Wantedlyをご覧のみなさん、こんにちは!ベルタ採用担当です。
今回ご紹介するのは、北海道・十勝出身、スポーツ一筋の学生時代から始まり、広告代理店、事業再生コンサル、そしてベルタへとキャリアを重ねてきた小林隼大さん。現在はダイレクトマーケティング事業部の部長として、マーケティング・CRM・アセットの3部門を横断的に率いています。
新卒でD2C事業の立ち上げに挑戦し、1年で年商数十億円を達成。その後、複数業界の経営支援を経験し、「やっぱり自分は当事者でいたい」と、再び事業の現場へ。現在はベルタで、「変化を楽しめる組織づくり」と「次世代へのバトン渡し」に本気で取り組んでいます。
「何者かになりたい——そう思って、打席に立ち続けてきました」
変化の激しい時代に、自ら意思を持って選び、行動する。そんなキャリアを歩みたいと考えるあなたに、ぜひ読んでほしいインタビューです。
北海道のアイスホッケー少年、野球エリートへ
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小林 隼大(こばやし はやた)ダイレクトマーケティング事業部 部長。
──小林さんって学生時代どんな感じだったんですか? スポーツをやってたって話は聞いたことあるんですけど、なにをやってたんですか?
僕、北海道出身なんですけど、実家から歩いてすぐの場所にアイスアリーナがあって、3歳のときにアイスホッケーを始めたんです。気づいたら夢中になってて、小学生の頃には全国大会で準優勝までいきました。
──全国準優勝!それはガチだ(笑)
でも、小3のときに今度は野球に連れて行かれて。そっからは野球一筋。大学も野球のために釧路の国公立に行って、北海道一部リーグでガチンコでやってましたね。私立のエリート校とやり合う中で、野球部唯一の進学コースにいたりして。正直、めちゃめちゃ大変でした(笑)。
「打席に立てる環境」を求めて東京へ
──そのまま野球でプロを目指すのかと思いきや、上京して就活を始めたんですね?
そうなんです。一部リーグだと福岡ソフトバンクホークスにいった周東とかが同い年で良く対戦してましたね。プロで野球一本っていうのは元々考えてなくて、漠然とビジネスしたいなー、と思ってました。プロ行かないやつとか、大学の友人とかだと、地銀とか公務員が王道だったけど、自分は「何者かになりたい」欲が強くて。迷った末に、東京の就活用シェアハウスを見つけて、2週間後には単身で上京しました。
──すごいスピード感(笑)。最初はどんな会社を?
最初は大手志向で受けてたんですけど、途中で「地銀や公務員と変わらないんじゃないか?」って違和感が出てきて。そんな時に、合同選考会で前々職の社長(某メガベンチャー)と出会いました。
──前々職の社長はどんな方なんですか?
2010年代に異様な成長をしたIT・広告系ベンチャーの社長で、合同説明会で初めてお会いしました。見た目は穏やかで親しみやすい雰囲気なのに、話し始めると一気に引き込まれるような、熱のある方で。
印象的だったのが、「ベンチャーで働くことは人生の安定に繋がる」という言葉で——最初は「え?」って思ったんですけど、その理由を聞いて納得しました。「大企業に入って同じことを繰り返すより、ベンチャーで打席に立ち続けて、失敗も含めて多くを経験してスキルを高めた方が、結果としてどこでも通用する力がつく。そういう人材は市場価値も高くなるし、むしろ安定したキャリアを築ける」という考え方で。それがすごく腹落ちしたんですよね。
──なるほど、それは確かに目からウロコかも。
そうなんですよ。その話を聞いて、自分も「どれだけ打席に立てるか」を軸に会社を選ぼうと決めたんです。
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新卒1年目、赤字2000万円から年商数十億円へ
──そのまま前々職に就職されたんですね?
そうです。もう、打席数の多さに惹かれて決めました。実際に入ってすぐ、いきなり商品開発とECの運営を任されて。これがまた、めちゃくちゃハードでした(笑)
──いきなりですか!? 新卒で?
