「これからもっと大きくなっていく会社だからこそ、大事にしたい考え方を言語化し、みんなが迷わず進めるようにしたい」
そんな思いから、セールスリクエストはMVVを策定しました。MVVとは、「Mission(ミッション)」「Vision(ビジョン)」「Value(バリュー)」の頭文字をとった言葉で、私たちが大切にしている価値観や目指す方向性をまとめたものです。
▼【noteで公開中】CEOが語る、MVV策定の想いとこれからの歩み
https://note.com/grand_pipit9348/n/nb1c11602acd8
この記事では、MVVに込めた思いや、それを組織に浸透させるための具体的な取り組みをご紹介します。
目次
「これからもっと大きくなっていく会社だからこそ、大事にしたい考え方を言語化し、みんなが迷わず進めるようにしたい」
MVV策定の背景とそのプロセス
ミッション:会社の存在意義。何のためにやっているのか?
ビジョン:どんな未来を作りたいのか?
バリュー:そのためにどう行動するべきか?
1.事前準備
2.経営合宿(オフサイトミーティング)
3.社員(マネージャー)とのディスカッション
4.MVVの策定
5.社内外での発表・浸透
セールスリクエストのMVV
ミッション
ビジョン
バリュー
MVV浸透のための取り組み
今後の取り組みと目指す組織像
最後に
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MVV策定の背景とそのプロセス
セールスリクエストが創業されてからこれまで、代表の原が直接ビジョンを語ることで組織を導いてきました。しかし、今後さらに会社が拡大していくことを見据える中で、誰もが迷わず同じ方向を目指せる「組織としての軸」や「共通の指針」が必要だと感じるようになり、私たちはMVVの策定に取り組みました。
ミッション:会社の存在意義。何のためにやっているのか?
ビジョン:どんな未来を作りたいのか?
バリュー:そのためにどう行動するべきか?
MVVを策定するときに特に意識したのは、4つのポイントです。
1つ目は、「組織に浸透しなければ意味がない」ということ。MVVは掲げるだけではなく、日々の行動や判断に自然と反映されるものでなければならないと考えました。
2つ目は、「達成すべき目標として捉えないようにする」こと。MVVは到達すべきゴールではなく、日々の選択や行動の基準として機能することを重視しました。
3つ目は、「金銭的価値に偏った思考にならないようにする」ことです。お金を基準にした考え方や、報酬でコントロールするような仕組みに引っ張られず、利益に偏りすぎないことを意識しました。
最後に、「言葉と行動の一致」です。MVVが存在する以上、それに反するような経営陣らの行動があれば、社員から無関心や反発を招きかねません。言葉と行動が矛盾しないよう、自ら律する姿勢を大切にしています。
これらのポイントを踏まえて、次のようなプロセスでMVVの策定を進めていきました。
1.事前準備
・会社の歴史や文化、現状を再確認するための資料作成
・社内外の課題や機会を洗い出し、現場の声を集める
・競合他社のMVVや業界の動向を調査する
2.経営合宿(オフサイトミーティング)
・マネジメント層と一緒に合宿形式でディスカッションを実施
・会社の目指す方向性や価値観を共有し、現状と理想のギャップを洗い出す
・各自のビジョンや使命感を共有し、MVVの骨子をまとめる
3.社員(マネージャー)とのディスカッション
・社員からのフィードバックや意見を集め、MVV案をブラッシュアップ
・会社の使命やビジョンを実現するために、必要な行動や価値観を議論
4.MVVの策定
・経営層と社員の意見を反映し、MVVのドラフトを作成
・「ミッション」「ビジョン」「バリュー」が一貫性を持ち、社員が共感できる内容になるよう調整
5.社内外での発表・浸透
・完成したMVVを全社員に共有し、浸透させるための取り組みを開始
このプロセスを通じて、経営陣と社員が同じ目標や価値観を共有でき、同じ方向を目指せるようになったと感じています。
経営層やマネジメント層が鎌倉に集まり、MVVについてじっくり話し合う機会を設けました
セールスリクエストのMVV
こちらが完成したMVVです。
ミッション:三方よしで縁ある人の最上のパートナーに
ビジョン:卓越したインサイドセールスの専門性と価値創造を通じて、お客様の事業成長と人々の幸福を支える
バリュー:リスペクト、スピード、コンテンツ、カイゼン
それぞれを詳しくご紹介します。
ミッション
“三方よし”。これは近江商人の考え方で、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の3つが揃ってこそ、良いビジネスが成り立つというものです。私たちも、ただ売上を上げるだけでなく、顧客、社員、顧客の顧客まで含めて、みんながハッピーになれるような会社を目指しています。
