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こんにちは!Yoom(ユーム)の人事担当、宮川です!
今回は、今期から新設された”Bizプロチーム”の記念すべき一人目、大林さんにインタビューしました!PdM(プロダクトマネジメント)という分野でYoomを支える大林さんのモットー、プロダクトにかける想い、とても興味深かったです...!
ーまずはこれまでのキャリアについて教えてください!
新卒で健康食品や化粧品を手がける会社に入社しました。そこでは、主に通販部門で定期購入いただいているお客様に対するLTV(※1)を高める施策の企画や、DM・テレビ通販・新聞広告を通じた新規獲得の企画など新規獲得領域〜CRM (※2)領域までを幅広く担当していました。主にマーケティング領域に従事していました。
5年ほど勤めた後、ビジネスチャットツールを提供するSaaS企業へ転職しました。そこでは無料ユーザーに有料の価値とメリットを伝えてアップセルを促す企画や、LTV (※1)最大化を目的に、ノウハウを伝えてユーザーさんの組織全体のプロダクト活用を促進する業務をしていました。1社目で培ったマーケティング視点を活かして、オンラインキャンペーンやオフラインのユーザー会も企画していましたね。
※1 LTV = Life Time Value:一人の顧客が企業との取引を開始してから終了するまでの期間に、企業にもたらす利益の総額を表す指標
※2 CRM = Customer Relationship Management:顧客情報や行動履歴などを一元的に管理し、顧客一人ひとりに最適なアプローチを行うことで、長期的な関係を構築し、企業の収益向上につなげること
ー最初の転職は異業界でしたよね。働くことにおける軸とかってありますか?
1社目に入った背景もそうなのですが、一貫して「人の健康」という部分に関心を持ってきました。働く中で多くのユーザーの声や体験談に触れるうちに、「心身のバランスを崩していて体調がすぐれなかったけれど、このサプリメントで栄養を摂ることができた」といった声に出会い、体の健康の根底には「心の健康」があるのではないかと考えるようになりました。
体の不調の背景には、心の不調があることも多いです。だからこそ、真に人の健康に向き合うためには、まず「心の健康」を支えることが大切だと実感したんです。
その点、仕事(働く時間)って心の健康に大きく影響するものだと思っています。多くの人が週5日・1日8時間を仕事に費やす中で、働く時間をもっと快適に、より前向きにしていくためには、ITの力が欠かせないと強く感じました。
実際に業務にITを取り入れてみたらみんなが効率的になって、その分、健康のために使える時間が増えて、ITの力が働く人の支えになると確信した瞬間でした。
ー「心の健康」がキーワードだったんですね。転職を考え始めたきっかけはなんだったんですか?
前職ではユーザー会の企画や、キャンペーンの企画など「ユーザーさんと向き合うことができる仕事」にすごくやりがいを感じていました。実際に喜んでもらえたり、ユーザー会の満足度が上がったりとフィードバックをもらいながら改善できて、手応えもありました。
ただ、会社が大きな転換期に突入し自分の担当領域もメールマーケ中心に変わりました。そうした環境で日々仕事をする中で「ユーザーさんと向き合いながらプロダクトの価値を届けていくスタイル」が自分はワクワクするなぁと改めて感じたんです。
そのタイミングで「自分の価値観にフィットする場所を探すいい機会かも」と思ったのが転機でしたね。
ーYoomはどのようなきっかけで知ったんですか?
Wantedlyのスカウトで知りました。「面談しませんか?」というメッセージをいただいて資料を読んでみたら、プロダクトの思想や仕組みがすごく面白そうだなと感じて面談に参加しました。
最初の面談を通じてプロダクトの汎用性と実用性に魅力を感じ、さらに会社の理念にも共感しました。「もっとYoomの便利さや価値を体感したい」と思って、フリープランに登録して実際に自分で使ってみたんです。
使ってみるとやはり「これは本当に便利!汎用性もすごくある!」と思えたし、アイデアを形にする余白も大きいと感じてより入社意欲が高まりました。さらに面接を通して、自分が大切にしている価値観とYoomの考え方が一致していると感じて、改めてここで働きたいという気持ちが強くなりました。
ーそんな「便利だっ!」を作る側になった大林さんの今のお仕事はなんですか?