はい。完全にゼロからD2Cのビジネスを立ち上げるプロジェクトで。しかも、最初は月2000万円の赤字が出るような状態からのスタートでしたね。
──それは心折れそう……。
でも、逆にそれが燃えましたね(笑)。これをなんとかしないといけない。そこから仮説を立てて検証して、試行錯誤の連続でした。で、起死回生を狙って開発した新商品が、ローンチから1年で年商数十億規模にまで成長したんです。
──すごすぎる……!それで一気に評価が?
その後も美容クリニックの立ち上げや全社のマーケティング責任者を歴任しました。成功体験だけじゃなくて、失敗とリカバリーも含めて、事業の一通りを経験できたのが本当に大きかったです。
コンサルティングで見た「外からの視点」
──その後、前々職を離れてコンサルティングの世界へ行ったのは、どういう理由だったんですか?
もっと広い視野で事業を見られるようになりたかったんです。前々職では当事者としてやりきった実感があったんですけど、それと同時に「自分のやり方って他の業界でも通用するのか?」っていう疑問も芽生えてきて。
──なるほど、それで選んだのがリヴァンプ?
はい。リヴァンプは事業再生に強いコンサルティングファームで、クライアントの企業に入り込んで、実際に経営改善を行うようなスタイルだったんです。そこが魅力でしたね。
特に当時だと、澤田さん・玉塚さんが共同代表としてる黄金期直後で刺激的でした。
※澤田さん:ファーストリテーリング副社長、ファミリーマート代表取締役社長などを歴任
※玉塚さん:ロッテホールディングス代表取締役社長、ローソン代表取締役社長などを歴任
──どんな案件を担当されたんですか?
ジュエリーブランド、生命保険、医療プラットフォームなど、BtoCもBtoBも色々やらせてもらいました。どれも新鮮で、毎回が挑戦の連続でした。
──現場に入ってみて、どんな気づきがありました?
それまで当たり前だったことが、意外と外から見ると通用しないこともあるんですよね。逆に、違う業界でも応用できる共通の成功パターンも見えてきたりして。外の視点って大事だなって痛感しました。
──でも結局、また事業側に戻ってくるわけですよね?
そうなんです。外から見てるだけじゃ物足りなくなってきたんですよね。「やっぱり自分は支援じゃなくて当事者でいたいな」って強く思うようになって。
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ベルタというフィールドで再び「当事者」に
──そして選んだのがベルタだった、と。
はい。ちょうどその頃、知人の経営者に相談したら「それならベルタが合うんじゃない?」と紹介されたのが武川さんでした。ベルタの名前はD2C業界ではかなり有名だったし、武川さんのセミナーにも何度も参加したことがあったので、お会いした瞬間「スケール違うなー」って思いましたね。
話を聞いたら、ライフステージ軸でリクルートやベネッセのような巨大企業に挑む構想があって。それって新卒のときにやってたD2Cの枠を明らかに超えているし、創業経営者でトップランを走っているのは伊達じゃないなと感じました。
正直、その時は他にも大手メーカーやコンサルティングファームから好条件で声をかけてもらっていました。でも、武川さんの話を聞いて、「この船に乗らない選択はないな」と思って、腹をくくったんです。
──入社前はどんな印象でした?
正直、イケイケゴリゴリのD2Cベンチャーっていうイメージでしたね。一発狙い感があるというか。でも、実際は全然違ったんです。
ベルタは「親子3世代を線でつなぐ」っていう長期視点の事業構想があって、D2Cとしては珍しくCS(カスタマーサクセス)も完全に内製化してるんです。だから、顧客の声がリアルタイムで商品開発やCRMに反映される仕組みがあって。
しかも、武川さんがトップダウンで仕切っているのかと思いきや、実はめちゃくちゃ権限移譲される文化で、役職に関係なく強烈な抜擢がある。逆に、中間層が手薄で教育体制はまだ発展途上。でも、その分ポストが空いていて、チャンスしかない環境だと思いました。
──入社してすぐに事業部長に?