だからこそ「最上のパートナー」を掲げました。単なるインサイドセールスの代行業者ではなくて、顧客の事業戦略を一緒に考え、経営視点で価値を生み出せる存在でありたいと考えています。
ビジョン
私たちは、「インサイドセールスのプロフェッショナルファーム」を目指しています。
今は、代行や内製化支援、CRMツールの活用支援を中心に行っていますが、それだけではありません。ノウハウを体系化して発信したり、その経験を基に新しい価値を提供するサービスを生み出したりと、もっと社会に広く貢献できる価値を提供していきます。
それと同時に、社員も「成長できる」「しっかり稼げる」環境を作っていく。結果的に、顧客と社員の双方が満足し、成長できる環境をつくることを目指しています。
バリュー
私たちが大切にする4つのバリューは、単なるスローガンではなく、日々の行動の指針です。どれも会社の成長を支える重要な要素であり、一人ひとりが意識しながら働くことで、組織としての土台が強くなると確信しています。
「リスペクト」
社内外の信頼関係を築くには、相互の尊重が不可欠です。相手の良いところを認め合い、コミュニケーションを大切にする姿勢を重視します。私たちが関わるすべての人と良い関係を築くことで、より強いチームを作れると信じています。
「スピード」
顧客満足度に直結するのはスピードです。レスポンスの速さや納期の厳守、前倒しの行動が評価される会社にしたいと思っています。スピードを意識することで、チャンスを逃さず、信頼を勝ち取ることができます。
「コンテンツ」
当社の成長は「コンテンツ」に支えられてきました。ノウハウやナレッジの共有、イベント開催、コミュニケーションの質を向上させる活動が重要です。私たちの経験を価値ある情報に変え、発信することで業界全体の成長にも貢献したいと考えています。
「カイゼン」
現状に満足せず、常により良い方法を模索します。細かな改善の積み重ねが大きな成果を生むと信じています。私たちは「昨日より今日、今日より明日」と進化し続ける組織でありたいと思っています。
MVV浸透のための取り組み
MVVを策定して終わり、ではありません。私たちは、MVVが日々の行動・意思決定の中に根づいていくよう、さまざまな取り組みを進めています。
その一環として、「MVVに基づく行動が、会社の成長にどのように貢献しているか」を伝える1on1を定期的に実施。あわせて、社員からのフィードバックを随時収集し、MVVの浸透状況の把握や見直しを行っています。
また、毎月「最もバリューを体現した社員」を称える「バリュー表彰制度」を導入しました。これは、日々の業務の中でつい見過ごされがちな「良い行動」や「仲間への思いやり」をきちんと形にして、メンバー同士で伝え合いたいという思いから始まったものです。例えば最近では、バリュースタンプの作成を自ら提案した社員や、積極的に業務に取り組む姿勢があり、社内外から評価されているメンバーなどが表彰されています。
このような取り組みや制度を通じて、MVVが組織に自然と根づいていくことを目指しています。
▼実際の活用場面
今後の取り組みと目指す組織像
これからもMVVを組織に浸透させるための取り組みを進めていきます。
まず、引き続き大事にしたいのは「リーダーシップの一貫性」。経営陣やマネジメント層がMVVに強くコミットし、日々の行動で体現することが重要です。このような言行一致の姿勢が、MVVに対する社員の信頼や実践に繋がると考えています。
また、MVVを単なる理念に留めず、業務の中で「どう行動すべきか」を示すための行動指針も作成したいです。これがあることで、MVVが評価基準や業務プロセスと自然と結びつき、より一層浸透していくことを目指します。
さらに、日々の行動や姿勢とMVVの繋がりを可視化する取り組みも進めていきます。例えば、「バリュー表彰制度」にメンバー同士で推薦し合える仕組みを取り入れる予定です。
このような積み重ねが、私たちが目指す組織の姿に繋がっていくと信じています。
最後に
私たちがMVVに込めたのは、「誰かの役に立っている」という実感が、自分の成長や誇りにつながっていく、そんな前向きな循環を育んでいきたいという思いです。その先に、幸福度の高い働き方を基盤に、他者への貢献や高い価値を生み出す組織の姿を描いています。
だからこそ、私たちはスキル以上に「人としてのあり方」を大切にしたい。正直で誠実であること、周りを尊重し自然に協調できること。そして心理的安全性とは、単に「何を言っても良い環境」ではなく、「率直な対話と信頼に基づく関係性」が築かれていることだと考えています。
そんな価値観を持っている方や私たちのMVVに共感してくれる方と、これからのセールスリクエストを一緒に作っていけたら嬉しいです。
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