こんにちは、渡邊龍一です。Nazunaでは、「2026年 宿泊業界の革命児になる」というビジョンを掲げ、社員一人ひとりが長く働きたくなる環境を整えています。その中心には、給与テーブルの公開や会社・社員の間での合意形成の取り組みがあります。
今回は、「育成」に関して、私たちが大切にしている考え方と具体的な施策をご紹介します。
透明性を追求した給与テーブルの完全公開
宿泊業界では初めて、全社員の給与テーブルを公開しました。
等級や求められるスキル、キャリアパスを可視化することで、個人の目標設定がしやすくなり、納得感のあるキャリア形成をサポートしています。
例えば、キャリア面談では「3年後にこの給与を目指すには、どのスキルを磨くべきか」といった具体的なプランを社員と会社で共有し、ライフプランに基づいた合意形成を進めています。
合意形成を通じて築く信頼関係
宿泊施設は多くの部署や役職が連携して運営されています。そのため、認識のズレを防ぐための「合意形成」が欠かせません。具体的には以下のような取り組みを行っています。
- 入社前からの合意形成
採用プロセスの中で現場体験を導入しています。約半日間、現場体験をすることで、実際に働くイメージを持ってもらい、NazunaのMission・Vision・Valueが言葉だけでなく実践されていることを感じていただきます。 - 入社後の合意形成
Great Place To Workへの参加を通じて、社員アンケート結果を全社に公開しています。点数の低い項目は改善策を明示し、組織全体で変革を進めています。
組織の状態に関してはMotivation Cloudを導入して数値化しています。組織の課題を明確にし、全社員と具体的な対話を重ねることで改善を図っています。グラフからも分かる通り、2022年にはチーム内で問題が発生した時期の数値低下が顕著に現れ、それをもとに迅速に対応しました。
キャリア選択の自由とやりがいの追求
Nazunaでは、社員が自分に合ったキャリアを選択できる仕組みを用意しています。
- ジェネラリスト志向:管理職やホテル支配人を目指したい人向けのキャリア
- おせっかい志向:お客様の満足度をアップさせることに特化したキャリア
さらに半年ごとにキャリアチェンジも可能です。等級やスキル要件も明確に公開し、自身の成長が見える化される環境を提供しています。
社員とのコミュニケーションを深める仕組み
コミュニケーションは、組織を良くするための鍵です。そこでNazunaでは、以下のような取り組みを行っています。
- 四半期ごとの総会
社員全員が集まり、ミッション・ビジョン・バリューや事業計画を共有します。従業員の声を反映し、年に1回だった総会を2024年から年4回に増やしました。 - 定量化された組織データ
Motivation Cloudを活用し、組織の状態を数値で確認。評価項目は64項目にわたり、具体的なアクションを現場・個人・会社の3段階で実施しています。
「働き続けたい」組織への進化
Nazunaの目標は、社員が「ここで働き続けたい」と思える組織をつくることです。評価やキャリアの透明性、合意形成の文化、多様なキャリア選択肢を通じて、宿泊業界の新しい働き方を提案していきます。
「楽しい職場」が成長の土台であると考え、これからも社員とともに挑戦を続けていきます!