ダイニーにとって“無用な存在”になりたい。ダイニーきってのグローバル人材、ジョレルさんが目指す姿

株式会社ダイニーで働くメンバーはどんな人がいる？ダイニーメンバーのこれまでの経験・どんな想いでダイニーで働いているのかを連載していく「ダイニー社員食堂」。今回は、CEO室でChief of Staffとして働く真央さん(社長)の1番の右腕ジョレルさんに、これまでの経験・ダイニーに対する想いをインタビューしてきました。

チャン・ジョレル(Chan Jorel)さん｜シンガポール出身。高校卒業後イギリスの大学で哲学・政治・経済を専攻し、その際研究の一環で来日。ダイニーには2022年にジョインし、資金調達・M&A・資本戦略などを行う。好きな日本語は「たかが○○されど○○(このペアリングが好き)」。

エリート学生の日本進出

シンガポールで生まれ育ったジョレルさんが日本に来ることになったのは、学生時代。高校卒業後2年間、徴兵に行き、その後イギリスの大学に通った。大学ではエネルギー政策の観点で福島県の原子力発電について研究し、卒業論文を書いた。この研究がきっかけとなり、卒業後に外務省・文部科学省から奨学金をもらい東京大学公共政策大学院に通うことになる。このタイミングで、日本への移住をすることとなった。

友人・クライアントの関係を経てメンバーへ

新卒ではGICというシンガポールの投資ファンドの東京支社に入社し、不動産やプライベートエクイティ投資などについて幅広く学んだ。しばらくしてテクノロジーに関わる仕事がしたいと思い、転職しようと考えたジョレルさんは直近カーライル・グループにTOBされたユーザーベース傘下のUB Venturesに入社を決めた。ここでは2年間、スタートアップのSaaS企業に対して投資を行っていた。このタイミングで、共通の知り合いの紹介で真央さんに出会う。真央さんから「飲食業界を変えましょう」とダイニーへの誘いを受け、2022年に入社。真央さんの、東京大学を卒業すれば将来も安定であったはずのところを、勇気を出して起業の道に飛び込んだという点を尊敬している。社長として人前で話す努力をしているところを友人として見て、そこにも惹かれたと明かしてくれた。

ダイニーで必要のないヒトになるとは

そんなジョレルさんがダイニーに関わっている理由は、ダイニーがサービス提供をする先が “飲食業界だから”だという。ダイニーのサービスはBtoBtoC、一般消費者の日常にも溶け込むことが出来る。つまり、一般消費者からの認知・認識が得られる点が魅力である。また“食”は文明に一番近いものであり、絶対他の国に奪われないもの。国ごとの基盤になる産業、イコール“食”という文化はなくならないからこそ、この永遠にあるニーズに対して解決策を提案できるのがダイニーだと確信している、と話してくれた。
そんなダイニーで、ジョレルさんは“無用”な存在になりたいという。これまでダイニーが出来ていなかったコトをカタチにする作業をジョレルさんが行ってきたが、今後はダイニーが必要とするコトにおける専門的な人材が入社をし、ジョレルさんが必要とされないようなフェーズまで会社を伸ばしたい。ダイニーが大きくなり、優れたメンバーが入社をして自分が必要なくなる事が理想だ、と話す。とはいえダイニーとしてやる必要がある・自分が求められるのならば、意味のあることがしたい。ジョレルさんの仕事によってダイニーが成長し、ダイニーの成長があることで顧客満足度アップやダイニーメンバーが楽しく仕事ができるようになってほしいと思っている。
ダイニーにとって“無用”になれるくらいダイニーが大きくなるまで、ジョレルさんは走り続ける。