いや、最初は1ブランドのマネージャーとして入りました。でも、課題に対していろんな打ち手を提案・実行していく中で、気づけばいろんなチームのハブ的存在になっていて。気づいたら、1年後にはダイレクトマーケティング事業部の事業部長になってました(笑)。
──すごいスピード感ですね!
ありがたいことに、裁量も大きくて、チャンスもどんどん転がってる会社なんですよ。その分、求められる成果も大きいので、常に真剣勝負というか。武川イズムで「事業を最優先」にしてガンガン組織を変える社風があるので、変化を楽しめる人には本当に最高の環境だと思います。
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変化を楽しみ、地元・十勝への還元を目指して
──いま、どんなことに一番やりがいを感じてますか?
やっぱり、事業の変化を自分の手で動かせることですね。たとえば、これまで以上にマーケティングとCRMを連動させて、一気通貫で成果を出す体制づくりとか。会社全体を巻き込んで取り組むのって大変なんですけど、その分やりがいも大きいです。
──確かに、自分が動いた分だけ組織や数字が変わるって、すごい経験ですよね。
本当にそう思います。あとは、メンバーがどんどん育っていくのも嬉しいですね。自分が関わった後輩が、今や自分以上に成果を出してるのを見ると、「ああ、やっててよかったな」って感じます。
──長期的には、どんなビジョンを持っているんですか?
実は、将来的には地元・十勝で起業したいって思ってるんです。人口が減っていく地域で、雇用を生むような仕組みをつくれたらいいなって。そのためにも、今はベルタという舞台でしっかり経験を積んで、力をつけておきたいんです。
──すごく素敵ですね。最後に、この記事を読んでいる読者にメッセージをお願いします!
「やってみたい」って思ったら、まずは一歩踏み出してみてほしいです。僕も全部が順風満帆だったわけじゃないけど、挑戦し続ける中で、確実に視野もスキルも広がってきました。変化を楽しめる人には、ベルタはすごく向いてると思います。一緒に面白いこと、やりましょう!
「何者かになりたい人」へ伝えたいこと
──最後に、これからキャリアを考える読者に、何かアドバイスはありますか?
まず、職種や業種を最初から絞るのはやめた方がいいと思います。
バイトやサークルなどの経験しかない状態で、自分に何が向いてるかなんて、正直わからないじゃないですか。それで判断を固定してしまうのは、すごくもったいないので幅広い選択肢を持つべきだなと。
──なるほど、確かにそうですね。
僕自身、「起業したい」「事業をやりたい」と思ってたけど、それを叶えるために何が必要かなんて、最初はわからなかった。でも、「何度も挑戦できる場」を基準に環境を選んできた結果、スキルも視野もどんどん広がっていったんです。
失敗のリカバリーは、次に成功すること。だから、とにかく打席数が多い環境がいいと思います。
──ベンチャー=リスク、というイメージを持つ人も多いと思うんですが。
それ、前々職の社長がすごく良い言葉をくれて。「大企業=安定」は本当に無いって。
実際、コンサル時代に大企業もたくさん見ましたけど、結局は個人の経験や技術、実績がモノを言う世界なんですよね。
だから、ベンチャーで多くを経験してスキルをつけた人の方が、長期的には安定すると思いますね。
──最後に、小林さん自身がキャリアを歩む上で、大切にしている軸って何ですか?
「情熱の源泉を言語化できているか」ですかね。
別にそれが「社会貢献したい」でも「金を稼ぎたい」でもなんでもいいんですけど、それを言語化して、それに向けてエネルギーを注げるかが大事だと思います。
変化を嫌う人は正直、どこに行っても伸びにくいですし。これは前職・前々職でも強く感じたことです。どんなに優秀でも、現状に満足して変わろうとしない人は、結果として周囲から取り残されていってしまうんですよね。ビジネスの世界って、まさにサバイバル。昨日までの正解が、今日には通用しなくなるなんてザラです。現状維持を続けることは、ある意味では“安全”かもしれませんが、長期的に見たらむしろリスク。
だからこそ、自分から変化に飛び込んで、その中で自分をアップデートし続けることが本当に大切だと思います。
──すごく共感できました!本日はありがとうございました!
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