「どうせ一度の人生なら、楽しい方がいい」
そんな想いから始まったRebozu合同会社。
代表・佐々木が語るのは、“仕事を通じて人生を豊かにする”という原点と、
仲間と共に「夢を語れる大人を増やす」ための挑戦の物語。
~Rebozuの創業に至るまでの道のり~
大学時代、私はNPO法人で理事をしていて、子どもたちと関わる機会が多かったです。子どもたちが自分の夢を語り、目を輝かせている姿に強く感動しました。一方、周りの大学の同級生たちは、「何がやりたいか」より「何ができるか」で就職先を決めている人が多く、それに違和感を覚えていました。現実的な視点も大事ですが、やりたいことを追い求めている人は少ないと感じていました。
その頃から、「どうせ一度きりの人生なら、楽しく生きたい」と思い、自分も夢を持ち、社会に変化をもたらすような仕事をしたいと考えるようになりました。そんな中で、夢を語り、社会を変えようとする仲間たちと働ける場所を探していたところ、Unipos株式会社(旧Fringe81株式会社)と出会いました。彼らは「新しい発見をもとに、地球の未来を創る集団」というビジョンを掲げており、その理念に強く共感しました。仲間と共に世の中にインパクトを与えたいという思いが一致し、入社を決めました。
その後、私が「物心両面で豊かな人を輩出する」という理念に至るまでには、いくつかの経験と気づきがありました。実際、どちらか一方だけでは満足できないと痛感したのです。
Uniposでの経験では、最初は仲間と共に大きな目標に向かって楽しく働いていましたが、売上が伸びず成果が出ない現実に直面しました。それがプレッシャーとなり、心が疲れていき、会社に行くのがつらくなるほどでした。最初は必死に乗り越えようとしましたが、心が荒れ、「このままでは続けられない」と感じるようになりました。
結局、心の健康を守るためにその環境を離れることを決めました。これを通じて「心の豊かさ」の重要性を実感しました。好きな仲間と働いていても、物質的な成果が伴わなければ心が満たされないと痛感しました。
その後、自分で事業を始めたとき、ほとんどお金がなく、数日間食パンだけで過ごす日々が続きました(笑)。自由に働けることには満足していましたが、「お金がないと得られない幸せがある」と実感しました。物質的な豊かさが心の余裕にもつながることを感じたのです。
そして、物心両方がある程度満たされたとき、また新たな気づきがありました。それは、たとえ自分だけが豊かでも、人生の真の楽しさや充実感は得られないということです。周りの人たちも物心両面で豊かであれば、一緒に夢を追いかけ、人生を楽しめると感じました。だからこそ、物心両面で豊かな人を増やし、共に成長し夢を追いかける仲間を増やしたいと思うようになったのです。
現在の目標は、単に自分だけが豊かになることではなく、周りの人々も豊かにして、一緒に成長できる環境を作ることです。この理念の実現が私の最大の使命だと感じています。
もちろん、今は成功事例は少ないですが、それでも着実に前進しています。社員や仲間たちが成長を感じ、自信を持って仕事に取り組んでいる姿を見るたび、「このビジョンは現実になりつつある」と感じます。例えば、社員の中には独立して新たな事業を立ち上げる人も出てきて、私たちのサービスを通じてお客様が成果を上げ、成長しているのも嬉しいです。これが小さな成功となり、やがて大きな影響力を持つと信じています。
もちろん、理想の実現にはまだ多くの課題を乗り越えなければなりませんが、私たちは常に改善を重ね、より良い未来に向けて進んでいきます。
~創業初期の困難と予想外の出来事~
創業当初、実は本当にお金がありませんでした。最初は役員たちと一緒にアルバイトをして生活費を稼ぎながら、残りの時間で事業を進めていました。生活と事業を両立させるのはとても大変で、食パンだけで数日間過ごしたこともありました。毎月の生活費をどうやりくりするか頭を悩ませ、バイトを掛け持ちしながら、空いた時間で事業を進める日々でした。
