【社員インタビュー】多様な経験を経て、フードテックの最前線へ再合流。「出戻り」社員がパートナー推進部で見据える食の未来 | Interview
株式会社シコメルフードテックは、「"おいしい!"をうみだす仕組みをつくる」をミッションに、飲食店の仕込み工程を外部化・効率化するサービス「シコメル」を展開するスタートアップ企業です。中小飲食店に...
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当社は、居酒屋やカラオケ店など約1,000店舗で導入されるフードデリバリーブランド「デリバル」を展開してきました。
今回は、事業拡大の最前線で活躍するパートナー推進担当の仕事内容ややりがいを紹介します。
※「デリバル」は2025年9月より「シコメルメニューブースト」としてリブランディングされましたが、今回はこれまでの実績や業務内容を分かりやすくお伝えするため、記事内では旧サービス名「デリバル」として統一して記載します。
猪川諒祐 / パートナー推進部
製菓専門学校を卒業後、某洋菓子店で勤務。20代半ばにして退職し、小説家を目指した過去も。そうした経験も活かし株式会社 Mon cher(モンシェール)へ広報としてジョインしたのち、2020年にシコメルフードテックへ入社。現在はパートナー推進部にて代理店渉外・マネジメントを担い、事業グロースを牽引する。
パートナー推進部のミッションは、代理店ネットワークを活用して事業を拡大することです。当社の主力事業「シコメル」では、飲食店向けにオーダーメイドの仕込み済み商品を開発・提供しており、その商品をフードデリバリーブランド「デリバル」として展開しています。
パートナー推進部は、代理店と連携して加盟店を増やす役割を担います。さらに中期的には、シコメルのOEM事業やSaaSサービスの拡大に向けたパートナー開拓・育成も担当していきます。
自社で完結する個人営業と違い、代理店営業は「代理店の皆さんと共に、目標に向かって進める」ことが鍵となります。そこに難しさがありますが、代理店の売上を最大化する方法を考え、実行していくことで大きな成果を出せるダイナミズムがあると感じています。
現在、チームは4名体制です。働き方は人によって様々で、週に1回リモート勤務をする人もいるなど、フレックスタイム制を活用して各自が柔軟に働いています。
朝会を毎朝行い、それぞれの業務内容を共有することで、密なコミュニケーションを保っています。Slackでの質問にも誰かがすぐに答えてくれるので、困った時に一人で悩むことはありません。
チームはまだ歴史が浅く、組織構築フェーズです。AIやITを活用しながら業務の仕組み化を進めています。様々な経験を持ったメンバーが集まっているので、風通しの良い、何でも話し合えるチームにしていきたいですね。
パートナー推進部だけで完結する業務はほとんどありません。外部との連携が多い部署ですが、社内でも、ブランド開発では商品開発部、資金面では経理、在庫や出荷はオペレーション部と密に連携しています。
「デリバル」は加盟店の売上を直接的に伸ばす商材です。世の中には業務効率化や人員削減を目的とした商材は多いですが、「売上を直接的に伸ばす商材」は珍しく、代理店にとっても提案しやすい強みがあります。
この「売上が上がる」という明確な価値があるからこそ、代理店との関係構築もスムーズです。飲食店が売上を伸ばすためにどう動くべきか、という視点で伴走支援ができるため、信頼関係も築きやすいのです。
新規代理店の開拓・育成では、まず私たち自身が商材を販売し、ノウハウやトークスクリプトを確立します。それを定例ミーティングで代理店と共有し、疑問点はすぐに解消。二人三脚で進めるスタイルです。
信頼関係構築には、人との関わりが欠かせません。大阪の代理店を訪問したり、社長との会食やイベント参加を通じて、代理店の皆さんと密にコミュニケーションを取りながら、一緒に事業を進めています。
IPO準備に伴い、社内の管理体制はより厳格になり、勤怠管理や申請業務などやるべきことは増えています。しかし、それは組織が着実に成長している証でもあります。事業のスピード感は非常に早く、目まぐるしい変化の連続です。
そして、スタートアップだからこそ、人員が潤沢ではないため、業務の標準化や仕組み化を自分たちで考え実行する必要があります。AIやITの知識を取り入れつつ、多様な経験を持ったメンバーと協力してチームを作り上げていくフェーズであることも、このポジションならではの魅力です。
やりがいは大きく2つあります。1つは、加盟店の成果を間近で実感できることです。「デリバル」を導入した加盟店がオンラインでの営業時間を増やしたり、きっちり調理・配送を行うことで売上が伸びる様子を見られます。彼らにアドバイスをさせていただき、実際に売上が伸びたという声をもらうと、とてもやりがいを感じます。
もう1つは、代理店と一緒に事業を育てる達成感です。新しい代理店と一から関係を築き、彼らが商談を成立させ、加盟店を獲得するプロセスに伴走できます。代理店が自分たちだけで商談を成立させ、加盟店を獲得してくれた時には大きな達成感があります。
9月から始まる「シコメルメニューブースト」(「デリバル」からリブランディング)は、まだ誰もノウハウを持っていません。市場でも前例のないサービスです。そのため、我々自身が売り方を考え、代理店と二人三脚でマーケットを切り開いていくことになります。AI活用や新規代理店開拓、一から代理店を育てるマネジメントスキルなど、多岐にわたるスキルが身につくでしょう。
シコメルは、自分のアイデアや意見が通りやすい環境です。積極的に提案すれば、「やってみなよ」と背中を押してもらえます。これは、自分の市場価値を高める上で非常に貴重な経験になるはずです。
新しい商材・サービスになるので、どれだけ飲食店の皆さんに受け入れてもらえるのか、どこまで事業を拡大できるのか、未知数な部分が多く、すごくワクワクしています。
「デリバル」は、頑張れば売上が伸びるという成功事例が明確にあり、非常に売りやすい商材でした。しかし、新サービスはまだ成功事例がありません。だからこそ、今から私たちが成功事例をつくっていくフェーズです。その挑戦ができること、その過程で多くのことを学べることに、大きな期待を感じています。
特別なスキルは必要ありません。素直でやる気がある方、食べるのが好きな方、飲むのが好きな方であれば、活躍できる環境です。
また、代理店営業は、個人営業とは異なり、代理店の方に動いてもらうことが重要です。そのため、人と円滑にコミュニケーションをとれる力や、辛いことや嫌なことでも楽しみを見出して頑張れる前向きな姿勢が大切です。
シコメルはテクノロジー企業であると同時に、食品企業でもあります。業界のビジネスモデルや現場の声を深く理解し、当事者意識を持って課題解決に取り組める方と、ぜひ一緒に働きたいです。
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