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法改正でますます「割に合わない」内部通報従事者。組織と社員、自分を守るには?

「なんでこんなこと、私が一人で抱えないといけないんだろう…」ある日、総務部の佐藤さんは、自社の社員から届いたメールを開き、思わずそう呟きました。 メールには、会社の経費を私的に流用しているという、経理部員による不正な会計処理の事実が詳細に綴られていました。「これは、不正な経費流用だ。会社法違反の疑いもある。でも、どう調査すればいい?もし通報したことがバレて、この社員が報復されたらどうしよう?」佐藤さんのように、内部通報の窓口を担当する方々は、日々、社員の告発と向き合っています。しかし、その役割は、2026年に施行される改正公益通報者保護法によって、さらに重いものとなります。本記事では、こ...

変わる内部通報制度・目的外使用にも備えを

兵庫県の問題に端を発し、本年の通常国会に「公益通報者保護法」の改正が提出されました。内部通報制度は、組織内の不正、不祥事の芽を発見し、問題が大きくなる前に対処することで自浄作用を促す有用な制度です。一方、内部通報制度を利用したことをきっかけに、通報者が組織内で不利益な取り扱いを受けるような事案もあり、今回の法改正は内部通報制度を回していく上で、通報者を保護し、組織運営側の責任を重くするような改正となる見込みです。社会としては正しい方向に向かっていると思います。一方で、組織としてはこうした制度改正の時には目的外の利用ケースへの対応も念頭に準備していく必要もあります。内部通報制度とは2025...

ハラスメントって言われなくてよかったー!

突然ですが、FUNNYMOVIEさんの作るこのショートアニメご存じですか?【管理職必見】部下との距離感に悩むあなたへ応援歌 | スナックあいまいこちらの「スナックあいまい」は大人の悩みに向き合うアニメシリーズです。3年前の動画ですが、最近弊社の中では流行っていてよく話題に上ります。部下との距離感に悩む管理職をスナックあいまいのお二人がオリジナルの応援歌で癒す設定なんですが、これがとってもいいんです。日々変わるルールに戸惑いながらも、なんとかついていこうとするあなたが素敵よと励ましつつ、最後は笑わせてくれます。実際、このアニメのように「部下にハラスメントって言われてないかな?今回言われなく...

内部通報窓口、設置して放置?

「ウチの会社はコンプライアンスを重視している。だから、内部通報窓口も設置している。」統計が示す「見えないリスク」内部通報制度を「生きている仕組み」にするには?外部の視点+AI受付=見過ごされがちな声をすくい上げる「不安のない職場」が、企業価値を高める「ウチの会社はコンプライアンスを重視している。だから、内部通報窓口も設置している。」もし、そうお考えの経営者や法務、人事担当者がいらっしゃるとしたら、ぜひこの記事を最後まで読んでいただきたい。2022年に公益通報者保護法が改正され、2025年にも罰則強化を改正が決定しこれから施行されます。これを背景に、現在多くの企業で内部通報制度の整備が進ん...

40過ぎの起業に必要な力、それは『筋力』/出向起業銀行員②

40代、会社経営の「無重力」を体感中年からの起業は意外とGood?「無重力」下でも体幹が必要継続する⇒「習慣化」「型化」「ルールが嫌で起業」でも結局ルール作り自分に合ったやり方で40代、会社経営の「無重力」を体感銀行に限らずどんな組織にも、「重力」がある厳格な規範、ルール、指示系統。上司、部下、取引先、他部署、それらの重力は時にはプレッシャーだけど、同時に自分の位置を固定するための重要な指針でもあるそんな中、ベンチャーの世界に飛び込み感じた 「無重力」「あ~、誰にも振り回されない、幸せ✨」と、思ったのは一瞬で、預金残高が減っていく焦り・・。何から何まで自分で決め、その責任を全て負わなけれ...

【メンバーインタビュー:No2】|OP担当 内田 和宏

私たちreLays株式会社(リレイズ)は、昨今ますます注目される企業のコンプライアンス課題に真正面から向き合い、「声にならない想いが組織を動かす」 を合言葉に、ガバナンスの強化、現場の働きやすさ・メンバーエンゲージメント・心理的安全性の向上を通じて、クライアント組織の成長と安定に寄与する事業を展開しています。今回スポットを当てるのは、クライアント様のOP対応を行っている内田 和宏さん。 2024年1月にreLays株式会社(リレイズ)にジョイン。現在はクライアント様の対応を中心に、OPの柱として活躍中。この記事では、内田さんのキャリアと、彼がreLays株式会社(リレイズ)へジョインされ...

自己紹介|「出向起業」した銀行員の話

reLaysで代表を務めております和田です。                    起業してもうすぐ1年半…。何せ起業なんてやったことないので手探りの毎日。ゲームみたいに順序よく装備を用意したり、レベルを上げて成長できるものではないようですただ、そんなことを言って立ち止まっていると行き倒れそうなので、振り返らず走ります20年間、銀行員としてワンキャリア、で気付けば43歳ベンチャーとかスタートアップというのは、一部の尖った若い人が生きるファンタジーの世界だと思っていました。ある意味それは正しい40歳過ぎ、お世辞にも若手とは言えない年齢になって、ベンチャーを起業、正直リスクしかないですねただ...

【メンバーインタビュー:No1】|代表取締役社長 和田 康佑

私たち reLays株式会社(リレイズ) は、昨今ますます注目される企業のコンプライアンス課題に真正面から向き合い、「声にならない想いが組織を動かす」 を合言葉に、ガバナンスの強化、現場の働きやすさ・メンバーエンゲージメント・心理的安全性の向上を通じて、クライアント組織の成長と安定に寄与する事業を展開しています。自社の特徴のひとつとして、第三者機関×匿名性×双方向コミュニケーションを核にした 社員向け内部通報窓口・相談窓口のBPO(運用伴走)+SaaS(プロダクト) のハイブリッド提供があります。法改正への実務対応知見を土台に、現場で使われ続ける運用設計まで責任を持つ―これがreLays...