みなさん、こんにちは。
グリーンエース 代表の中村 慎之祐(なかむら しんのすけ)です。
まずは、ページを開いていただき、ありがとうございます。
私たちがどんな会社で、なにを目指しているのか。
これまでの取り組みも踏まえて知っていただきたいと考えて、ページを作成しています。ビジネス的にどうなのか、どんな事業なのかは、後編でお話しするので、今回は "思い" に振り切ってお話しさせていただきます。
目次
グリーンエース ってどんな会社?
どんな社会を創りたいの?
どうして未利用食品の活用を目指しているの?
グリーンエースに込めた意味
グリーンエース ってどんな会社?
「野菜を粉にする会社」
簡単にやっていることを紹介すると、こんな感じのフードテックスタートアップです。
畑で捨てられてしまう "規格外の野菜" や食品加工で捨てられてしまう "未利用部位 まで、もったいないと言われる野菜たちを粉末にして、新しい食品へと生まれ変わらせています。
野菜の粉は、あまり馴染みがないかもしれませんね。。。
でも、生の状態ではすぐに傷んでしまうような野菜も、粉に加工すれば常温で約2年間保存できるようになるんです。しかも、粉末は、生野菜を使ったら作れないような加工食品にも使うことができます。
とまとパウダー x パン や 生姜パウダー x ドレッシング、大根パウダー x ふりかけ など、粉末だからこそ作れる食品はたくさんあります。もちろん、元々の色や形、大きさは問わず、どんな野菜も有効活用することができるのです。
野菜の粉って、すごくないですか?
どんな社会を創りたいの?
「未利用野菜の活用が当たり前になる社会」
いま、未利用の食べ物は家畜のエサになったり、畑の肥料になったりと、リサイクルされています。でも、なんか もったいない、そんな気がしませんか?
傷んでしまっているものを、私たちの食事に使うことはできません。でも、いま未利用になっているものには、形を変えれば美味しく食べられるものが沢山あるんです。
傷がついてしまった トマト、輪切りにした時に大きさが不揃いだった サツマイモ、私たちの家庭では普通に食べるようなものが、リサイクルされるのって、少し残念です。
下の写真のミニトマトの傷を見つけられますか?
どんなに栽培環境を工夫しても、わずかな規格外品が発生してしまいます。
この "当たり前" を変えていきたい。
それが、私たち グリーンエースの挑戦です。
未利用となっている野菜たちが、真っ直ぐに リサイクル されるのではなく、「これって何かに使えないかな」と思われるようになる社会を信じて、日々挑戦しています。
どうして未利用食品の活用を目指しているの?
「なんとかできる、なんとかできたら面白い」
あまり答えになっていないかもしれませんが、私たちは未利用食品の可能性を信じています。
もちろん、環境に良いことですし、持続可能な社会には不可欠な取り組みかもしれません。それでも、環境のために何かしたいというより、現在まで未利用だったものが活用されたら面白い、その気持ちの方が強いのです。
規格外野菜を見ている生産者の方も、未利用となっている端材を見ている食品加工事業者も、「なんとかならないかな」と思っている未利用野菜。これを形を変えて届けることができれば、私たちが手軽に野菜をとれる魅力的な商品をつくれます。
実現することができれば、未利用野菜に課題を抱える人たちも私たち生活者も幸せになれるはずです。
グリーンエースに込めた意味
「農産物の価値を変換し、伝える存在でありたい」
グリーンエースは "greenase" と書き、green は農産物を、 ase は酵素を表しています。身近なところだと、アミラーゼ(amylase)やプロテアーゼ(protease)などに、"ase"がついていますね。酵素は、食べ物の消化や吸収、代謝など生命を維持するために必要なあらゆる活動に使われており、私たちの体に必要不可欠な存在です。
あらゆる物質を生成、分解、運搬することで、私たちの体を支える酵素のように、グリーンエースは農産物の形と価値を変え、あらゆるところに届けていきたい。そういう思いから、"ase"としています。
余談ですが、アミラーゼ(amylase)などの、アーゼはドイツ語発音で、英語発音だと "エース" っぽくなります。よく、greeenace (green + ace)と間違われてしまいますが、私たちの思いを込めた "greenase" で覚えていただけたら嬉しいです。
また、私たちの取り組みを表現するグリーンエースのロゴデザインには、以下のような意味が込められています。
体になじむ、形に変わろう
野菜からの栄養は体への贈りもの、という考えから、花束をモチーフに作成。野菜という固形物が体になじみやすい形に、ゆるやかに変わっていく様子を表した。
改めて、わたしたち グリーンエース(greenase)は、畑で捨てられてしまう "規格外の野菜" や食品加工で捨てられてしまう "未利用部位 まで、もったいないと言われる野菜たちを粉末にして、新しい食品へと生まれ変わらせています。
実際にどんなことに取り組んでいるのかは、後編でお話しさせてください。
それでは、また次回ご覧いただけることを楽しみにしております。