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「やってみないか」代表の一言で未経験から人事、そしてキャリアアドバイザーへ。

「自分には何が合っているのか分からない」キャリアにおいてそう悩む人も少なくないと思います。TOMOIKI VENTURESで働く人たちは、どのように自分らしい道を見つけたのでしょうか。

今回は、芸大への進学を経て新卒でTOMOIKI VENTURESグループへ入社した下野にインタビュー。未経験から数々の業務を経験してきたエピソードを伺いました。




下野藍梨 / キャリアアドバイザー・人事

高校時代から芸能の道に進み、芸大へ進学。新卒でTOMOIKI VENTURESのグループ会社である株式会社Rubik'sに入社し、営業や人事などマルチに業務を担当してきた。現在は人事も担当しながら、TOMOIKI VENTURESの人材事業立ち上げとともにキャリアアドバイザーも行っている。

「人にしかできない仕事って何だろう」コロナ禍をきっかけに、自分にできることを考えるように


ーー下野さんは芸大を卒業されているのですよね。学生時代はどんなことをしていたのでしょうか?

芸大では声優コースを専攻していました。演技を学ぶ中で、人の感情を読み取ったり、逆にこちら側から伝えたり。そういったことを学んでいました。

ーーさまざまな選択肢があったと思いますが、企業への就職を決めたのはどういった背景があったのでしょう?

コロナ禍での就活で、色々考えさせられることが多くて。説明会や面接はオンラインが当たり前になり、この先もこうやって世の中が変化していくんだろうな……と。AIやロボットにも仕事を任せられる時代がすぐそこまで来ているんだと考えるようになりました。

だからこそ「人と話すこと、悩みを聞くことは人にしかできない。人の話を聞くような仕事がしたい。」と思って。それが叶えられる会社に就職しようと、業界を絞らずいろんな企業の話を聞きにいくようになりました。

ーー「人と話すこと」に関して、印象的な原体験があったのでしょうか?

大学での卒業制作の一環としてリーダーをさせていただいたことが大きかったです。100人以上をまとめる舞台監督というポジションで、音響チームやメイクチームなど、各チームのリーダー同士もまとめなくてはならなくて。

はじめは立場や役割の違いから意見が一致せず、良い雰囲気ではなかったんですよね。全体を見ているときちんと会話ができていないことが良くないんだと感じて。そこから、リーダー同士が顔を合わせる機会を作ったり、ご飯に行って話せるようにしたり、コミュニケーションを取れる環境作りをしました。そうすると上手く進むようになって、結果的に舞台も大成功に至ったんです。コミュニケーションを取ること、向き合うことがいかに大事かを実感しました。

ーーなるほど。では、新卒でRubik'sに入社した決め手は何だったのでしょうか?

“可能性を潰さない会社”だと感じたことです。実際に働いていてより感じるのですが、代表が、会社のテーマでもあるコミュニティを大事にしている人で、直接話す機会も多いんですよね。その中で1人ひとりと向き合って、素質を見出してくれる。たとえ未経験でも、本人がやりたいことや向いていそうなことにチャレンジする環境を用意してくれるような会社なんです。

実際に私も、未経験から人事やキャリアアドバイザーに挑戦させてもらっています。なので、未経験からのジョブチェンジもうちではよくある話ですし、20代や大学生のうちにグループ会社の代表を任される、なんて話もあります。そんなことがよくあるので、とても刺激的な環境でもあると思います。

分からなくても、とにかくやってみる。それができる環境だからこそ成長できた

ーー下野さんは、どのような経緯で人事を担当するようになったのでしょう?

もともとは営業として入社したのですが、それこそ代表から「やってみないか」と声をかけていただいたのがきっかけです。嬉しかったですね。実は、私の母や姉が人事をしていて「私もいつかやってみたいな」とぼんやり思っていたんです。

私の場合はちょっと特殊かもしれないのですが、入社1日目から営業と人事を兼任していました。グループ会社の人事も横断して担当しているので、その時の募集状況によって人事業務の割合が増えたり、その中で営業もしたり……。

人事の業務内容も、採用戦略から面接まで幅広く携わっています。まず欲しい人物像を決めて、それに合った求人媒体を選定。求人に載せる文章を考えて、募集をかけ、面接の調整をする。入社当初から幅広くやらせてもらっています。

ーー本当に幅広いですね!未経験からどのように成長していったのですか?

