元大手海運会社から、インドネシア人材の「日本のお母さん」へ。子育てと両立しながら、異文化での経験を次世代に繋ぐサポートの仕事
プロフィール
CA(キャリアアドバイザー) 本多 裕子 (Honda Yuko)
幼少期をジャカルタで過ごした原体験から、海外と日本の架け橋となる仕事を志す。大手海運会社でマーケティング、海外部門との調整業務などに従事。出産・引越しを機に退職後、株式会社スターボードに入社。現在は、日本で働くインドネシア人材のサポート業務を担当。自身の経験を活かし、彼らが日本で安心して活躍できるよう日々奮闘している。
目次
元大手海運会社から、インドネシア人材の「日本のお母さん」へ。子育てと両立しながら、異文化での経験を次世代に繋ぐサポートの仕事
はじめに
幼少期の原体験が、私のキャリアの原点です
キャリアの転機で見つけた、「恩返し」という新しい道
彼らが日本で輝くための、一番の味方でありたい
サポートしているはずが、逆にエネルギーをもらっています
時間も場所も、柔軟に。子育てとの両立も無理なく実現
はじめに
「誰かのために、自分の経験を活かしたい」
「子育てと両立しながら、やりがいのある仕事がしたい」
スターボードには、そんな想いを持ったメンバーが活躍しています。今回は、大手海運会社でのキャリアを経て、現在はインドネシアから来た特定技能人材のサポート業務で活躍する本多さんにお話を伺いました。
彼女がこの道を選んだ背景にある原体験、そして仕事のやりがいとは?サポートメンバーのリアルな働き方に迫ります。
幼少期の原体験が、私のキャリアの原点です
――本日はよろしくお願いします!まず、本多さんのこれまでの経歴について教えてください。
はい、よろしくお願いします。
私のキャリアの原点は、幼少期にあります。父親の仕事の関係で、5年間インドネシアのジャカルタで暮らしていました。当時はインドネシアの日本人学校に通い、近所の方々とも家族のように親しく過ごしました。時には叱られたり、ご飯を食べさせてもらったり(笑)。本当に、第二の故郷のような場所です。
その時の「異文化の中で、現地の人々と触れ合い、育ててもらった」という経験がとてもかけがえのないものとなり、自然と「将来は海外と日本の架け橋になるような仕事がしたい」と考えるようになりました。
大学卒業後は、その想いを実現するために大手海運会社に入社しました。長くマーケティング部門に所属し、主に海外の関連部門との調整業務を担当していました。世界中の人々と関わりながら仕事ができたのは、非常にやりがいがありましたね。
キャリアの転機で見つけた、「恩返し」という新しい道
――大手海運会社で順調にキャリアを積まれていたのですね。そこから、なぜスターボードに?
出産と引越しというライフステージの変化が大きなきっかけでした。一度キャリアを離れて子育てに専念する中で、ふと「これからの人生で、私は何がしたいだろう?」と考える時間ができたんです。
その時に思い浮かんだのが、やはりインドネシアのことでした。私を温かく受け入れ、育ててくれたインドネシアの方々へ、何か恩返しができないだろうか、と。
そんな時、スターボードの存在を知りました。日本の大切なインフラである医療・介護の現場を支えるために、志を持って来日しているインドネシアの若者たちがいる。彼らをサポートするこの仕事は、まさに私がやりたかった「恩返し」であり、「日本と海外の架け橋になる」ことだと直感しました。
彼らが日本で輝くための、一番の味方でありたい
――現在の具体的な業務内容について教えていただけますか?
主に、日本で働くインドネシア人材のサポート全般を担当しています。
具体的には、年に一度の「ビザ更新手続き」の代行やフォローが重要な業務の一つです。慣れない日本の行政手続きは、彼らにとって大きな負担になりますから、私たちがしっかりとサポートします。
また、定期的にオンラインで面談を行い、仕事の状況や悩み事などをヒアリングして、企業様へレポートを提出します。仕事のことはもちろん、「ゴミの出し方が分からない」「病院にかかりたいけど、どうすれば…」といった日常生活のトラブルまで、あらゆる相談に乗ります。何かあればすぐに企業様と連携し、彼らが安心して日本での生活を送れるように、日々コミュニケーションを取っています。
言うなれば、「日本のお母さん」のような存在かもしれませんね(笑)。
サポートしているはずが、逆にエネルギーをもらっています
――この仕事のどんなところに「やりがい」を感じますか?
ひたむきに頑張る彼らの姿を間近で見られること、これに尽きます。
最初は慣れない環境で戸惑っていた人材が、少しずつ仕事に慣れて戦力になっていったり、一生懸命勉強して日本語のレベルが上がっていく様子を見ていると、自分のことのように嬉しくなります。
彼らが職場で頼りにされていたり、楽しそうにしている姿を見ると、サポートしている側の私が、逆に彼らから「明日も頑張ろう」というエネルギーをもらえるんです。このポジティブな循環が、この仕事の一番の魅力ですね。
時間も場所も、柔軟に。子育てとの両立も無理なく実現
――働き方についてはいかがですか?子育てとの両立は可能でしょうか。
はい、とても働きやすい環境だと感じています。
業務はオンラインがメインで、時間もかなりフレキシブルに調整が可能です。例えば、「午前中に子供の学校行事があるから、午後に面談を集中させよう」といった働き方ができます。
通勤時間もなく、自宅で仕事が完結するので、仕事と家庭の時間をしっかりと切り分けながら、どちらも大切にすることができています。子育てをしながらでも、無理なくキャリアを継続できるのは、本当にありがたいですね。
――最後に、この記事を読んでいる未来の仲間にメッセージをお願いします!
もしあなたが、「誰かのサポートをすることに喜びを感じる」「異文化コミュニケーションに興味がある」「自分の経験を社会のために活かしたい」という想いを少しでもお持ちでしたら、スターボードは最高の環境だと思います。
特別なスキルや経験は必要ありません。大切なのは、相手に寄り添い、一番の味方になろうとする気持ちです。私たちと一緒に、日本とインドネシアの架け橋となり、未来を担う若者たちをサポートしませんか?
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度、お話を聞きに来てください。お会いできるのを楽しみにしています!