河原 広宜のプロフィール - Wantedly
物流業界でシステム開発・ブリッジSEを経験後、4年間の潜伏期間後に心理カウンセラーに転身。その後人材派遣会社で採用、営業を担当し、2007年に独立。 「挫折しても、失敗しても、人は何度でもチャレンジできる!」 「成功か失敗かは自分が決める!」 そんな会社を実現したいと思い、起業しました。 多様な価値観の人たちが集まり、私を批判してくれる人を歓迎します。
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初めまして!採用広報担当です。
「IT業界のブラックな働き方でうつ病になり、4年間社会復備できなかった」。そう語るのは、株式会社日翔テクノの代表、河原崎さん。自身の壮絶な経験から生まれた「弱者に光を当てる」という理念のもと、経歴や年齢、病歴に不安を抱える多くの人に再挑戦の場を提供しています。完璧を目指さず「75点」でいいと語る独特の経営哲学と、社員アンケートから見えてきた”面倒見の良さ”でした。
河原崎 広宜(かわらさき ひろのり)/ 代表取締役
ITエンジニアとしてキャリアをスタートするも、過酷な労働環境からうつ病を発症し、約4年間の療養生活を送る。その間に臨床心理士の資格を取得。自身の経験から「挫折した人でも再チャレンジできる社会を」との想いを抱き、株式会社日翔テクノを設立。現在はIT事業を主軸に、製造、訪問看護と事業を多角化。自らカウンセリングも行い、社員一人ひとりに寄り添う経営を続けている。
ーー本日はありがとうございます。日翔テクノさんはIT事業を基盤としながら、製造業や介護事業など、多角的に事業を展開されています。その根底にはどのような想があるのでしょうか?
一言で言うと「弱者に光を当てる会社」でありたい、という想いが全てですね。
実は私自身、もともとITエンジニアだったんですが、毎日朝7時から終電まで働くようなブラックな環境でうつ病になって、会社を辞めたんです。そこから4年間、社会復帰できませんでした。その時に臨床心理士の資格を取って、病院でカウンセラーとして働く中で、精神的な理由で社会復帰できない人たちをたくさん見てきたんです。
その経験から人生観が大きく変わって、「自分にできる範囲で社会の役に立つことをしたい」と強く思うようになりました。だから、事業領域にこだわりはないんです。IT業界で年齢やスキルの問題で仕事が見つかりにくい人、製造業で転職を繰り返してしまった人、あるいは障がいを持つ方々。社会で少し生きづらさを感じている人たちに、もう一度安定して働ける場所を提供する。それが当社の存在意義だと思っています。
ーー社会にうまく適合できない、と感じている方々にも、粘り強く向き合われていると伺いました。
そうですね。例えば、30代で転職を繰り返してしまったり、挨拶がうまくできなかったり、社会にうまく馴染めない人たちがいます。でも、そういう人たちを切り捨てるんじゃなくて、粘り強く向き合う。時間はかかりますが、一度定着すると、本当に辞めずに頑張ってくれるんです。社会人としての再教育に近いかもしれません。
結局、みんな何かしら弱い部分や足りない部分を持っている。そこを責めるのではなく、会社が組織としてフォローして、その人が輝ける場所を見つけてあげるのが私の仕事だと思っています。
ーー貴社の価値観として「75点合格主義」を掲げられています。これはどういった意図から生まれたものなのでしょうか?
これも私の経験から来ています。特にITの世界は100点か0か、成果が数字で明確に出るので、完璧を求めがちです。でも、100点を目指し続けると、人は必ず疲弊してしまう。私もそうやって潰れた一人ですから。
だから社員にはいつも「75点でいいよ」と伝えています。4つ課題があったら、3つクリアできれば合格。1つや2つ失敗したって誰も責めない。その代わり、お互いの足りない部分はチームでカバーし合おう、と。
この考え方を徹底してから、社員同士が自然と助け合うようになりましたね。そして、もう一つ大きな変化がありました。それは、みんなが正直になったことです。100点を取ろうと無理をすると、人はミスを隠すために嘘をつくんですよ。でも、「75点でいい」という安心感が、どんな小さな失敗でもすぐに報告してくれる文化を育ててくれました。その「すぐに報告してくれる誠実さ」が、結果的にお客様からの信頼につながっているんです。
「75点合格主義」という理念は、実際に働く社員の皆さんにはどのように映っているのでしょうか。
今回、5名の社員の方にご協力いただいたアンケートには、日翔テクノならではの温かい社風を裏付ける、具体的なエピソードが数多く寄せられていました。
ーー社員の方々への手厚いサポートには驚かされます。ここまで手厚くすると、逆に会社への依存度が高まったり、管理コストも増えたりしませんか?
おっしゃる通り、一人ひとりにかける管理負荷は高いです。だから、会社を急激に大きくしようとは思っていません。私が全社員に目が届く範囲がちょうどいい。
それに、私は社員に「会社への帰属意識を高く持て」なんて言ったことは一度もありません。むしろ逆です。若手には「どんどん資格を取ってスキルアップしろ。うちの枠に収まりきらなくなったら、もっと給料が高くて良い仕事ができる会社に転職すればいい」と言っています。
一方で、そこまでガツガツ働かずに、プライベートを大事にしたい人もいる。そういう人は、無理に環境を変えるリスクを冒さず、うちで長く安定して働いてくれればいい。バーベキュー大会などの懇親会もありますが、そういう場が苦手な人は参加を強要しません。働き方の価値観は人それぞれでいいんです。
私たちは、社員一人ひとりが自分の人生を豊かにするための”プラットフォーム”でありたい。そのために必要なサポートは惜しまない。それが私たちのスタンスです。
ーー最後に、この記事を読んでいる未来の仲間に向けてメッセージをお願いします。
もしあなたが、過去の経歴に自信がなかったり、人間関係でつまずいてしまったり、あるいは少し周りとペースが合わないと感じていたりするなら、一度私たちの話を聞きに来てほしいです。
私たちは、スーパーマンのような人を求めているわけではありません。むしろ、もう一度頑張ってみたい、という気持ちを持っている人なら大歓迎です。
私たちと一緒に新しい一歩を踏み出してみませんか。
募集の詳細が気になる方は、まずはお気軽にエントリーください🙆♀️