今のプロジェクトにはGo言語を使った開発がいろいろとあるし、他のプロジェクトでも使っています。業務内外を問わず、ぜひ積極的にチャレンジしてほしいなと思います。
テッド:実はちょうど、Go言語を使う新しい開発作業に私が入れないか、チームメンバーに相談しているところで。うまく行けば入れる見込みになっています。
佐藤:それはいいね。開発の作業は人気があるから、うちのプロジェクトでは挙手制にしています。これからも積極的に「自分がやりたいです」と手を挙げてくださいね。
佐藤:働き方についてはどう?うちのチームでは、リモートワークを原則にしているけど。
テッド:今の働き方が気に入っています。電車に乗らないので時間的な余裕があるし、自分の部屋で働く安心感もあって。
佐藤:それがリモートワークのいいところだよね。デメリットは特に感じていないかな?「もっとみんなで集まりたい」とか。
テッド:2週間に1回、プランニング会があって、その日は出社することになっているので。それくらいの頻度で顔を合わせるのがちょうどいいですね。逆に佐藤さんは、今のリモートの形をどう思っていますか?
佐藤:テッドくんが入る前に、メンバーの意見を聞いてこの形にした経緯があって。特にメンバーから声が上がらなければこのままのつもりだけど、どう思う?
テッド:このままが良いです!たぶん、他のメンバーもそう思っているんじゃないかなと。
佐藤:そっか(笑)。では引き続き「リモートが原則・2週間に1回出社」でいこう。
テッド:ただ実際には、2週間に1回のプランニング会でも全員はそろわず、「3人出社・他4人はリモート」みたいな日が多いですよね。
佐藤:会議室のキャパシティもあって、そうなりがちだよね。普段オンラインで話してはいるけど、たまには全員そろって顔を合わせたい?
テッド:はい、ぜひ。
佐藤:わかりました。近いうちに、全員で集まれる日をつくりましょう。
佐藤:最後に、キャリアの話をしようか。目標や希望はありますか?
テッド:まずは日本語力と技術力を上げること。将来的には、開発はもちろん、運用面も含めて幅広く対応できる人になりたいです。
佐藤:そのためにはいろいろな経験を積む必要がありますね。もしかしたら、私が辿ってきた道に近くなるかもしれない。
テッド:今の自分の知識や能力では、大事なことを決めることができません。だから、しっかり学んでいきたい。佐藤さんみたいに「大事な決断ができる人」になれるよう、がんばります。現状では、佐藤さんが休暇などで不在のときに障害が起きると、なかなか方針が決まらなくて対応に困ることがありますし……。
佐藤:それはちょっと、チーム全体の課題でもありますね。開発メンバー全員がレベルアップして障害対応できるようになるのが理想だけど、実際にはなかなか難しくて。緊急時に、情報を整理し、優先順位をつけて適切な判断をするには、ある程度の経験が必要です。
テッドくんにも、少しずつ学んでほしいと思っています。「こういうシステムをつくった後にどう運用するか」「こういう障害が起きたときはどうすべきか」といったことを、私や他の人がやっていることを見ながら覚えていってもらえたら。
佐藤:ただ一方でね、今の話と矛盾するようだけど、エンジニアはやっぱり技術が一番なんですよ。ベースの技術的な知識や経験がないと、何をすべきか判断できないし、説得力もない。だから結局、テッドくんが今やるべきことは「Go言語の勉強」かもしれないね。一歩ずつ着実にというところで。
テッド:少しずつ勉強していこうと思います。NTTデータFTには挑戦できることがたくさんあって。アニメやゲームみたいに、「経験値を積みながらレベルアップして、次のステージへ行く」感覚があります。いろいろと試しながら一つひとつのタスクを進めていくのが、とても面白いです。
佐藤:いい心持ちですね。一つずつできることを増やし、ゆくゆくは幅広く物事を見られるようになってくれると、私も非常に頼もしいです。期待しています。
――佐藤さん、テッドさん、ありがとうございました!最後に、1on1の感想をお聞かせください。
佐藤:顧客対応など開発以外の業務について、テッドくんが「チャレンジ」と捉えていることを初めて聞き、嬉しかったです。前向きなマインドを歓迎しつつ、まずは開発経験をしっかり積めるよう、テッドくんがエンジニアとしての価値を高められる環境をつくっていきたいと思います。
テッド:これまで佐藤さんとは、業務環境の話や雑談をすることはありましたが、自分の気持ちを伝える機会はありませんでした。今回いろいろと話せてよかったです。今後もぜひ、こういう機会を設けてもらえると嬉しいです。
今回は「オープン1on1」企画の第2弾として、中途入社したエンジニアのテッドさんとPOの佐藤さんの本音トークをお届けしましたが、いかがでしたか?
少しでもNTTデータFTや決済イノベーション事業部について知っていただけたら幸いです。
当社に興味を持ってくださった方は、ぜひ一度カジュアル面談でお話ししてみませんか。
お会いできることを楽しみにしています!
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企画・編集:株式会社スリーシェイク 文・撮影:三谷恵里佳