その経験が今の自分を作り上げていると言っても過言ではありません。最も大きな学びは、「どうやったらできるか」を考え続ける力の大切さです。お金がないからこそ、効率的に動く方法を考えるようになり、問題解決力や柔軟性が身につきました。
また、仲間たちとの助け合いや信頼関係が深まり、一丸となって目の前の問題に取り組むことで、物理的には厳しい状況でも精神的には前向きでいられました。あの時期があったからこそ、どんな困難にも「どうすればできるか」を考えて行動できるようになったと感じています。
最初は全員が自分のできる仕事をこなす必要がありましたが、それが結果的にお互いのスキルアップにも繋がったと思います。そして、仲間の支えが最も大きかったです。みんなで同じ目標に向かって進んだからこそ、今のRebozu合同会社があります。
あの時の経験が、Rebozu合同会社の基盤を作ったと思っています。困難に直面した時、「できない」と思わず「どうすればできるか」を考えて行動するのが当たり前になり、お互いに支え合いながら進む文化が根付いています。
~これからのビジョンと目標~
現在、Rebozu合同会社はデリバリーサービスを中心に営業代行を行っていますが、飲食業界の課題が明確になり、テクノロジーの導入が必要だと感じています。飲食業界は急速に変化しており、テクノロジーや新しいサービスが求められる場面が増えています。今後は自社開発の新しいサービスを提供し、業界をより良くしていきたいと考えています。
飲食業界の課題としては、人手不足や効率化、顧客満足度の向上などがあります。特にコロナ禍以降、デリバリーやテイクアウトの需要が急増しました。それに伴い業務の負担が増加しています。この課題を解決するために、飲食店向けのテクノロジーやサービスを自社開発したいと考えています。
私たちが目指しているのは、今後5年、10年でRebozu合同会社が飲食業界の中で重要なプレーヤーとなり、業界全体の効率化と品質向上に貢献することです。自社開発のサービスが飲食店の運営に欠かせないツールとなり、スタッフの負担を軽減し、より多くの飲食店が成長できる環境を作り上げたいと考えています。
具体的には、私たちの提供するテクノロジーが飲食店の経営を支援し、スタッフがよりクリエイティブな仕事に集中できる環境を作りたいと思っています。また、業界全体が持続可能で発展的な方向に進む手助けをしたいと考えています。
このビジョンを実現するためには、常にイノベーションを追求し続けることが必要です。私たちの開発チームは業界の最新のトレンドやニーズを反映させながら、ユーザーの利便性を最大化できるシステムやサービスを開発しています。そのためには、現場からのフィードバックを常に取り入れることが重要です。飲食店やデリバリーサービスを利用するお客様との密な連携を通じて、ニーズを的確に把握し、それに応じたサービス改善を行うことが、今後の成長には欠かせないと考えています。
また、今後の5年、10年を見据え、業界のパートナーシップを強化し、同じ志を持つ企業や団体と協力して業界全体の改善を進めていきたいと思っています。私たちだけでは限界がありますが、共に力を合わせれば、業界を変える力を持てると信じています。
私たちのビジョンは、単に飲食業界の発展にとどまらず、社会全体に良い影響を与えることです。私たちが提供するテクノロジーやサービスを通じて、働く人々がより効率的でストレスの少ない環境で働けるようになり、業界全体の働き方改革を進めることを目指しています。また、飲食業界で働く人々がよりクリエイティブで充実した仕事をできるようになることを目指しています。
私たちが作り出すサービスが、社会全体にポジティブな影響を与え、結果としてより持続可能で豊かな社会を作る一助になればと考えています。そして、Rebozu合同会社がその先駆者となり、業界や社会の未来に貢献できることを心から願っています。
これからも一歩ずつ前進し、挑戦を続けることで、私たちの理念を実現していきます。社会に貢献し、より良い未来を作るために、共に成長していける仲間たちと共に歩んでいきたいと思っています。