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人の力が何より大事です!【取締役専務執行役員に聞く】

まずは自己紹介をお願いします

冨田(写真右)と申します。現在は取締役専務執行役員を務めています。大学時代はITとは無縁でした。将来は橋の設計など大きな仕事がしてみたいと土木工学を専攻。卒業後は設計コンサルタント会社に就職。橋やダム、ゴルフ場の設計などに携わりました。

入社5年が経つ頃に、土木設計に楽しみはなくはないが、決まった設計しかできないことに限界を感じていた頃、ITという分野に将来性、無限の可能性を感じました。具体的には、今でいえば土木設計の業界もCADを当たり前に使用していますが、当時でいえば、構造計算も電卓。表計算ソフトさえもなかった。そんな時代において、電算機で瞬時にデータの計算ができることに衝撃を受けて、これはいずれ役に立つとおぼろげながら感じたことがITとの出会いのきっかけでした。

そして、知人の紹介で縁あって国内大手のシステムインテグレーターに1986年に転職。その後、30年位同社で勤続。事業部長などを歴任。2014年に同社を辞めて、ホロンシステムに入社しました。ホロンシステムには、自分じゃなくてはいけない仕事がある。自分が今まで培ってきた経験や知識を活かすことで介在価値を発揮できるのではないか。そう思ったからです。

入社後は、名古屋の支社長に着任。その後、事業部長を兼務。そして、産業事業部、リース事業部の兼務(大阪と名古屋管轄)と担当領域は広がっていきました。経営会議にも参加するようになり、常務、そして今年から専務という肩書をいただいて仕事をしております。

入社理由は「自分じゃなくてはいけない仕事があるから」

前職の大手SIerでは、事業戦略を描き、組織体制や育成方針など、毎年考えていました。その考え方をホロンシステムに持ち込もうと思いました。ホロンシステムという会社が事業戦略をどう立てていくべきか、人材育成はどうしていくべきか、自分が動かしていけることがあるのではないか、そう感じました。

そして、事業計画、予算戦略、アカウント戦略…今日も実行している真っ最中です。外部から来た私に対して反発すると当初は思っていましたが、それは違いました。どんな方も聞く耳を持たれていて、お客様のためにも、働く社員のためにも、いいことであると理解してくれる方ばかりでした。

入社後は「生産性向上への取り組み」に着手してきました

5年前に社長から「生産性向上」について考えてほしいと相談されました。今のままだと会社が成長していかない。成長するには生産性向上が不可欠であると。そこで、2013年から生産性向上施策がスタートしました。

まずは社員のモチベーションを上げる。待遇の改善に着手しました。年功序列型ではない、若くても出来る人間が評価される仕組みへ。昇給体系を見直していきました。そして、賞与の考え方も、一部上場企業にひけをとらない賞与の率に上げていく。少しずつでもいいので、去年より来年と上げていくことで、社員のやる気につながる。それが、ひいては生産性向上につながり、売上が上がり、利益も上がる。そんな未来を描いていきました。

また、勤務時間も変えました。休憩1時間、実働8時間で9時間拘束するのではなく、休憩45分、実働7時間に。拘束時間を短くすることで17:30には定時で帰ることができます。定時の終了時間を早くすることで、業務を効率化して、無駄な残業をしないという残業への意識改革も行われていきました。

オフィス環境も大事です。当時、私は名古屋支社の支社長でしたので、名古屋支社のオフィスを移転するタイミングで大きくオフィス環境を整備しました。お客様先へ常駐している社員が多いので、事務所のスペースは要らないと思われがちですが、私はあえて、全員がきちんと座れるデスク、ロッカールーム、会議室もきちんと用意しました。会社の雰囲気も風通し良くしたいからガラス張りにして、見えない場所を作らないようにしました。

移転やオフィス環境整備に伴い、費用が大きく掛かりますが、この環境整備により良い人が入社してくる、働く人が能力を発揮できる。そう社長に提案し、許可をもらい実行。5年前と比べると、名古屋支社は人数1.2倍、売上1.5倍に、利益5倍になっています。自分が考えて実行してきたことが間違いではなかったんだなと実感しています。

ホロンの事業戦略について教えてください

「技術力を高める」「技術者を増やす」これがあれば仕事は必ず取れる。いかに優秀な人を採用するか、やめないようにするか。昇給率を見えるようにして、キャリアプランも作っていく。いい人を採用して、いい仕事を取る。この好循環を作り出すことに注力してきました。

5年前に子会社含めて50億の売上にしたいと目標を設定。外注をどのように使うのか、社員は何人雇うのか、金融、産業、事業部単位で細かにシミュレーション。そして、5年後の今、その描いた内容は達成できています。

これからの5年も変わらないのは、技術者の技術力の向上と人間力の向上が重要だということです。会社としては、まずは既存ビジネスを安定成長させていくこと、そして、医療・ERPパッケージ、クラウドを使ったサブスクリプションサービスなど、新規事業にも取り組んでいきます。

人の力が何より大事です

色んな人がいて仕事は成り立つと思っています。技術が得意な人は技術力を上げればいい。顧客対応力がある人はそこを磨けばいい。リーダーシップがある人はリーダー・マネジメントにチャレンジしていくといい。得意な領域を一歩二歩でも進めていってほしいです。

既存社員はもちろん、新しく採用する方もそんな可能性がある人に入社して頂きたいです。まだまだこの環境の中で当社には技術力、顧客対応力、リーダーシップがある人材も不足していると捉えています。これは当社だけでなく、IT業界全体の課題です。

ホロンシステムで働く魅力は何ですか?

一番の特長は会社規模です。従業員約300人。中堅中小企業の当社は小さすぎず、大きすぎない、ちょうどいい会社だと思います。機動力もあるし、腰も落ちつけて働けるからです。

ホロンシステムは、特定の業界のお客様に注力して取り組んできたおかげで、社員の人に業務ノウハウ、技術のスキルが蓄積されており、組織としての力もついています。これが他社にはない部分であると自負しています。

そして大手であると、その技術力がある人材を分散しないといけませんが、ホロンシステムは、領域をあえて広げずに業界特化しているので、その力を分散せずに集中投資できる。人材を温存できています。大手にも中小にもない強みです。

最後に…転職者にメッセージをお願いします

自分を成長させたいと思っている方は、ぜひホロンシステムで成長してほしい。色んな意味で、ホロンシステムを踏み台にしてもらっていいと思います。きっとあなたが成長できるチャンスを与えられるはずです。一緒に働けることを楽しみにしています!


PJメンバーとの打上げ時の写真を頂きました!(左側の列の中央席が冨田さんです)

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