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慶應義塾大学在学中からサッカー部の監督として、人の成長を支える楽しさを実感していた加藤 凜さん。第二新卒としてNEWONEのコンサルティング事業部に加わり、学生時代から続けるサッカー監督業で培った「人の成長を支える面白さ」を、仕事でも実感できる環境を求めてNEWONEへ入社しました。そんな加藤さんに、若手から見たNEWONEの魅力や成長の軌跡をを伺いました。
理想と現実のギャップから見えた「働き方」の自分軸
ーーNEWONEには第二新卒として入社されたそうですが、ファーストキャリアはどのような仕事だったのですか?
大学卒業後は、500名規模の日系コンサルティングファームに入社しました。大学時代は1年生の頃から母校の中高一貫校でサッカー部の監督をしており、チームづくりや戦術設計を通して、「人と組織を動かすおもしろさ」を実感していました。そうした活動の中で培った「課題を分析し、解決の道筋を立てる」プロセスがコンサルティングに通じると感じて、この業界を志しました。
ーー実際の業務内容はどのようなものでしたか?
入社後、人事システム導入支援プロジェクトに配属されましたが、参画時点でプロジェクトは炎上状態。若手社員が大量に投入され、マネージャー層も余裕がない状況で現場は常に手いっぱい。想像していた「戦略立案」や「業務改善の提案」とはかけ離れた日々でした。採用はコンサルタント職でしたが、実際はシステムエンジニアに近い業務が中心で、理想とは大きなギャップがありました。
ーー転職を決意した背景には、どんな思いがあったのでしょうか。
一番のきっかけは「環境を変えなければ成長できない」と感じたことです。上司との関係性が固定化され、異動しても仕事内容が変わらない可能性が大きく、長時間労働でサッカー監督として活動する余力もなくなっていました。
ーー転職活動ではどんな軸を持っていたのですか?
一つは「規模感」です。前職では社員が多く、組織の一部として“コマ”のように働く感覚が強かったので、より個人の裁量や影響力をより発揮できる小規模な組織に魅力を感じました。
もう一つは「働き方」へのこだわりです。学生時代から続けているサッカーの監督を副業として続けたいと思っていましたが、前職では平日の長時間労働で心身ともに疲弊し、週末に指導へ行く余力が残っていませんでした。だからこそ、生産性を重視し、一人ひとりのライフスタイルや価値観を尊重してくれる環境を求め、NEWONEへの転職を決めました。
転職をポジティブに変えてくれた面接体験
ーーNEWONEとはどのように出会ったのでしょうか?
エージェントからの紹介がきっかけでした。最初の印象は「人に深く関心を持つ会社」。面接前に読んだ社員のインタビュー記事からも、単にビジネスとしてではなく、人の内面や成長にしっかり向き合う姿勢が伝わってきて、強く惹かれました。
他社の面接では、1年目での転職をネガティブに捉えられることが多く、「逃げではないのか」と問われたり、説教のような面接になることもありました。自分でも、当時の転職理由がわがままに聞こえるかもしれないという自覚があったため、どこか後ろめたさも感じていました。
ーーNEWONEの面接は他社とどんな点が違ったのでしょうか。
まず「しっかり話を聞いてくれている」という安心感がありました。表面的な経歴ではなく、僕の考えや気持ちを丁寧に受け止めたうえで、「じゃあどう変えていけばいいか」という視点で一緒に考えてくださった。そのやりとりの中で、環境のせいにせず、自分自身も前向きに変わっていきたいと思えるようになりました。転職をポジティブに意味づけをしてくれたことが、NEWONEへの信頼感につながりました。
ーー入社の決め手は何だったのでしょうか?
最後まで悩んだのは、コーチングの会社と転職エージェントの2社です。コーチングにも非常に強い関心がありましたが、組織開発や人材育成の知見をしっかり身につけてからでも、コーチングの道は遅くないと考え、まずはNEWONEで学ぶことを選びました。
また、転職エージェントの面接では、「ここに入ればキャリアが決まる」と言われたのですが、当時の自分は、まさに変わろうとしている成長途中で、10年先まで進路が固定されるような働き方は合わないと感じたんです。その点、NEWONEは柔軟性のある環境でありながら、人や組織の成長に本気で向き合う会社だと感じました。自分自身も変化を楽しみながら成長できる場所だと思い、入社を決意しました。
“任せてもらえる環境”で気がついた、顧客視点の大切さ
ーー今はどのような仕事を担当されていますか?