大きく分けて3つありまして、1つ目は、「APIを使ったアクションの追加」ですね。
CS担当経由でユーザーさんから「こういうアクションを追加してほしい」という要望が届くんです。それを受けて各種アプリのAPI仕様書を読みながら、Yoomに登録する作業を行っています。仕様書の読み解きや設定には少しプログラミングの理解も必要なので、技術的な部分もあります。
2つ目は、「フローボット (※)完了率の改善」です。サービスの登録まではしていても、業務を自動化するためのフローボット (※)を完成する前に離脱してしまう人が多かったので、ここをどう改善するかを考えるためにユーザーさんにインタビューをして「どこでつまずいているのか」を明らかにする施策を進めています。これはどちらかというとこれまでのマーケティング領域の経験が活きています。
※フローボット = 特定の業務プロセスを自動化するために使用されるボット。フローボットを起動することで設定した業務フローを自動で実行することができる。
3つ目は、「新機能に関する登録体制の整備」です。
新しく追加される機能を、恒常的にアップデートできる仕組みづくりを担当しています。ユーザーさんがスムーズに使えるようにUI改善のディレクションを行ったり、裏側で機能をアップデートする際、属人化しないようにマニュアルを作成したり、誰でもできる運用体制を整備しています。現在は新機能リリースに向けた土台づくりをしている段階です。
ー今はチームとしては立ち上げ段階だと思うんですが、実際一人目として入ってきてどうですか?
まだまだ仕組みが整いきっていない分、自分で考えて動ける余白がすごくあるなと感じてます。たとえば連携するアプリごとに仕様が全然違うので、毎回ちゃんと調べて、理解して、自分で設定してみて……っていうプロセスが必要なんですけど、それがおもしろいですね。うまくいかなくて大変だなと感じる部分もありますが、一つずつ整理して形にできるとやっぱり達成感があります。
あとは、今はまだ数値的なデータがそろってるわけではないので、分析というよりはまず「課題を見つけに行く」段階なんです。なのでユーザーさんの意見を通して仮説を立てるところからスタートしています。
0→1に近い環境なので自ら本質的な課題を見つけに行くプロセスが、納得感があって自分に合っているので楽しいです。
ー入社前の不安とかってありましたか?
かなりありましたね!特に前職は数百人規模の企業だったので、マニュアルや仕組み化されていることが多くありました。Yoomは数十人規模ということもあり、ナレッジのキャッチアップについては不安がありました。また、PdMというポジションが初めての挑戦ということもあり、「バリューを発揮できるか」「プロダクトの理解に挫けないか」「周囲との空気感が合うか」など、環境面に対する不安は正直ありましたね。
ーぶっちゃけ、実際入ってみてどうでしたか?
良い意味で驚きました!メンバーの距離感がすごくちょうど良くて、感情的にならず論理的に物事を進める文化があるなと感じています。みなさん優しく人思いなので話しやすいですし、わからないことやちょっとした相談も気軽にできる雰囲気です。Yoomはいい意味で本当にスタートアップ感がなくて、自分には合っていました。
ーいい部分とは裏腹にもっとこうなったらいいな、こうしていきたいなと思うところは?
「平準化」していくのが大事だと思っています。例えばプロダクトの価値やAIの理解って、役員や現場メンバーは根付いていると思うんですけど、新しく入ったメンバーだとまだ浸透しきっていない部分ももちろんあります。これはどこの会社も同じような課題はあるのではないかと思っています。だからこそ社内全体が共通言語で語れるように、価値のマニュアル化が重要だと思っています。ユーザーさんに価値をきちんと届けるためにも、まずは社内で「Yoomって何を叶えるプロダクトでどんなインパクトがあるのか」が共通理解として新しいメンバーにも浸透しやすい仕組みを作っていきたいです。
ーYoomという会社を一言で表すと?
「効率的」だと思います。「We make time」というミッションの言葉どおり、時間を大切にする文化が根づいていて自律的に働ける環境があります。会議も無駄がなく、言いたいことを論理的に、簡潔に伝えるスタイルが個人的に好きですね。
ー今後の目標や、自分が目指している姿ってありますか?
今はまだ「プロダクトをまず理解する、ユーザーさんの要望に基づいて課題解決をする」という立場ですが、いずれは自分発信で「こういうものがあったら世の中がもっと良くなるんじゃないかという提案や企画を形にできる」ようになりたいです。
そのためにも日々の業務を通してユーザーさんの声を聞いて、企画を磨いていく力をつけていきたいと思っています。
ー最後に!どんな人と一緒に働きたいですか?
目線が外に向いている人です!
例えば「もっと偉くなりたい」「年収を上げたい」といった自分軸ももちろん大事ですし、持っておくべき視点だと思いますが、それよりも前に「ユーザーさんの課題をどう解決するか」「誰かの時間をどう良くするか」という視点を持っている人と働きたいです。
自分が良くなることは結果であって目的ではない。そういうスタンスを持った人となら前向きにチャレンジできるし、自然と良いチームになるんじゃないかなと思います。
ーおわりに
「土台がないからこそ、おもしろい」と語る大林さんの言葉がとても印象的でした。「心の健康」を支えるプロダクトを自分で作っていく力、まさにYoomらしさだなと感じます!次の社員インタビューもお楽しみに。
Yoomでは、事業開発を促進するPdM・ディレクターポジションをまだまだ募集しています!Yoomを通じて良い仕組み、良いプロダクトを追求したい方はぜひご応募ください👇️
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