弊社ではガッツリとした研修というよりは、他社でいうOJTのような形で、とにかくやりながら先輩に学ぶ、その繰り返しです。先輩含め20代社員が大半ですので、質問しやすい環境だと思います。こういった、挑戦と安心が両立された環境で経験を積めたからこそ、成長速度も早かったのかなと思います。

ーー現在はキャリアアドバイザーもされているのですよね。

はい。人事の経験も活かせそうだということで、キャリアアドバイザーも挑戦することになりました。人事もキャリアアドバイザーも、将来に迷っている人と話すことが多くて。将来の目標が見つからなかったり、いま何をしたいか分からなかったり。私が今まで磨いてきた、人の話を聞いたり伝えたりするスキルを活かして、目の前の人の悩みに寄り添えていることが嬉しいです。経験を活かしながら「人と話す、人にしかできない仕事をする」ことも叶えられていると感じます。

ーー経験を活かして輝ける、素敵です。一方で、キャリアアドバイザーはノルマもあるとよく聞きますが……。

私も以前、キャリアアドバイザーの仕事を体験する機会があったのですが、確かにそのようなイメージを持ちました。「いつまでに何人の内定を出す」と細かく指標が決まっている場合も多いかもしれません。

ただ、弊社では数字ベースで動くことはないようにしています。現状キャリアアドバイザーは私だけなのですが、私自身がノルマに追われて動くことに違和感を感じているので、そんなことはないようにしたくて。1人ひとりしっかり向き合って、納得のいく道が見つかるまで何ヶ月でも寄り添う姿勢を目指しています。キャリアアドバイザーというより“友達”だと思ってもらって、話を聞く時間をかけることにこだわっていきたいなと。

ーーまさに「人にしかできない仕事」ですね。ちなみに、それでもビジネスとしては成り立つのでしょうか……?

もちろん、指標となる数字は必要です。ただ、数字を達成するために無理やり押し付けるのはナンセンスだと思っています。それより、しっかり時間をかけてでも自分に合ってる会社や職種を見つけた上で内定をもらった方が、内定率が高くなったり辞退率も低くなったりする傾向にあるんです。目先の数字だけにとらわれるのではなく、長期的にとことん考える方が最終的には良い結果につながると考えています。

じっくり話すことで、アイデアは形になり、人の可能性も広がる



ーー「コミュニティ文化に再び火を灯す」について、下野さんはどのように考えていますか?

今の時代、本当の意味でのコミュニケーションが減ってきたと感じています。LINEや電話、zoomなどを使って必要なやり取りをコンパクトに行うことが増え、輪が広がりづらくなったと思います。

弊社が運営する大学生コミュニティラウンジTOMOSUBAでは、色んな人が自由に出入りしています。私もたまにTOMOSUBAで仕事をするのですが、「はじめまして」の人同士でざっくばらんに話しています。日常で起きた他愛もないことから、自分の夢まで。話をする学生の頭の中ってすごくカラフルで、そういうなんでもない話からアイデアを拾っているのだと思うんですよね。何気ない話を気にせずできる場所を作ることが、「コミュニティ文化に再び火を灯す」ことにつながっていると感じます。

ーーそんな場があるからこそ、TOMOIKI VENTURESでも新しいアイデアや事業がどんどん生まれているのですね。

そうだと思います。最近では、LAKE GAMINGという滋賀県初のプロeスポーツチームもできたり。eスポーツを通じた地⽅創⽣や地域の⼦供たちへのゲームを通じた教育活動がコンセプトです。新しくて面白いですよね。

ーーこれからが楽しみですね。今後TOMOIKI VENTURESとしてどうなっていきたいかも聞かせてください。

弊社の強みである「コミュニティ」を活用して、アイデアを形作るお手伝いをしていければと思います。グループ会社同士の距離も近いので、これからも助け合ってどんどん大きくなっていけたら。

新しく始まった人材事業の面では、先ほどもお話した通り何よりしっかり向き合うこと。これから入ってくる仲間と一緒に、新しいキャリアアドバイザー像をイチから描いていきたいです。なので、「新しいことにチャレンジしてみたい」「自分のできることって何だろう」と思っている方とぜひお話してみたいです。方向性が固まってないとダメとかはないので。

それこそ、人事やキャリアアドバイザーとしての私自身の経験を踏まえながら、一緒に考えていけたら嬉しいです。弊社であなたにピッタリなポジションが見つかるかもしれませんし、弊社以外でもあなたに近い会社をキャリアアドバイザー目線で一緒に見つけられるかもしれません。ぜひ一緒にお話しながら整理していきましょう。

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