現在は大きく2つの業務を担当しています。1つ目は、People & Intelligence Unitでの「業務効率化」や「新規事業立ち上げ」を支援するプロジェクト。AIと人の共働をテーマに掲げ、AIを積極的に活用しながら少人数でスピーディーに課題解決を進めています。4名体制のチームで、前職の経験を活かしつつ、柔軟な発想でお客さまを支援しています。
もう1つは、「エンゲージメントサーベイ(従業員意識調査)」の設計と分析。クライアントと議論を重ねて仮説を立て、調査を実施し、結果を基に改善施策を提案しています。私は主導として設計から分析まで一貫して担当。統計学の博士号を持つ先輩から学びつつ、自分のアイデアをベースにプランを組み立てています。
ーー仕事を通じて意識するようになったことはありますか?
以前、ある会議でお客さまから「何を伝えたいのかがわかりにくい」と指摘されました。分析を完璧にしようとするあまり、相手が何を求めているかを見落としていたんです。その経験から、「顧客視点で考えること」の重要性をあらためて感じました。今では、資料作成や会話でも「相手がどう受け取るか」を意識するようになり、この視点は他のプロジェクトにも活かされています。
ーー職場の雰囲気はいかがですか?
上司や先輩は「まず自分で考えてやってみて」と任せてくれる一方で、振り返りの場はしっかり設けてくれます。そのバランスが心地よく、自走しながらも安心して挑戦できる環境です。若手でも責任を持ってプロジェクトを任せてもらえる点が、NEWONEらしい文化だと思います。
事業部を超えたコミュニケーションで感じる、NEWONEらしさ
ーー入社して印象に残っている出来事はありますか?
入社して間もない頃に参加した「褒めミサ」です。まだ数回しか会ったことのないメンバーたちが、私のことを「話しやすい」「こういう話をしてみたい」といったメッセージや踏み込んだフィードバックをくれたのが、とても印象に残っています。
その内容は、全社員が発信する日報から拾ってくれていたりして、「人の発信をちゃんと見て、受け止めようとする人たちなんだな」と感じました。単なる仕事仲間というだけではなく、相手を理解しようとする姿勢が文化として根付いているのがNEWONEの良さだと思います。
ーー働く環境としての魅力はどこにありますか?
コンサルタントとしての教育体制がしっかりしていることも魅力の一つです。案件に関する知識やスキルを体系的に学べる環境が整っている一方で、キャリアを過度に固定されない柔軟さもあります。若手メンバーがまだ少ない部署だからこそ、昇進や評価を過剰に意識せず、目の前の仕事に集中できる心理的な安心感があります。自分のペースで成長できる環境という点で、非常に働きやすいと感じています。
ーー加藤さんは今後どんな自分でありたいと思っていますか?
AIなど新しい技術が急速に発展し、社会全体が不確実性の高い時代に入っている今、私はとにかく「挑戦を続けられる人」でありたいと思っています。そのためにも、NEWONEのようにいろんな挑戦ができる環境に身を置き、自分が主体となって動きながら、スキルや経験の幅を広げていきたいです。将来的にどんなキャリアを歩むかはまだ明確ではありませんが、その分柔軟に変化に対応できる力、いわば「適応力」や「しなやかさ」を高めていくことが、今のテーマです。
ーーNEWONEに興味を持つ方へのメッセージをお願いします。
学生のときは、会社の知名度や初任給といったことが、自分の価値を決めるもののように感じてしまいがちです。私自身もそう思っていた時期がありました。でも、そうした条件だけで働く環境を選ぶと、どこか息苦しさを感じる人も多いはずです。本当に大切なのは「人をちゃんと見てくれる会社」で働けるかどうかだと思います。
キャリアの選択肢は一度決めたら終わりではなく、これからいくらでも変えていける。むしろ、チャンスの多い環境で経験を積むことで、将来の自分の“手札”が増える。柔軟性や人との関わりを大切にしたい方には、NEWONEのような会社がきっと合うと思います。
※記載内容は2025年11月時点のものです