「この世界に、新しい解を。」をビジョンに建設コンサルタントの枠組みに捉われず、広く社会課題の解決に貢献する様々な事業にチャレンジしている八千代エンジニヤリング。
そのなかの事業のひとつ、サステナビリティコンサルティング「サステナビリティNavi」のコンサルタントである霜山さんに、現在に至るまでの歩みと仕事のやりがいを伺いました。
霜山 竣(しもやま しゅん)
2021年 八千代エンジニヤリング入社(新卒)
2021年に入社(新卒採用)してから事業開発本部に所属しており、企業が抱えているサステナビリティに関する課題解決に向けて自然科学に基づいたコンサルティングを行っています。
八千代エンジニヤリングを選んだ理由
──八千代エンジニヤリングを選んだ理由は?
私は、日常生活で当たり前に使用している「水」が、これからも当たり前のように使える社会づくりをこの会社でしたいと思い入社しました。
八千代エンジニヤリングは、建設コンサルタントとしてダムの建設や地下水の適正利用の評価など、利水に関する計画、設計、評価に強い会社です。また、最近では自治体の業務だけでなく、民間企業の水に関するリスク(洪水、水の枯渇等)と機会(ブランド化等)の評価や水循環に関する中高生への教育も行っています。
私は、身近にある水の持続可能性を高めるには、自治体だけではなく、民間企業、一般市民が協力しながら、水源を管理し、適切に利用していくことが重要だと考えているため、産官民に対して業務をしてきたこの会社に入ることで、産官民の橋渡しの存在として、国内外の「水」の持続可能性を高めることができると思っています。
──所属している部署の紹介
私の所属する第一開発室のサステナビリティサービス課では、企業が抱えているサステナビリティに関する課題解決に向けて自然科学に基づいたコンサルティングを行っています。メンバーは社員・アルバイト・副業・業務委託・インターン・顧問といった様々な形で仲間がいます。
20代前半から40代前半まで偏ることなくバランスが取れた組織で、子育て中のメンバーも多くいます。
具体的なサービス内容は下記の4つです。
1.気候変動:低炭素社会の実現やTCFD対応に向けた気候変動分野の取り組み支などを支援
2.水リスク:水資源、洪水、水質等の企業の水リスクに対して一気通貫で支援
3.生物多様性:TNFDやSBTNへの対応を見据えた方針策定支援からリスク評価などを支援
4.資源循環:プラスチックごみ問題への対応やサーキュラーエコノミー実現に向けた仕組みづくりを支援
★HPはこちら ⇒ https://www.sustainability-navi.jp/
仕事内容
──「企業の水リスク評価」の仕事内容
企業の水リスクを評価するためには、地域(流域)が抱える水リスクによる企業への影響と企業が地域(流域)の水環境に与えるリスクの2軸で評価します。そのため、地域(流域)の水リスクを文献や現地で調査を行うとともに、企業の事業特性を考慮して総合的に企業の水リスクを評価しています。
──「企業のGHG排出量算定」の仕事内容
2020年に菅元首相が宣言した2050年カーボンニュートラルを機に、企業がGHG排出量を算定する動きが広まっています。そのため、水リスクだけではなく、気候変動の業務にも携わるようになりました。企業のGHG排出量算定では、算定範囲をどうするか、使用するデータは何かなど考慮することが非常に多いため、国際的な規格に則って一つ一つ順を追って算定しています。
仕事のやりがい
──仕事のやりがいは?
私は、新しく身に着けた技術や知識で、企業の方から業務をいただいた時にやりがいを感じます。
私の所属している課は、事業を開発する部署になります。そのため、常に新しいことを学び、それを事業にすることが求められます。責任も大きいですが、新しい事業で企業の方から業務をいただいた時はとても達成感を感じます。
──今後の展望を教えてください
私は、現在「水リスク」と「気候変動」の2つの業務を行っています。そのため、いずれは気候変動の対策と水リスクの対策が同時にできるような取り組みの支援をしたいと思っています。例えば、GHG削減に向けた省エネと節水効果を同時に工場させる設備の検討や、製造で使用する地下水の温度で冷暖房を省エネ化する等を考えています。
休日の過ごし方
私は、毎週土曜日に所属している社会人サークルで卓球の練習をしており、たまに大会にも出場しています。大会後の打ち上げで飲むビールが最高に美味しいです。
写真は、埼玉県の大会で優勝した時の写真です。