ジオフラは「Moving Entertainment~人が動く楽しみをつくる~」をブランドステートメントに掲げ、テクノロジーとエンターテインメントの力で人々の心を動かし、地域に新たな人流を生み出す会社です。主力サービスであるおでかけエンタメプラットフォーム「プラリー」を通じて、自治体や企業と協力し、地方創生のプロジェクトを全国で展開しています。
今回は、事業開発本部で鉄道会社や自治体と連携した回遊施策を手がける塩野 雄平さんに、これまでのキャリア、ジオフラを選んだ理由、そしてこの仕事の魅力を伺いました。
インタビュアー:採用担当 澤田 音海
インタビュイー:事業開発本部 塩野 雄平
― これまでの経歴を教えてください
新卒で入社した会社では、約6年間、都市計画や交通計画のコンサルティングに従事しました。国交省や自治体と連携し、大規模インフラ整備の計画立案から提案までを担当。プロジェクトマネジメントやステークホルダーマネジメントのスキルを磨きました。
その後、DeepTech系スタートアップに転職し、事業開発を担当。新規顧客開拓から商談、企画提案、クロージングまで一貫して行い、営業としての成果を出すことと事業推進の両面で経験を積んだ後、2024年にジオフラへ入社し、事業開発本部にて新規商談やイベントの企画/提案など幅広い業務に携わっています。
― どんなところにやりがいを感じてきましたか?
建設コンサル時代は、都市の未来を描くダイナミックな仕事に面白さを感じていました。ただ、1つのプロジェクトが完成まで数十年かかることも多く、「自分の仕事が完成する瞬間に立ち会えない」というもどかしさも感じていました。「もっとスピード感があって、自分の手で街や地域を変えていく実感が持てる仕事がしたい。」そんな気持ちが次第に強くなっていきました。
― 地方創生にはもともと関心があったのですか?
そうですね。祖父が建築関係で駅舎の設計などをしていて、幼い頃から「街をつくる仕事ってかっこいいな」と思っていました。それもあって大学では建設系の学科に進み、最初のキャリアに建設コンサルを選びました。
仕事で地方を訪れる中で、「街が弱っている」と感じる場面に何度も直面しました。たとえば、とある市町村では「毎月100人近くが転出している」という話も聞きました。そうした現実を目の当たりにして、「自分にできることはないか」と考えるようになり、地方の課題解決や人が集まるきっかけづくりに関心を持つようになりました。
― ジオフラへの転職を決めた理由は何ですか?
より主体的に動ける環境に身を置きたかったからです。前職もベンチャー企業でスピード感のある環境でしたが、よりゼロイチに近いフェーズで、地域課題に直接向き合える仕事を求めていました。
信頼する知人からジオフラを紹介され、話を聞くうちに「ここなら自分の想いを活かせる」と確信しました。公共事業では成果が出るまで数十年かかることもありますが、ITを活用した地方創生であれば1〜2年でサービスが立ち上がり、成果を実感できます。そのスピード感と、地方に人を呼び込む仕組みづくりへの共感が、入社の決め手になりました。
― 現在の業務について教えてください
事業開発本部で、鉄道会社、地方自治体、エンタープライズ企業などと連携した観光・商業活性化の企画・運営を担当しています。新規顧客開拓、リード獲得、商談、企画提案、プロジェクトのクロージング、そして実行管理まで、一気通貫で担当しています。
ジオフラで特徴的なのは、営業・企画・運営が一体化していることです。スタンプラリーや回遊施策などを提案し、パートナー企業や代理店とも連携しながら複数案件を同時進行します。社内外との調整はもちろん、現地での運営まで自ら行うことも多いです。大変な業務ですが、その分やりきった時の達成感は大きいですね。
― 印象に残っているプロジェクトはありますか?
奈良県・奈良市・奈良市観光協会と協力して実施した「やまとインパクト」というプロジェクトです。「鹿をみたらすぐに京都や大阪へ移動してしまう」という観光課題が奈良にはあり、観光客の滞在時間が短く、せっかく訪れてもらっても地域の魅了を十分に体験していただけないことが問題として挙げられました。
そこで、江戸や明治時代の街並みが残る“ならまち”エリアへの人流を生み出すため、鹿の写真を使った「しかの証明写真プラポン」と、プラリーによるデジタルスタンプラリーを企画しました。雨の中、鹿の着ぐるみを着てチラシを配るなど地道な活動も重ね、その結果「やまとインパクト投資プログラム」で最優秀賞を受賞し、新聞やテレビにも取り上げられました。
印象に残っているのは、イベント当日の光景です。スタンプを集めながら楽しそうに歩く人々や、景品の鹿のキーホルダーをその場で自分の通園バッグにつけてくれた幼稚園児の姿は忘れられません。自分が企画したプロジェクトで実際に喜んでくれる人を目の当たりにできたことは、とても印象的な経験でした。
― 入社前とのギャップはありましたか?
良い意味で、「意見を言いやすい」環境だと感じています。「やってみたい」と伝えれば、役員を含め全員が真剣に耳を傾け、どうすれば実現できるかを一緒に考えてくれます。「どんどん提案してほしい」という前向きな姿勢が社内に根付いているんです。
また、自治体や鉄道会社、大手企業など、各分野で信頼を築いてきたパートナーとの強いつながりがあり、「この企業と一緒に取り組みたい」と思えば、その機会を得られる可能性が高いのも大きな魅力です。クライアントもジオフラの理念や姿勢に共感してくださる方が多く、共創という形で並走できるのは、非常にありがたい環境だと思います。
― ジオフラで活躍できるのはどんな人ですか?
地方に対して何らかの思いや原体験を持っている人。そして「こうしたらもっと良くなる」と前向きにアイデアを出せる人ですね。
ジオフラには、良いアイデアがあればすぐに実装につながる環境があります。自分の発案がそのままプロジェクトになることもあります。意見を出しやすく、挑戦しやすい空気感があるので、自分の手で新しい価値をつくりたい人にはピッタリだと思います。
― 最後に、ジオフラへご興味をお持ちいただいている方へ、一言お願いします。
街づくりや地域の活性化に興味がある方、スピード感を持って社会に価値を届けたい方にとって、ジオフラはとても面白い環境です。地方には、まだまだ知られていない魅力がたくさんあります。それを「人が動く楽しみ」に変えていく。そんな未来を一緒につくっていけたら嬉しいです。
ジオフラは「やってみたい」を歓迎し、挑戦を後押しする会社です。地方創生の現場で、自分のアイデアを形にし、人を動かす仕組みを作りたい方には、きっとぴったりの環境です。
もしこの記事を読んで胸が高鳴った方は、ぜひ私たちと一緒に「人が動く楽しみ」をつくっていきましょう。一緒に挑戦したい方、まずはカジュアルに話してみませんか?