毎週月曜日は、求職者の方に向けた様々な転職ノウハウについてお伝えしていきたいと思います。
意外に知られていない転職のルールや、現在の転職トレンド、注意点などを発信しますので、参考になれば幸いです(*^^*)
今回お伝えするのは、「面接時のマナーについて」です!
面接官目線でどんなところを見られているかを知り、好印象を与えるマナーを意識しましょう。
「書類選考が通過して、履歴書や職務経歴書の記入もばっちり!あとは面接に臨むだけ!」
事前準備が整っているからといって、その状態に油断してはいけません。
志望動機や転職理由を語る前に、マナーが悪いことで切り上げられてしまう可能性があります。
面接官は「この応募者が社員になったとして、お客様の前に出せるかどうか?」という点も面接時にチェックしているので、マナーの悪さだけで不採用になることはありませんが、「ビジネスマナーが身に付いていない」ということで第一印象が悪くなってしまうことは間違いないでしょう。
マナーに気を配る=「御社の社員になった際には恥ずかしくない振る舞いができます」というアピールの場でもあるのです。
面接官が気にする5つのチェックポイント
1:挨拶のマナー
挨拶は当たり前と思うかもしれませんが、適当にする方も沢山いると思います。
普段できていないことは急にはできないもの。
「あざーす」「おつかれーっす」は挨拶ではありません。
▽面接官が入室したら立つ
あなたが先に応接室に通され、後から面接官が入ってきた際には、
ノックがあったらすぐに椅子から立ち上がります。
意外と座ったまま返事する方が多いので気を付けましょう。
▽挨拶する
テーブルの向かい側に面接官が来たら、まずは立ったまま挨拶します。
その際の挨拶は
「○○○○(名前)です。本日はお忙しい中面接のお時間をいただきありがとうございます。
どうぞよろしくお願いいたします。」と伝えましょう。
面接官から「どうぞ、おかけください」と促されたら座ります。
2:話し方のマナー
面接の際に言葉がつかえてしまうのは、それほど問題ではありません。
緊張していて言葉が出ないのか、話す内容を考えていないのかは面接官に分かるものです。
▽しっかり目を見て話す
目を見て話すことはコミュニケーションの大切な要素です。
話ながら、ほとんど目を合わさない・目をそらすなどといった話し方は
話している内容に自信がない・嘘をついているのではないかという印象を与えます。
▽語尾をしっかり言い切る
普段から語尾があやふやなまま会話が終わることはありませんか?
「えーっと、御社に入社したら、○○をしてみたいとは思ってるんですが…」
「前職では、事務職で経理とか総務とかやってまして…」
というように、結論がないまま回答がフェードアウトしてしまうと
面接官は話の途中なのかどうかが分からず、コミュニケーションが取りづらい方という印象を与えます。
必ず「です」「ます」と言い切って回答が終わるようにしましょう。
▽大きな態度を取らない
マネジメント職の方や年齢層が高い方に注意していただきたいのが「偉そうに見えてしまうこと」。
椅子のひじ掛けに体重を預けすぎる・深く座りすぎて身体が反るなどは偉そうに見えてしまいます。
普段無意識にしていることもあると思うので気を付けましょう。
3:身だしなみのマナー
ビジネスの場に服装やメイクの印象が残ってしまうのは恥ずかしいことです。
話の内容が入ってこないほど印象付けてしまうのはもったいないので、シンプルなものを身に付けましょう。
▽服装がカジュアルすぎる
オフィスカジュアルやクールビズが定着してきていますが、男性は上下揃ったスーツを着用しましょう。
女性はスーツでなくても良いですが、ジャケットは必須です。
業界によってはカジュアルなものを身に付ける会社もありますが、
まだ入社前なのできちんとした服装をしていきましょう。
ただ、新卒の頃に着用していた黒いリクルートスーツは
社会人にはちぐはぐな印象を与えてしまうのでできるだけ避けたいものです。
▽メイク・ネイルが派手すぎる
普段は派手めなメイクが好きな方も、面接時は控えめにした方が好印象を与えられます。
かといってノーメイクはNG。
清潔感のあるメイクをすることで「面接のためにきちんとしてきました」と伝えることになります。
また、ネイルもメイクと同様に控えめにしましょう。
業界や会社によってはお客様対応で嫌がられる可能性がため、ナチュラルカラーでもNGの場合があります。
4:においのマナー
自分のにおいにはなかなか気づかないものです。
身に付けているものにもにおいが染みついていないか気を配りましょう。
▽タバコのにおい
喫煙する方は服や髪ににおいが染みついてしまいます。
面接時間から逆算して喫煙を控えるようにしましょう。
▽整髪料・柔軟剤
最近の整髪料や柔軟剤はにおいがしっかりつくものもあり、
自分で思っている以上に周囲には香りが漂うことがあります。
面接に香水をつけていかないことは当たり前のことですが、こういったもののにおいで
「香水をつけすぎているTPOの分からない人」とチェックされてしまわないよう要注意です。
5:持ち物のマナー
▽スマホ
面接時にテーブルにスマホを置く人がいますが、これはマナー違反です。
電話が良くかかってくる方は無意識に置いてしまうこともあるようです。
また、マナーモードにしていても、振動音が響いてしまいます。
面接時は電源をオフにするか、振動音のしないマナーモードに設定しましょう。
面接官は「マナーができていない人が入社することは避けたい」
応募者は「キャリアがあるからマナーはそれほど重要ではない」というズレが生じてしまいます。
普段、無意識に行なっていることこそ、ふいに出てしまうもの。
意識すれば直せることばかりですので、マイナススタートになるものを除いて面接に集中していきましょう!